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潰瘍性大腸炎の最新治療

血液成分除去療法 の実際

 

血液成分除去療法は、現在以下の2つの方法が主に行われており、寛解導入率は60~80%と好成績を示しています。

    1. 顆粒球除去療法(GCAP・GMA)

アダカラム(3,500個のセルロースビーズ)を用いて約50%の顆粒球・単球を吸着除去します。

膜の目詰まりがおこらない利点があります。リンパ球や血小板は除去されません。

2.白血球除去療法(LCAP)

セルソーバ(極細繊維不織布のフィルター)を用いてほぼ100%の顆粒球、単球と、約50%のリンパ球を除去します。

吸着量はGCAPの2倍ですが、白血球、血小板が多いと凝固しやすい欠点があります。