KANZOUGAN

肝臓ガンにならないために

浦岡 正義

肝臓ガンにならないために

肝臓ガンを早期発見するには

定期健診を欠かさず、肝炎ウイルスのチェックをうけるようにしましょう。 もし、肝炎ウイルスのキャリアーであると判明した場合は、年1~2回の肝機能検査ならびに腹部超音波検査を受けてください。 C型慢性肝炎とB型慢性肝炎に罹った場合には、病状によ...
肝臓ガンにならないために

肝臓ガンにならないために

まずはC型肝炎やB型肝炎に感染しないことです。 そのため、歯ブラシ、髭剃り、ピアスなど他人の血液がからだに入らないように注意してください。 また、脂肪肝の予防のため、アルコールや甘いものの取り過ぎに注意し、運動不足にならないように気をつけて...
胆嚢の病気

胆嚢炎とはどのような病気か

胆嚢炎は胆石が胆嚢の出口をふさぐために発生することがほとんど(95%)です。 したがって胆石発作とほぼ同じ病気と考えてよいでしょう。 胆嚢が収縮し胆汁を排泄しようとしても胆石が出口をふさいでいるため、痛痛発作がおこります。 この状況がつづく...
胆嚢の病気

胆嚢炎の診断はどうするか?

右季肋部の痛みが強くなったり、弱くなったりを繰り返し、発熱がみられる場合、急性胆嚢炎を疑い、超音波検査やCT検査をおこないます。 そしてカントンした胆石の状態や腫れた胆嚢を確認して診断します。 またしばしば胆管にも石があるため総胆管の拡張が...
胆嚢の病気

急性胆嚢炎の治療 

急性胆嚢炎の大半は胆石発作によるため、両者の治療はほぼ同一と考えていいでしょう。 まずは炎症が胆嚢だけの軽症なのか、胆嚢周囲にまで広がった中等症か、ショックなど全身症状を伴う重症なのかを判定します。 腹痛発作時には入院して絶食とし、水分と電...
肺ガンにならないために

肺ガン どのくらい患者さんがいるか?

いま我が国でガンによる死者は年間380,000人といわれ、そのうち最も多いガンは肺ガンです。 現在、ガンによる死者は年間肺ガン75,000人、大腸ガン54,000人、胃ガン43,500人、膵臓ガン36,700人となっており、肺ガンは全ガン死...
肺ガンにならないために

肺がんの原因

肺がんの原因で最も重要なのはタバコです。 肺ガンの80%が喫煙によるものといわれており、紙巻タバコの煙には、ベンゼンなど百以上もの発癌性物質が含まれています。 喫煙の本数が多いほど、また喫煙期間が長いほど肺癌に罹患する可能性は増大します。 ...
肺ガンにならないために

肺ガンの分類

ガン細胞の形によって小細胞ガンと非小細胞ガン(扁平上皮ガン・腺ガン・大細胞ガン)に分けられます。 このうち多いのは、扁平上皮ガン、腺ガン、小細胞ガンです。 最近では腺ガンが増えてきており、女性の肺ガンの3/4は腺ガンが占めています。 扁平上...
肺ガンにならないために

肺ガンの症状

肺ガンは症状が出にくいのが特徴です。 最も多い症状としては、執拗につづく咳があります。 ガンが気管支や肺を刺激するのが原因です。 ガンが気管支を傷つければ血痰が出るようになります。 またガンが大きくなり気管支を閉塞するようになると、息切れや...
肺ガンにならないために

肺ガンはどのようにして診断するか?

単純X線検査、CT検査、気管支鏡検査 、喀痰検査を主とします。 最近は、これらに加えて、転移の検査のために、シンチグラフィーやPETが行われようになってきています。 しかし、大事なのは、X線、CT検査と内視鏡検査です。 胸部X線写真 長年、...
肺ガンにならないために

転移性肺がんとは

肺は血管が非常に豊富で、酸素を交換するため全身の血液が通過する臓器です。 このため、ガンが発生するとガン細胞は肺にもっとも運ばれやすいのです。 肺に転移しやすいガンとしては、大腸ガン、胃ガン、膵臓ガン、甲状腺ガン、子宮ガンなどがあります。 ...
肺ガンにならないために

肺ガンの治療の選択

肺ガンの治療の原則は、ガンの小さい場合は手術か放射線、広がっている場合は化学療法です。 手術 手術ができるのは小細胞ガン以外のガンで、ガンがまわりの臓器に広がっていないもの、気管分岐部にガンが及んでないもの、反対側の肺が健康で転移していない...
肺ガンにならないために

