NUTRITION

栄養ミニ知識

大腸

栄養ミニ知識

乳酸菌飲料

今から5千年も昔のこと、砂漠を行き来するアラビア人が何日も経ったミルクを飲もうとしたところ、水筒の中が透明な液と白い固まりになっていました。試しに舐めてみると、酸味のある旨さがありました。乳糖が発酵してできる酸味の強い液で、乳酸と呼ばれるよ...
再生医療

piPS細胞の登場

一年前、再生医療の切り札として山中教授らにより開発されたiPS細胞(人工多能性幹細胞)はその後、60%がガン化することが判明。4個の遺伝子をウイルスにくっつけて細胞内に注入すると、どうしても注入された細胞の遺伝子に傷がつきやすく、発ガンを引...
胃の病気

胃のポリープとは

胃のポリープとは胃のなかにできる良性のイボのことです。そのほとんどは、過形成性ポリープや腺腫、胃底腺ポリープと呼ばれるものです。過形成性ポリープポリープの大多数を占める。大きくなると茎ができたり、房状になったりする。しばしばいちごのように赤...
突然腹痛がおこったとき

突然腹痛がおこったとき

突然腹痛がおこったとき、ただちに病院へ行かなければならないのは次の場合です。激痛が全くひかない。顔色が蒼白になり冷や汗をかく。呼びかけても反応が鈍くなる。これらはいずれも危険信号で、緊急処置が必要だというサインです。おもに次のような病気が考...
突然腹痛がおこったとき

真黒な便がでたとき

コールタールのような便がでたときには、食道や胃・十二指腸潰瘍からの出血が考えられます。また小腸からの出血でも便は黒くなりますが、盲腸付近からでは赤黒く、大腸からの出血では赤くなるのが普通です。
感染症

日和見(ひよりみ)感染

日和見とは、通常まわりの状況に応じて自分の態度を変えるという、あまり好ましくない意味に用いられています。日和見感染とは高齢や病気により免疫力が低下した場合、そのひとのからだに常住している平素は無害な菌が、突然暴れはじめるものをいいます。つま...
腸の病気

小腸の病気とは

小腸は十二指腸、空腸、回腸からなります。十二指腸には数リットルの膵液や胆汁が分泌されており、胃から送られた食物はここで消化されたのち栄養分の大半が吸収され、そのあと大腸へ送られます。急性小腸炎細菌、ウイルス、アレルギーなどによって腸にただれ...
腸の病気

小腸の検査とは

小腸は胃と大腸の間の部分にあたり、長さは6~7メートルに及びます。また、腹膜に固定されていないため内視鏡を小腸に挿入しようとすると、腸管が一緒に伸びて奥まで検査することができませんでした。このため、長年、小腸Ⅹ線検査のみに頼らざるを得なかっ...
腸の病気

大腸の病気とは

大腸の病気は大きくふたつに分けられます。ひとつは潰瘍やガンなど腸のなかに病変がある場合と、もうひとつは腸の機能に異常がみられるものの病変はないという場合(過敏性腸症候群)です。腸の病変は腫瘍と炎症に大別されます。腫瘍は通常ポリープといわれる...
腸の病気

大腸の検査とは

便潜血検査現在おこなわれている便潜血検査は、免疫学的便潜血反応といい、ヒトの血液なら微量でも反応し、しかも大腸からの出血のみを拾い上げるという検査法です。大腸ガンは大量出血するということはなく、ガンと食物の摩擦によりガン表面から僅かに出血す...
腸の病気

感染性腸炎

細菌やウイルス・原虫が口から侵入し、腸内で繁殖するか、毒素を産生して腸炎を引き起こし、腹痛・下痢・血便・発熱を生じるものです。成人では細菌性腸炎が、小児ではウイルス性胃腸炎が多くみられます。細菌ではキャンピロバクター、サルモネラ菌、腸炎ビブ...
腸の病気

感染性腸炎:細菌性胃腸炎

食品に付着し繁殖した原因菌、またはその産生する毒素を食品とともに摂取したために発病します。キャンピロバクター・サルモネラ菌、腸炎ビブリオが全体の60%以上を占めています。その他には病原大腸菌、ブドウ球菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌、セレウス...
腸の病気

感染性腸炎 :特殊な腸炎

腸アメーバ症海外渡航者や男性同性愛者にみられることが多く、性感染症(STD)の1つとも考えられています。成熟嚢子の経口摂取により感染し、主に直腸・S状結腸と盲腸などの深部大腸が冒されます。下痢、粘血便、しぶり腹、排便時の下腹部痛があり、イチ...
腸の病気

