COLON

腸のはなし

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なぜ、おならが出るのか?

私たちの腸のなかでは1日に1~2リットルのガスが発生し、その70%は口から飲み込んだ空気で、窒素・二酸化炭素・酸素・水素等400種類以上が含まれます。 残り30%は大腸内で細菌により食物が発酵あるいは腐敗したもので、発酵型ガスと腐敗型ガスに...
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発酵食品の魅力

旨味 発酵食品の魅力の第一は、乳酸菌などの微生物によってつくられる独特の旨味にあります。 とくに微生物を組み合わせることにより、デンプンがブドウ糖に、タンパク質がアミノ酸に分解されることでアルコール・有機酸・二酸化炭素を生じ、独特の旨味や甘...
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発酵食品

無形文化遺産、和食 わが国の和食が無形文化遺産に認定されたのは、高温多湿な風土に根付く発酵食品文化が高く評価されたことにあるといえましょう。 発酵とは微生物(酵母、酵素、細菌)によって食物中のデンプンや蛋白質が分解され、健康によい成分が作り...
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死んだ善玉菌を摂っても効果はあるか?

加熱殺菌した乳酸菌が寿命を延ばす? ロシアのノーベル賞受賞者メチニコフは、マウスに生きた乳酸菌を加えた餌と過熱殺菌した乳酸菌を加えた餌を別々に与えた結果、過熱殺菌したほうが、寿命を延ばすことに気付きました。 すなわち、生きた乳酸菌そのもので...
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餌を与えて善玉菌を増やそう

プレバイオティクスとは 善玉菌である乳酸菌を直接とりいれるのではなく、餌であるオリゴ糖や糖アルコールを摂って善玉菌を増やそうとする方法で、プレバイオティクスと呼びます。 オリゴ糖は3種類以上10種類までの比較的少ない糖類が結合した化合物で、...
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乳酸菌を摂って善玉菌を増やそう

善玉菌の代表、ビフィズス菌 善玉菌はおよそ500種類もあるといわれていますが、もっとも代表的な善玉菌といえばビフィズス菌ということになります。 ビフィズス菌は糖を分解して乳酸以外に酢酸を産生することから、乳酸だけを産生する乳酸菌とは区別され...
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腸内フローラとは?

栄養豊富な安住の世界、腸 腸のなかには1,000種類、合計1,000兆個もの細菌が棲んでいます。つまりそれだけの菌が安住できる栄養豊富な世界だともいえます。 彼らは腸のなかで雑然と居住しているのではなく、我々が仲のよいグループで集まるように...
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悪玉菌はなくせばよいか?

腸の中の様々な細菌 腸のなかには1,000種を超える細菌が棲みついています。当然、様々なキャラクターの細菌がいるわけで、必ずしも人間にとって都合のいい細菌ばかりとはいえません。 また善玉・悪玉というのは、人間にとって都合がいいか悪いかで分類...
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腸内細菌は敵か?味方か?

3種類の腸内細菌 ひとの腸のなかで“共生”している腸内細菌は、健康維持や生命活動に必要な物質を産生する善玉菌と、からだに害を及ぼす悪玉菌、そのどちらにも属さない日和見菌に分類されます。 日和見菌とは、腸内環境が善玉菌優位になると善玉菌として...
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驚くべき腸内細菌たち

仲の良い同居人、腸内細菌 私たちの腸のなかには1,000種類、1,000兆個もの細菌が棲息しており、細菌の重量は約1.5 ~2kgにのぼるといいます。 そして糞便の約半分は腸内細菌あるいはその死骸といわれています。驚くべき菌の数ですが、腸内...
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驚異的な腸の選別能力“腸管免疫”

免疫システムの2重構造 私たちのからだには侵入するものに対し、これを厳しく拒絶する仕組みがあります。しかし、エネルギーを得るためには、食物という形でそとから栄養を摂る必要があります。 そこで私たちの腸にはからだの70%を占めるリンパ組織がび...
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小腸は免疫の司令塔

小腸にある特殊な機能 私たちは生きていくために食物を摂りますが、胃では塩酸による殺菌で食物の腐敗、発酵を防ぎ、小腸では大量の消化液で食物を分解し栄養分を吸収します。ついで大腸では、この残りかすに含まれる水分を吸い上げながら、固形の便をつくり...