IMMUNE

免疫のはなし

潰瘍

免疫のはなし

抗TNAα抗体療法

TNFαとは Tumor Necrosis Factor - αの略で、腫瘍壊死因子というサイトカインです。 最初、腫瘍細胞を壊死させる物質として発見されたため、この名がありますが、現在は炎症を起こした細胞の死を誘導し、炎症から身を守るサイ...
健康ミニ知識

ステロイド

腎臓の上部にある副腎という臓器の皮質(外側の部分)で、コレステロールから作られるホルモンを副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と呼びます。 このホルモンには鉱質コルチコイド(アルドステロン)と糖質コルチコイドがありますが、この糖質コルチコ...
感染症

腸内細菌

共生 森には小さな鳥や動物が数多く棲んでいます。彼らにとって森は自分たちの住居であり、木の実や花の蜜は森から与えられた食糧です。 一方森にとっては、動物たちに害虫から身を守ってもらい、花粉を運んでもらいながら、互いに助け合って生きています。...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

胃潰瘍、胃ガンの原因・ピロリ菌

近年、ピロリ菌が注目されるようになってきた理由は、ピロリ菌が胃潰瘍や胃ガンの原因であることがはっきりしてきたからだと思われます。 ピロリ菌がきわめて特異な細菌である理由は、強酸の胃液のなかで生き残った唯一の菌であることと、自然界に40万種類...
胃の病気

胃の粘膜下腫瘍とは 

胃粘膜下腫瘍とは胃の表面(粘膜)よりも下に病変があり、これが粘膜を押し上げるために乳房のような形に盛り上がったものをいいます。 腫瘍そのものは表面に出ていませんから、診断は容易でありません。 しかし小さいものはほとんど良性であるため、経過観...
突然腹痛がおこったとき

突然腹痛がおこったとき

突然腹痛がおこったとき、ただちに病院へ行かなければならないのは次の場合です。 激痛が全くひかない。顔色が蒼白になり冷や汗をかく。呼びかけても反応が鈍くなる。 これらはいずれも危険信号で、緊急処置が必要だというサインです。 おもに次のような病...
突然腹痛がおこったとき

血を吐いたらどうするか

血を吐いたときにはただちに専門の病院に行くべきです。 一昔前までは、おなかを氷で冷やし、胃に管を入れてひたすら安静を保つようにしていましたが、内視鏡技術の発達した現在では、ショックの手当が済み次第、ただちに緊急内視鏡検査をおこない出血部位の...
突然腹痛がおこったとき

真黒な便がでたとき

コールタールのような便がでたときには、食道や胃・十二指腸潰瘍からの出血が考えられます。 また小腸からの出血でも便は黒くなりますが、盲腸付近からでは赤黒く、大腸からの出血では赤くなるのが普通です。
腸の病気

小腸の病気とは

小腸は十二指腸、空腸、回腸からなります。 十二指腸には数リットルの膵液や胆汁が分泌されており、胃から送られた食物はここで消化されたのち栄養分の大半が吸収され、そのあと大腸へ送られます。 急性小腸炎 細菌、ウイルス、アレルギーなどによって腸に...
腸の病気

腸閉塞(イレウス)はなぜおこるか

約90%はガンなどの腫瘍や潰瘍による狭窄、術後の癒着などで腸が詰るためにおこります。 この詰まりかたがひどくなると、腸の血液循環が悪くなり、腸管の壊死を来たす危険な状態(絞扼性イレウス)になります。 症状は腹部膨満感と嘔吐で、ひどくなると吐...
腸の病気

大腸の病気とは

大腸の病気は大きくふたつに分けられます。 ひとつは潰瘍やガンなど腸のなかに病変がある場合と、もうひとつは腸の機能に異常がみられるものの病変はないという場合(過敏性腸症候群)です。 腸の病変は腫瘍と炎症に大別されます。 腫瘍は通常ポリープとい...
腸の病気

感染性腸炎 :特殊な腸炎

腸アメーバ症 海外渡航者や男性同性愛者にみられることが多く、性感染症(STD)の1つとも考えられています。 成熟嚢子の経口摂取により感染し、主に直腸・S状結腸と盲腸などの深部大腸が冒されます。 下痢、粘血便、しぶり腹、排便時の下腹部痛があり...
腸の病気

