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糖尿病

ホルモン

糖尿病

新しい糖尿病治療薬”インクレチン”

インクレチンとはインスリンを分泌(secretion)させるという意からこの名がつけられました。食事を摂って食物が小腸にたどり着くと、小腸の壁から分泌される消化管ホルモンで、血糖値が高くなると膵臓を刺激してインスリン分泌を促し、グルカゴンを...
健康ミニ知識

アミロイド

アミロイドは骨髄の細胞でつくられる異常な蛋白質で、ヨードデンプン反応が陽性になるため、デンプン質に類似した物質という意味からアミロイド(類デンプン質)と呼ばれるようになりました。この繊維のような物質がからだの臓器の細胞外に沈着して、様々な症...
栄養ミニ知識

ビタミン

ビタミンは糖・タンパク・脂質のように身体の材料やエネルギー源にはなりませんが、健康な身体を維持する上で不可欠な栄養素です。つまり、自動車でいえばオイル(潤滑油)に相当します。いくらガソリンを満タンにしても、オイルをさしておかないと車が動かな...
栄養ミニ知識

活性酸素の掃除屋 ”ポリフェノール”

ポリフェノールとは、植物に含まれる色素や苦味や渋みの成分となる化合物で、色が濃く渋味が強い植物に多く、自然界には5000種類を超えるといわれています。複数の水酸基をもっているのが特徴で、この水酸基こそ、あの忌み嫌われている活性酸素を捕えて、...
結核のはなし

結核に感染しても発病する人としない人がいるわけ

結核に感染しても必ず発病するわけではありません。結核菌が体内に入ると通常は免疫機能が活発化して菌の増殖を抑えます。つまり結核菌に対する抵抗力(免疫)が作られ、菌を封じ込んでしまうのです。こうして結核菌は完全に死滅しないまま、肺の中で冬眠状態...
健康ミニ知識

植物性女性ホルモン“大豆イソフラボン ”

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする奇妙なポリフェノールです。ポリフェノールとは植物が光合成をしてできる糖分の変化した物質で、植物の花や葉・樹の皮などに含まれています。このため植物エストロゲンとも呼ばれています。植物自身...
すい臓の病気

膵臓の病気とは?

正常膵臓膵臓の中には膵管が木の枝のようにはりめぐらされており、消化酵素を含む膵液は、ここを通って十二指腸へ運ばれます。また一方で、膵臓内ではインスリン、グルカゴンなどのホルモンがつくられています。急性膵炎アルコールの多飲や胆石などにより膵臓...
高血圧

高血圧の分類

本態性高血圧高血圧は原因が明らかでない本態性高血圧症(高血圧のほとんどを占める)とホルモン異常などによって生じる二次性高血圧に分類されます。本態性高血圧の原因は単一ではなく、両親からうけついだ遺伝的素因、長い年月にわたる食習慣、長期にわたる...
肥満

なぜ肥満になるか

肥満の原因は、使うエネルギーよりも入るエネルギーのほうが多いため、残った分が体脂肪になって溜まることにつきます。肥満遺伝子の影響もありますが、多くは過食と運動不足が肥満の原因であることは明白です。つまり、車社会になって歩かなくなったこと、生...
肥満

肥満体質は遺伝するか

両親が太っている場合、その子供の約80%が太るとされています。また、母親だけが肥満の場合、子供の太る確率は60%、逆に父親だけが肥満の場合は40%と言われています。また、一卵双生児と二卵双生児、各々2000組の調査したところ、肥満の一致率は...
肥満

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

からだに溜まる脂肪のうち、腸間膜に脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満は糖尿病、高脂血症、高血圧を合併しやすく、高率に脳卒中(脳梗塞など)や虚血性心臓病(心筋梗塞など)を起こすため、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と呼んで注意を喚起してい...
高脂血症

コレステロールとは

コレステロールは大小4種類のリポ蛋白という名の容器に様々な割合で梱包されています。したがって採血して調べる総コレステロールや中性脂肪とは、これら各種のリポ蛋白に含まれるそれぞれのコレステロールや中性脂肪の合計を表しているのです。コレステロー...
高脂血症

高脂血症の種類

高脂血症は原因別に大きく二つに分類することができます。一つは原発性高脂血症と呼ばれる家族性、遺伝性の高脂血症です。食習慣が病状に大きく関与するので、ライフスタイルの改善が必要です。なかなか改善しない場合は薬物療法が必要となります。もう一つは...
糖尿病

