COVID 19

新型コロナウイルス

(26)WHO 緊急事態宣言を解除

3月13日からマスク着用が個人の判断にゆだねられるようになりました。連休、公園に行ってみると、マスクをつけている人と外している人は相半ばしているようです。

両者は目が合うと、「人の迷惑も考えず、なんという不見識」、「いい加減ではずしたらどう?」と互いに言いたげです。どちらが正しいとは言えないまま国が方針を決定したため、混乱が生じるのはやむをえません。いずれ、各人がなりゆきを見ながら、このままにするか、再度マスク着用とするかを決めるしかない状況です。

 ワクチン接種については、一度でもワクチンを打った人は、日本やアメリカのように8割を超える国もあれば、マリやセネガルのように1割台という国もあります。人々の往来が自由になった現在、世界中でくまなくワクチンを打たなければ、ウイルスの封じ込めにならないのは自明の理です。

 

ところでこのたび、WHOでも緊急事態宣言を解除しました。その背景には、いつまでも緊急と言い続けるわけにはいかないことと、感染がある程度落ち着き、見通しがつくようになったことがあげられます。

 たしかに、ワクチン普及や感染により、抗体の出来た人が増えたことで、新型コロナに感染しても重症化したり、亡くなる人は明らかに減ってきました重症化したり死亡の危険があるのは、基礎疾患(心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病など)を持つかたやガン治療中のかた、高齢者などに限られてきました。今後は、社会でこの人たちを守ってあげるという意識をもつことが必要でしょう。

 

インフルエンザでは高熱がでて喉が痛くせき込むなど、一見しただけでそれを疑うケースが多いのですが、新型コロナでは感染してもすぐには症状が出ません。厄介なのは、この症状がない時期に他人へウイルスをまき散らすという点です。

このため約半数のかたは、どこでだれから感染させられたか分からないというのです。つまり、どの人が感染しているのかを見分けるのは、きわめて難しいのです。

それだけにマスクをはずした今後は、互いに疑心暗鬼の時期がしばらく続くものとおもわれます。

 

一方、世界の潮流は、もはや新型コロナは脅威ではなく、共存できるものと考えるようになっています。すでに海外から、マスクをはずさない日本人は奇異の目でみられるようになっています。たしかにマスクを外した国でも、今のところあまり感染爆発はおこっていないようです。

しかしなんといっても、新型コロナがなくなったわけではないのです。

たしかに、たび重なるワクチン接種やコロナ感染によって獲得した免疫が時間と共に減っていくことははっきりしていますし(2023年2月、新型コロナへ感染により免疫を獲得した人はある地区の抗体調査で32.1%と意外に低かった)、また再度、免疫を逃れる新たな変異ウイルスが登場してくる可能性は十分あるのです。

 このため、今しばらくは新型コロナから目を背けてはならないでしょう。再度の感染爆発の可能性から目をそらさず、日頃は密閉、密集、密接に気をつけ、少しずつ制限を解除しながら感染状況を見守っていくのが無難ではないでしょうか。