肺ガンを早期発見するためには

40歳になったら、年1回の定期健診をうけ、喀痰検査で痰のなかにガン細胞がないかどうか、また胸のX線検査をうけて肺ガンの有無をチェックしてもらいましょう。 肺の入り口(肺門部という)に発生したガンは胸部単純X線検査では写らないことがありますが...
肺ガンにならないために

肺ガンにならないためにはどうすればよいか

禁煙が第1であることはいうまでもありません。 近くで喫煙されている場合は、その場を離れるか、換気を十分にして煙を外へ逃がしてください。 排気ガスの籠ったところや大気の汚れているようなところには近寄らないで下さい。 野菜や果物が肺ガンの発生を...
肺ガンにならないために

喫煙がからだに及ぼす影響とは

わが国における男性の喫煙率は約55%と先進国ではトップですし、女性の喫煙者も年々増加しています。 喫煙の健康被害の第1は、発ガンの危険にほかなりません。 肺ガンや咽頭ガンが多いのはいうまでもありませんが、食道ガン、胃ガン、膀胱ガンなど多くの...
すい臓の病気

膵臓はどのような働きをしているか?

膵臓は消化酵素と内分泌ホルモンの分泌という、2つの大きな仕事をしています。 消化酵素を分泌する ひとつは、膵臓の外(十二指腸側)に向かって1日2リットルもの膵液(トリプシン、アミラーゼ、リパーゼなど)を分泌しています。 膵液のなかのトリプシ...
すい臓の病気

急性膵炎とは?

急性膵炎は、60歳代の男性、70歳代の女性に多くみられ、男性は女性の約2倍、年間約7万人の受診者がいるといわれます。 症状の特徴は、突然、みぞおちに激痛が発生し数日間持続します。吐き気や嘔吐をともなうことが多いようです。 絶食でいるとすぐに...
すい臓の病気

急性膵炎の診断

飲酒後などに急激な上腹部の腹痛発作があり、血液や尿中にリパーゼやアミラーゼなど膵酵素の上昇があると、急性膵炎が疑われます(ただし、腹痛のない急性膵炎が約10%あります)。 また、超音波検査を直ちに行い、膵臓の腫大や膵臓周囲の炎症性変化を確認...
すい臓の病気

急性膵炎の治療

しばらくは絶食 急性膵炎で膵臓が腫れ、膵臓周囲に炎症が及んでいる場合には、絶食で点滴による水分補給を行います。とくに急性膵炎ではしばしば脱水をおこすため、大量の輸液が必要になることが少なくありません。 また腹部の激痛を取り除くために、非ステ...
すい臓の病気

なぜ慢性膵炎になるか?

なぜ慢性膵炎になるか? 慢性膵炎で病院を受診する患者さんは年間7万人と、急増している状況にあります。性別では男性が女性の5倍近くを占めています。 原因としては、アルコールが男性の8割、女性の3割を占めています。アルコールに加え喫煙すると、さ...
すい臓の病気

慢性膵炎の診断

慢性膵炎を疑う症状 アルコールを多飲する男性でみぞおちの痛みを繰り返す場合、また脂っこい食事やアルコールを飲んだ後、左の上腹部痛や背中の痛みを来たす場合、慢性膵炎の可能性が考えられます。 女性では飲酒歴のない場合が多いことに注意が必要です。...
すい臓の病気

慢性膵炎の治療

慢性膵炎では膵臓の働きが比較的保たれている時期と、ほとんど働かなくなった時期にわけて考える必要があります。 1.膵臓の働きが保たれている時期 この時期には腹痛を繰り返すのが常ですが、消化吸収はなんとか保たれています。 痛みの強い時期には鎮痙...
肝臓の病気

肝臓はどんな働きをしているのか

肝臓は「沈黙の臓器」とよくいわれるように、とても我慢強い臓器です。 多少無理をしても文句ひとついわずに黙々とその仕事をこなします。 このため、肝臓が悲鳴を上げたときには、すでに手遅れになっているという危険があります。 肝臓は、栄養分(たんぱ...
肝臓の病気

なぜ肝臓がわるくなるか?

以前は肝臓が悪くなるのは過労やアルコールが原因と考えられていましたが、研究が進むにつれ、肝臓病の80%は肝炎ウイルスが原因であり、残りがアルコールや薬物などによる肝障害であることが明らかになりました。 アルコールや薬物で肝臓を悪くする人は意...
肝臓の病気

日本のウィルス性肝炎

我が国のウィルス性肝炎はほとんど次の3種類に限定されます。 A型肝炎ウィルスは口から感染します。 井戸水や牡蠣(カキ)などが感染源になりやすく、集団発生する傾向があります。 しかし1度かかると2度と発病せず、慢性化することもなく完治します。...