妊娠糖尿病とは

妊娠するとインスリンの働きを抑えるホルモンが分泌されたり、膵臓に負担がかかるため、糖尿病にかかる場合があります。家族や親戚に糖尿病患者がいれば特に注意したほうがいいでしょう。妊娠糖尿病は出産後には治ることが多いようです。妊娠中の糖尿病の治療...
下痢対策

下痢が止まらない原因

下痢が止まらない原因は、ほとんどが胃腸にあり、つぎの4つに大別できます。1)細菌やウィルスがくっついた食物(魚の刺身、貝、肉類、野菜サラダなど)を摂ると、菌が腸のなかで繁殖します。するとこれを追い出そうとして大腸の粘膜から腸の中へ多量の水が...
食道の病気

たべものが胸につかえるとき

食べ物が胸につかえて改善しない場合、早めに医療機関を受診し、食道を中心に内視鏡検査やCT検査などをうけたほうがいいでしょう。女性ホルモンのアンバランスや自律神経の失調などによることもありますが、食道下部の神経の異常(アカラジア)や食道ガン、...
すい臓の病気

膵臓はどのような働きをしているか?

膵臓は消化酵素と内分泌ホルモンの分泌という、2つの大きな仕事をしています。消化酵素を分泌するひとつは、膵臓の外(十二指腸側)に向かって1日2リットルもの膵液(トリプシン、アミラーゼ、リパーゼなど)を分泌しています。膵液のなかのトリプシンは蛋...
すい臓の病気

なぜ慢性膵炎になるか?

なぜ慢性膵炎になるか?慢性膵炎で病院を受診する患者さんは年間7万人と、急増している状況にあります。性別では男性が女性の5倍近くを占めています。原因としては、アルコールが男性の8割、女性の3割を占めています。アルコールに加え喫煙すると、さらに...
肝臓の病気

B型慢性肝炎の治療

B型慢性肝炎の治療法は、抗ウイルス療法(インターフェロン、核酸アナログ)が中心です。インターフェロン療法はHBe 抗原陽性で、GPT 値が上昇(100以上)した活動性慢性肝炎が適応になりますが、ウイルスの増殖を抑える力はさほど強くありません...
肝臓の病気

肝硬変の症状

肝臓は有り余るほどの予備能力をもっているため、相当のダメージをうけても、残りの部分がカバーして症状は出てきません。この症状のない時期を代償性肝硬変と呼び、倦怠感、食思不振以外には特に目立った症状はありません。ところが、肝臓の予備力がなくなり...
乳ガンにならないために

なぜ乳ガンが増えているか?

乳ガンが増加している原因は、日本女性のライフスタイルが欧米化してきたことにあるといわれています。すなわち、仕事に情熱を燃やす結果、結婚しない女性や若いうちは結婚しないという女性が増え、たとえ結婚してもすぐには出産しない女性、出産しても授乳し...
乳ガンにならないために

どんな人が乳ガンにかかりやすいか

乳がんの危険因子を列挙してみます。1.初潮が早い2.月経周期が規則正しい3.月経周期が短い4.閉経が遅い5.出産未経験や高齢出産6.授乳しない以上は乳腺がエストロゲンに晒される機会が多く、乳ガンを発生させやすい要因といわれています。その他、...
乳ガンにならないために

乳ガンの薬物療法の考え方

乳ガンの治療で薬物療法が行われるのは次の3つの場合です。1.ガンを縮小させて乳房温存療法に持ち込む目的で、手術前に使用する。2.全身に散らばった可能性のあるガン細胞を死滅させ、手術後の再発を防ぐ目的で使用する。3.進行ガンや転移あるいは再発...
乳ガンにならないために

乳ガンの薬物療法の実際

化学療法ガン細胞の増殖を抑え、死滅させるのを目的とした抗ガン剤です。抗ガン剤は細胞分裂が早い細胞にターゲットをあわせていますので、正常細胞のうち、細胞分裂が早い骨髄や毛髪、胃腸の細胞にも作用を及ぼす結果、貧血、脱毛、吐き気をおこしてきます。...
脳のはなし

感情の芽生え

好きか嫌いかを決めているもの私たちが抱く様々な感情は、煎じ詰めれば、好きか嫌いかが基になって生まれています。大脳の中心部に大脳辺縁系という感情をつかさどる領域があります。そのなかの扁桃体というクルミに似た小さな臓器が、ものの好き嫌いを決めて...