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肥満

肥満の食事療法

食事療法だけで減量しようとすると、体脂肪はあまり減らず、筋肉や骨の方が減ってしまいますから痩せより、やつれが目立ってしまいます。

運動療法を同時におこなうことを必須条件にしてください。

まず摂取エネルギーをどれくらいにするのか決めるために、まず標準体重を算出しなければなりません。

標準体重

身長(m)×身長(m)×22

の式で求めることができます。

そのうえで、軽作業のかたは標準体重に25キロカロリーをかけて摂取エネルギーを求めます。

また、中・重労働のかたは標準体重に30~35キロカロリーをかけて摂取エネルギーを求めます。

食品の選択は糖尿病の食品交換表などを参考に決めていきます。

食事療法の基本はこうして決められた摂取エネルギーを守ることが第一です。

まずは空腹を満たしビタミン、ミネラルが不足しないため、食事の最初に山盛りの野菜やきのこを摂ってください。

そしてエネルギーの60%は炭水化物で摂るようにし、魚・肉など蛋白質は多めに、脂ものはできるだけ減らすようにします。

同時に甘いもの、アルコールも可及的に控えてください。

さらに1日3食とし、よく噛んでゆっくり食べること、夕食を抑え気味にし、寝る3時間前には食べ終えるようにしてください。