虚血性大腸炎とは

虚血性大腸炎は、前触れなく突然下腹部の激痛がおこり、それに続いて鮮紅色の血液が混じった下痢が出現します。しばしば気を失うほどの激痛ですが、通常は数日間で治まってきます。大腸に栄養を送る血管が一時的に詰まることによって、その部位から出血し、び...
腸の病気

薬剤性大腸炎とは

薬剤を多量に使用したために、腸内に普段棲んでいる細菌が死滅し、この薬剤に抵抗性を示す別の細菌が増殖して大腸粘膜に炎症を起こし、下痢や血便をおこす病気です。抗生物質、抗がん剤、経口避妊薬、非ステロイド性抗炎症剤などが原因となりますが、とくに抗...
腸の病気

大腸憩室症とは

加齢により腸の壁がもろくなり、腸の内圧が上がったときにポケット様に外へ飛び出す袋状のものをいいます。食物繊維の多い旧来の日本食では、あまりみられなかったのですが、欧米の低繊維食が主流となったため、出現頻度が高くなりました。すなわち、食生活の...
下痢対策

下痢が止まらない原因

下痢が止まらない原因は、ほとんどが胃腸にあり、つぎの4つに大別できます。1)細菌やウィルスがくっついた食物(魚の刺身、貝、肉類、野菜サラダなど)を摂ると、菌が腸のなかで繁殖します。するとこれを追い出そうとして大腸の粘膜から腸の中へ多量の水が...
下痢対策

慢性下痢の食事療法

原因が過敏性腸症候群によるものか、潰瘍性大腸炎のように炎症によるものかで、治療薬は全く異なりますが、食事に関しては治療方針はほぼ同じと考えてください。基本的には煮たり、蒸した料理がよく、炒め物や揚げ物は避けてください。 主食 : 白米・パン...
腸の病気

過敏性腸症候群とは

腸の運動を調節しているのは自律神経です。したがって手や足は自分の意志で動かせますが、腸を動かすことはできません。過敏性腸症候群とは、自律神経による腸の運動の調節が狂ったため、便秘や下痢などの便通異常がおこるものをいいます。原因は精神的な異常...
腸の病気

下痢と便秘を繰り返すとき

大腸の検査をしても異常がないのに下痢と便秘を繰り返したり、腹痛が治らないという訴えをよく聞きます。これは腸が痙攣をおこしたり、逆に弛緩して動きが悪くなってしまうのが原因です。腸に傷はなくても蠕動運動が円滑におこなわれなくなると、このような事...
腸の病気

便が細くなったとき

日によって便が太くなったり、細くなったりする場合はあまり心配することはありません。腸の緊張が強く痙攣様になると便は細くなりますが、緊張が解けると太くなるからです。しかし、いつも便が細いとか、急に細くなってきたなどという場合には、大腸の炎症・...
肝臓ガンにならないために

肝臓ガンは増えているか

肝臓ガンの罹患数は、年間41,000人で、大腸ガン(158,500人)、胃ガン(135,100人)、肺ガン(130,000人)、前立腺ガン(95,600人)、乳ガン(92,900人)、膵臓ガン(42,700人)についで7番目となります。また...
胆嚢の病気

胆嚢炎とはどのような病気か

胆嚢炎は胆石が胆嚢の出口をふさぐために発生することがほとんど(95%)です。したがって胆石発作とほぼ同じ病気と考えてよいでしょう。胆嚢が収縮し胆汁を排泄しようとしても胆石が出口をふさいでいるため、痛痛発作がおこります。この状況がつづくと、大...
肺ガンにならないために

肺ガン どのくらい患者さんがいるか?

いま我が国でガンによる死者は年間380,000人といわれ、そのうち最も多いガンは肺ガンです。現在、ガンによる死者は年間肺ガン75,000人、大腸ガン54,000人、胃ガン43,500人、膵臓ガン36,700人となっており、肺ガンは全ガン死の...
肺ガンにならないために

転移性肺がんとは

肺は血管が非常に豊富で、酸素を交換するため全身の血液が通過する臓器です。このため、ガンが発生するとガン細胞は肺にもっとも運ばれやすいのです。肺に転移しやすいガンとしては、大腸ガン、胃ガン、膵臓ガン、甲状腺ガン、子宮ガンなどがあります。脳腫瘍...