アボカドはアフリカ原産の常緑樹で、その果実には森のバターと形容されるほど豊富なビタミン、ミネラルが含まれているのに加え、独特の風味が人気を呼んでいるようです。
またアポカドの果肉には脂肪分が30%もあり、それを抽出したアボカド油は透明な黄金色で、香り・味とも癖がなく、料理の素材を引き立てるのに適しています。
アボカド油は加熱しても酸化されにくく、コレステロール低下作用をもつ不飽和脂肪酸で占められているため、高脂血症・心臓病・動脈硬化の予防にすぐれた効果を発揮します。
さらには、発ガンに結びつく過酸化脂質をつくりにくいというメリットもあります。
ただし脂肪分が多く高エネルギーのため、摂り過ぎには注意が必要です。
アボカド油はビタミンEや抗酸化作用のある色素「ルテイン」を多く含むため、皮膚に馴染みやすく肌の保湿に優れており、乾燥肌のひとにはクリームや乳液などスキンケアとしても用いられています。