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再生医療

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脊髄損傷に光明

10万人を超す脊髄損傷患者 昨年(2021年)末に、医学界にきわめて明るいニュースが届きました。 長年、安全性を追求して来たiPS細胞の脊髄移植手術が、ついに慶応大学岡野栄之教授の手によって、現実のものとなったのです。 幸い術後の経過は良好...
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再生医療の現況(2017)

iPS細胞による再生医療の現状 iPS細胞による再生医療の試みは、網膜色素変性(理研)、パーキンソン病(京大)、心不全(大阪大)、脊髄損傷(慶応大)の各分野で、今まさに着手されようとしています。 その先陣をきって、2014年、失明のおそれも...
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脂肪幹細胞移植で乳房をもとに戻せるか?

脂肪幹細胞は皮下脂肪のなかにあって容易に取り出すことができ、傷ついた組織を修復する機能をもつ幹細胞です。内臓脂肪にはありません。 ただ脂肪幹細胞は、幹細胞ではあるものの万能性はなく、脂肪のほかには骨・軟骨・筋肉・肝臓・血管への分化が確認され...
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細胞外マトリックス

たとえば蜂の巣を想像してみてください。その仕切られた多くの小部屋には、それぞれ1個ずつブドウの房のような細胞が入り込んでおり、この仕切った壁の部分は「細胞外マトリックス」と呼ばれます。 つまり、細胞だけではばらばらで形になりませんから、細胞...
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再生医療の現況(2014)

再生医療とは、手足など体の一部が事故などで切断した場合、欠損した組織の回復をめざす医療分野です。 従来の工学技術による人工臓器では限界があり、他人からの臓器移植は移植適合性などの困難を抱えていることから、自分のからだの組織を用いた再生医療に...
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ティッシュ・エンジネアリング(組織工学)

使用不能となったからだの組織や臓器を取り戻す「再生医療」は、iPS細胞やES細胞が脚光を浴びていますが、現在のところまだ実用化にはいたっていません。 また他人より臓器移植の提供をうけるにしても、恩恵に浴することができるひとは僅かですし、拒絶...
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ヒトのクローンES細胞

このたび、クローン技術が大きな進展を成し遂げたというニュースです。 アメリカ、オレゴン健康科学大学の研究チームが、世界で初めてヒトのクローン胚からES細胞を作り出すことに成功したというのです。 今まで動物実験では成功していましたが、ヒトの細...
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mi-ips(ミップス)細胞

私たちのからだは遺伝子という設計図にそって造られています。 まず、遺伝子のDNA情報はいったんmRNAに転写されます。次にmRNAはリボソーム(タンパク質の合成工場)へ向かい、そこでmRNAの情報を見ながらアミノ酸をつないで、タンパク質を合...
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iCM細胞(誘導心筋細胞)

心臓を動かしている心筋細胞は皮膚や肝臓のような再生能力をもっていないため、心筋梗塞などで心筋細胞が損傷されると、もとには戻すことができません。 心臓をつくっている細胞のうち、心臓を直接動かしている心筋細胞は30%ほどで、残りの70%は心臓線...
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皮下脂肪による再生医療

幹細胞 再生医療の切り札ともいうべき幹細胞には2つの特徴があります。 すなわち、発育するにしたがって、肝臓・膵臓・心臓・骨・血管・脂肪などいろいろな細胞に姿を変えられること、さらに、いくらでも自己コピーをとることができるという特質をもってい...
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piPS細胞の登場

一年前、再生医療の切り札として山中教授らにより開発されたiPS細胞(人工多能性幹細胞)はその後、60%がガン化することが判明。 4個の遺伝子をウイルスにくっつけて細胞内に注入すると、どうしても注入された細胞の遺伝子に傷がつきやすく、発ガンを...
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乳歯バンク

このたび、名古屋大学の上田実教授が中心になって、乳歯バンクが設立されました。 いままで学童の乳歯が生えかわる時期には、抜けた歯はそのまま捨てられていましたが、今後はこれを大事に保存しておこうというものです。 じつはこの歯の中心にある歯髄と呼...
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ES細胞からIPS細胞(人工多能性幹細胞)へ

このたび、ヒトの皮膚の細胞から、神経・心筋・軟骨・脂肪細胞など、さまざまな細胞へと分化することができる万能細胞(iPS細胞)を作り出すことに、日米二つの研究チーム(京大の山中教授らのグループと米ウィスコンシン大のグループ)がほぼ同時に成功し...