青紫色の色素成分で、ポリフェノールの一種です。
ブルーベリー・ナス・シソ・プルーン・赤ワインや、桑の葉・小豆・さつまいもの皮などに含まれます。
目の網膜にあるロドプシン(光の刺激を脳に伝える)を再合成するため、目の疲れがとれて視力がよくなり、暗闇に目が慣れる機能が向上します。さらに毛細血管を丈夫にして血液が固まるのを予防します。
また抗酸化作用が強いため、動脈硬化を予防し、老化防止、癌の予防に役立つといわれています。
とくにビタミンCと共に摂取すると、抗酸化作用は飛躍的に増加することが分かっています。
しばしば赤ワインを飲むと動脈硬化が予防できるというのは、このアントシアニンの抗酸化作用が根拠となっています。
また、アントシアニンには炎症を抑える働きがあり、その効果はアスピリンの10倍に達するにもかかわらず、胃には傷をつけないという利点があります。
アントシアニンは熱に強く、加熱・冷凍にも成分はほとんど変化しません。
ただし一度の大量摂取では効果が少なく、少量でも毎日摂り続けることが大切です。