CHOU

腸の病気

ガン

腸の病気

腸閉塞(イレウス)はなぜおこるか

約90%はガンなどの腫瘍や潰瘍による狭窄、術後の癒着などで腸が詰るためにおこります。 この詰まりかたがひどくなると、腸の血液循環が悪くなり、腸管の壊死を来たす危険な状態(絞扼性イレウス)になります。 症状は腹部膨満感と嘔吐で、ひどくなると吐...
腸の病気

大腸の病気とは

大腸の病気は大きくふたつに分けられます。 ひとつは潰瘍やガンなど腸のなかに病変がある場合と、もうひとつは腸の機能に異常がみられるものの病変はないという場合(過敏性腸症候群)です。 腸の病変は腫瘍と炎症に大別されます。 腫瘍は通常ポリープとい...
腸の病気

大腸の検査とは

便潜血検査 現在おこなわれている便潜血検査は、免疫学的便潜血反応といい、ヒトの血液なら微量でも反応し、しかも大腸からの出血のみを拾い上げるという検査法です。 大腸ガンは大量出血するということはなく、ガンと食物の摩擦によりガン表面から僅かに出...
腸の病気

感染性腸炎 :特殊な腸炎

腸アメーバ症 海外渡航者や男性同性愛者にみられることが多く、性感染症(STD)の1つとも考えられています。 成熟嚢子の経口摂取により感染し、主に直腸・S状結腸と盲腸などの深部大腸が冒されます。 下痢、粘血便、しぶり腹、排便時の下腹部痛があり...
腸の病気

薬剤性大腸炎とは

薬剤を多量に使用したために、腸内に普段棲んでいる細菌が死滅し、この薬剤に抵抗性を示す別の細菌が増殖して大腸粘膜に炎症を起こし、下痢や血便をおこす病気です。 抗生物質、抗がん剤、経口避妊薬、非ステロイド性抗炎症剤などが原因となりますが、とくに...
腸の病気

粘液の多い便がでたとき

粘液とは排便時にみられる寒天を溶かしたような、ねばねばした透明の液をいいます。 粘液は腸のケイレンやただれにより、腸の粘膜が刺激されて出る場合と、ポリープやガンから直接出る場合があります。 粘液に血が混じるとか、痛みや熱があるかどうかが診断...
下痢対策

下痢が止まらない原因

下痢が止まらない原因は、ほとんどが胃腸にあり、つぎの4つに大別できます。 1)細菌やウィルスがくっついた食物(魚の刺身、貝、肉類、野菜サラダなど)を摂ると、菌が腸のなかで繁殖します。 するとこれを追い出そうとして大腸の粘膜から腸の中へ多量の...
腸の病気

過敏性腸症候群とは

腸の運動を調節しているのは自律神経です。 したがって手や足は自分の意志で動かせますが、腸を動かすことはできません。 過敏性腸症候群とは、自律神経による腸の運動の調節が狂ったため、便秘や下痢などの便通異常がおこるものをいいます。 原因は精神的...
腸の病気

下痢と便秘を繰り返すとき

大腸の検査をしても異常がないのに下痢と便秘を繰り返したり、腹痛が治らないという訴えをよく聞きます。 これは腸が痙攣をおこしたり、逆に弛緩して動きが悪くなってしまうのが原因です。 腸に傷はなくても蠕動運動が円滑におこなわれなくなると、このよう...
腸の病気

便が細くなったとき

日によって便が太くなったり、細くなったりする場合はあまり心配することはありません。 腸の緊張が強く痙攣様になると便は細くなりますが、緊張が解けると太くなるからです。 しかし、いつも便が細いとか、急に細くなってきたなどという場合には、大腸の炎...
食道の病気

たべものが胸につかえるとき

食べ物が胸につかえて改善しない場合、早めに医療機関を受診し、食道を中心に内視鏡検査やCT検査などをうけたほうがいいでしょう。 女性ホルモンのアンバランスや自律神経の失調などによることもありますが、食道下部の神経の異常(アカラジア)や食道ガン...
肝臓ガンにならないために

肝臓ガンは増えているか

肝臓ガンの罹患数は、年間41,000人で、大腸ガン(158,500人)、胃ガン(135,100人)、肺ガン(130,000人)、前立腺ガン(95,600人)、乳ガン(92,900人)、膵臓ガン(42,700人)についで7番目となります。 ま...
肝臓ガンにならないために

どのようにして肝臓ガンが発生するか

肝臓ガンの発生はほとんど肝炎ウイルスによるといっても過言ではありません。 肝臓ガンの実に80%がC型肝炎、10%がB型肝炎から発生しており、アルコールが原因とみられる者は3%程度と言われています。 つまりC型肝炎ウイルスに感染している人は、...
肝臓ガンにならないために

