胃の病気 脅威の萎縮性胃炎 胃酸や消化酵素を製造していた胃の粘膜が傷んで、だんだん薄くなる(火事の焼け跡のようになる)状態を萎縮性胃炎と呼びます。 胃の粘膜に棲みついたピロリ菌が発生するアンモニアや毒素、あるいはピロリ菌自身の免疫反応により萎縮性胃炎が発生するといわれ... 2006.03.09 胃の病気
健康ミニ知識 活性酸素 活性があるというと良い印象を抱きますが、活性酸素は過激な行動をする酸素という悪い意味で使われます。 自分自身が構造上不安定な状態にあるため、まわりの分子や原子から強引に電子を奪って(酸化という)安定しようとします。 活性酸素は呼吸することに... 2006.02.07 健康ミニ知識
クローン病の最新治療 なぜクローン病になるのか まだはっきりとした原因は分かっていません。 現在予測されている原因は、この病気になりやすい遺伝的体質を持った人が、食事の不摂生や過労などにより、腸の粘膜の免疫力が低下し、潰瘍や炎症を引き起こすのではないかと考えられています。 2005.12.29 クローン病の最新治療
胃潰瘍:ピロリ菌特集 ピロリ菌はいつのまに感染するのか? なんでも口に入れる乳幼児のころ、ピロリ菌に感染するのではないかと予測されています。 乳児の胃は粘膜がみずみずしく柔らかで、胃酸の分泌も弱く、ピロリ菌にとってはこの上ない住みやすい環境なのです。 とくに5歳までの間は免疫能が十分備わっていない... 2005.12.25 胃潰瘍:ピロリ菌特集
長生きのためのヒント 1. ひとには寿命がある・・・ヘイフリックの限界 私達は、60枚綴りで、1枚1~2年有効の“命の回数券”をもって生きていることが、ヘイフリック氏(カリフォルニア大学)によって唱えられました。 すなわち、人間は60回の細胞分裂を終えるとその生涯を終えるように、遺伝子にプログラムされているとい... 2005.12.20 長生きのためのヒント
胃潰瘍:ピロリ菌特集 ピロリ菌は胃のなかでなにをしているのか? ピロリ菌は胃の粘膜に食いついて、自分が発生するアンモニアや細胞毒で胃の壁を傷つけたり、活性酸素と反応してモノクロラミンという毒性のつよい物質をつくります。 またピロリ菌に対する免疫反応により胃の壁を傷つける活性酸素やサイトカインがたくさんつ... 2005.12.20 胃潰瘍:ピロリ菌特集
食養生の心得 なぜミネラルが必要か ミネラルはいくらとってもエネルギー源にはなりません。 しかしカルシウムやマグネシウムは骨や歯の主成分となり、鉄や銅は血を造るのに是非とも必要です。 このようにミネラルは筋肉や神経・血液の成分となり、消化や代謝などからだの健康を保つのに必要な... 2005.12.19 食養生の心得
胃の病気 ピロリ菌はどのようにして胃を傷つけるのか? ピロリ菌のもつ毒素や免疫細胞の増殖・反応に関するサイトカインという蛋白が胃の粘膜下を流れる血液中の好中球を活性化し、活性酸素やフリーラジカルを発生します。 これが胃の粘膜を傷つけて潰瘍を発生させるのです。 2005.12.18 胃の病気
クローン病の最新治療 クローン病の薬物療法 クローン病の原因のひとつとされる自己免疫の暴走を抑え、炎症を抑え込む薬剤が使われます。 (1)ペンタサ・サラゾピリン クローン病の最も基本となるくすりで、炎症をつよく抑えます。 サラゾピリンは小腸でしか働かず、大腸病変には効きませんが、ペン... 2005.12.18 クローン病の最新治療
長生きのためのヒント 3. 長寿は遺伝するか? 明らかに長寿家系が存在し、遺伝することが分かっています。 我が国随一の長寿県である沖縄の 100歳以上の人たちに共通する遺伝子を研究した結果、免疫細胞の働きを強める“ DR1”という長寿遺伝子をもつ人が多いことが分かってきました。 これは6... 2005.12.17 長生きのためのヒント
クローン病の最新治療 クローン病 抗サイトカイン(抗TNF-α抗体)療法とは 私たちの免疫システムは、本来異物が侵入してきたときに防御スイッチが入るようにできています。ところがクローン病では、本来自分の体の一部を異物と誤認して、防御スイッチが入った結果、多量のサイトカイン(TNF-α)を産生して、自分の腸に傷をつけて... 2005.12.17 クローン病の最新治療
長生きのためのヒント 4. 遺伝子が傷つくと老化が進む? 紫外線や放射線などの有害物質、あるいはミトコンドリアで酸素からエネルギーを作る際発生する活性酸素により、細胞の核にある核酸(とくにグアニン)が破壊され、遺伝子に傷がつくことが分かっています。 若いときは免疫力が旺盛で防御機構が働き、活性酸素... 2005.12.16 長生きのためのヒント
大腸ガンにならないために 免疫学的便潜血反応とは? 検便による便潜血検査は以前からあったのですが、感度が低く、微量の出血を捕らえることができなかったこと、魚や肉の血液でも反応してしまう、胃からの出血と区別できなかったなどの理由で、診断的な価値が低かったのです。 ところが、現在おこなわれている... 2005.12.16 大腸ガンにならないために
胃潰瘍:ピロリ菌特集 ピロリ菌が死んだかどうかを見分ける方法 除菌の判定には、尿素呼気テスト(絶食で来院し、吐き出した息に含まれる尿素の量でピロリ菌が生きているか否かをみる方法)が最もすぐれた検査法といわれています。 これと並んで、便中抗原測定法も尿素呼気テストと同等の正確さがあり、除菌判定に適してい... 2005.12.11 胃潰瘍:ピロリ菌特集
長生きのためのヒント 23. 長寿のためのキーワード(7)生活習慣 年をとっても毎日よく働き、十分な睡眠をとるタイプのひとは、長生きをすることが多いようです。 また、頻繁に山歩きなどをして自然に触れることも大切です。 緑に囲まれた山林を歩くだけでストレスホルモンが減少し、免疫力が増強します。 また、若い人と... 2005.12.06 長生きのためのヒント
胃潰瘍:ピロリ菌特集 今後ピロリ菌に対するワクチンはできるのか? 現在、開発中とのことです。 ピロリ菌を弱毒化したり、ピロリ菌のなかから免疫に携わる部分だけをとりだす方法が検討されています。 とりあえず今のところ、ピロリ菌感染者にはできるかぎり除菌療法をうけていただくのが、ベストと考えられます。 2005.12.01 胃潰瘍:ピロリ菌特集