肝臓ガンの症状とは

肝臓ガンはガンとしての症状が出にくいため、肝炎や肝硬変の症状とほとんど変わりありません。 すなわち、全身倦怠感、食欲不振、 微熱、体重減少、貧血、手の平の紅班、下痢、腹部膨満感、前胸部のクモ状血管腫などがあげられます。
肝臓ガンにならないために

肝臓ガンはどのようにして診断するか

C型慢性肝炎とB型慢性肝炎のかたを対象に、1年に数回(病状によって変わる)、腫瘍マーカー(血液検査)と腹部超音波検査あるいはCT検査を定期的におこなっていきます。 腫瘍マーカー AFP(αフェトプロテイン) 胎生期にできるタンパクで、肝臓ガ...
肝臓ガンにならないために

肝臓ガン治療の考え方

肝臓ガンの治療は手術による切除が基本となっています。 予備能力が十分ある場合には、肝臓全体の80%まで切除することができます。 しかし、実際には、肝細胞ガンでは肝硬変や慢性肝炎をもっている患者が大多数を占めているので、現実に手術治療可能なケ...
肝臓ガンにならないために

肝臓ガンの治療はどうするか

外科的切除術がもっとも望ましいのですが、肝硬変などで手術できない場合が少なくありません。 この場合、次のような治療法が有効となります。 1.肝動脈塞栓術 肝臓に栄養を送っている肝動脈を金属コイルやゼラチンで栓をして、ガンへの栄養補給を遮断す...
肝臓ガンにならないために

肝臓ガンを早期発見するには

定期健診を欠かさず、肝炎ウイルスのチェックをうけるようにしましょう。 もし、肝炎ウイルスのキャリアーであると判明した場合は、年1~2回の肝機能検査ならびに腹部超音波検査を受けてください。 C型慢性肝炎とB型慢性肝炎に罹った場合には、病状によ...
肝臓ガンにならないために

肝臓ガンにならないために

まずはC型肝炎やB型肝炎に感染しないことです。 そのため、歯ブラシ、髭剃り、ピアスなど他人の血液がからだに入らないように注意してください。 また、脂肪肝の予防のため、アルコールや甘いものの取り過ぎに注意し、運動不足にならないように気をつけて...
肺ガンにならないために

肺ガン どのくらい患者さんがいるか?

いま我が国でガンによる死者は年間380,000人といわれ、そのうち最も多いガンは肺ガンです。 現在、ガンによる死者は年間肺ガン75,000人、大腸ガン54,000人、胃ガン43,500人、膵臓ガン36,700人となっており、肺ガンは全ガン死...
肺ガンにならないために

肺がんの原因

肺がんの原因で最も重要なのはタバコです。 肺ガンの80%が喫煙によるものといわれており、紙巻タバコの煙には、ベンゼンなど百以上もの発癌性物質が含まれています。 喫煙の本数が多いほど、また喫煙期間が長いほど肺癌に罹患する可能性は増大します。 ...
肺ガンにならないために

肺ガンの分類

ガン細胞の形によって小細胞ガンと非小細胞ガン(扁平上皮ガン・腺ガン・大細胞ガン)に分けられます。 このうち多いのは、扁平上皮ガン、腺ガン、小細胞ガンです。 最近では腺ガンが増えてきており、女性の肺ガンの3/4は腺ガンが占めています。 扁平上...
肺ガンにならないために

肺ガンの症状

肺ガンは症状が出にくいのが特徴です。 最も多い症状としては、執拗につづく咳があります。 ガンが気管支や肺を刺激するのが原因です。 ガンが気管支を傷つければ血痰が出るようになります。 またガンが大きくなり気管支を閉塞するようになると、息切れや...
肺ガンにならないために

肺ガンはどのようにして診断するか?

単純X線検査、CT検査、気管支鏡検査 、喀痰検査を主とします。 最近は、これらに加えて、転移の検査のために、シンチグラフィーやPETが行われようになってきています。 しかし、大事なのは、X線、CT検査と内視鏡検査です。 胸部X線写真 長年、...
肺ガンにならないために

転移性肺がんとは

肺は血管が非常に豊富で、酸素を交換するため全身の血液が通過する臓器です。 このため、ガンが発生するとガン細胞は肺にもっとも運ばれやすいのです。 肺に転移しやすいガンとしては、大腸ガン、胃ガン、膵臓ガン、甲状腺ガン、子宮ガンなどがあります。 ...