虚血性大腸炎とは

虚血性大腸炎は、前触れなく突然下腹部の激痛がおこり、それに続いて鮮紅色の血液が混じった下痢が出現します。 しばしば気を失うほどの激痛ですが、通常は数日間で治まってきます。 大腸に栄養を送る血管が一時的に詰まることによって、その部位から出血し...
腸の病気

薬剤性大腸炎とは

薬剤を多量に使用したために、腸内に普段棲んでいる細菌が死滅し、この薬剤に抵抗性を示す別の細菌が増殖して大腸粘膜に炎症を起こし、下痢や血便をおこす病気です。 抗生物質、抗がん剤、経口避妊薬、非ステロイド性抗炎症剤などが原因となりますが、とくに...
下痢対策

下痢が止まらない原因

下痢が止まらない原因は、ほとんどが胃腸にあり、つぎの4つに大別できます。 1)細菌やウィルスがくっついた食物(魚の刺身、貝、肉類、野菜サラダなど)を摂ると、菌が腸のなかで繁殖します。 するとこれを追い出そうとして大腸の粘膜から腸の中へ多量の...
下痢対策

慢性下痢の食事療法

原因が過敏性腸症候群によるものか、潰瘍性大腸炎のように炎症によるものかで、治療薬は全く異なりますが、食事に関しては治療方針はほぼ同じと考えてください。基本的には煮たり、蒸した料理がよく、炒め物や揚げ物は避けてください。 主食 : 白米・パン...
腸の病気

過敏性腸症候群とは

腸の運動を調節しているのは自律神経です。 したがって手や足は自分の意志で動かせますが、腸を動かすことはできません。 過敏性腸症候群とは、自律神経による腸の運動の調節が狂ったため、便秘や下痢などの便通異常がおこるものをいいます。 原因は精神的...
腸の病気

便が細くなったとき

日によって便が太くなったり、細くなったりする場合はあまり心配することはありません。 腸の緊張が強く痙攣様になると便は細くなりますが、緊張が解けると太くなるからです。 しかし、いつも便が細いとか、急に細くなってきたなどという場合には、大腸の炎...
食道の病気

たべものが胸につかえるとき

食べ物が胸につかえて改善しない場合、早めに医療機関を受診し、食道を中心に内視鏡検査やCT検査などをうけたほうがいいでしょう。 女性ホルモンのアンバランスや自律神経の失調などによることもありますが、食道下部の神経の異常(アカラジア)や食道ガン...
すい臓の病気

なぜ慢性膵炎になるか?

なぜ慢性膵炎になるか? 慢性膵炎で病院を受診する患者さんは年間7万人と、急増している状況にあります。性別では男性が女性の5倍近くを占めています。 原因としては、アルコールが男性の8割、女性の3割を占めています。アルコールに加え喫煙すると、さ...
肛門の病気

裂肛(切れ痔)とは?

肛門粘膜の切れたものが、裂肛(切れ痔)です。 硬い便の通過や強いいきみで、肛門が無理に広げられることにより起こります。 排便時と排便後に非常に強い痛みと真っ赤な出血が出ます。 繰り返すと肛門は狭くなり、ますます切れ易くなります。 裂肛が慢性...
胃ガンにならないために

内視鏡的胃粘膜切除術(EMR)とは

ガンが胃の表面(粘膜層)にだけ留まっているうちは、胃カメラで観察しながら、ガン部分を切り取ることができます。 この段階では、がん周囲への転移の心配は100%ないことが分かっているからです。 ただし、ガンが高分化型腺ガンであること、大きさが2...
食道ガンにならないために

食道がんの症状とは

食道がんは中高年の男性に圧倒的に多く見られます。 できたばかりの食道ガンは粘膜が変色しているだけで、僅かなへこみか盛り上がりをしめすにすぎません。 この時期には胸の沁みる感じをきたすことがありますが、痛みはありません。 ガンが進行して食道の...
胃の病気

脅威の萎縮性胃炎

胃酸や消化酵素を製造していた胃の粘膜が傷んで、だんだん薄くなる(火事の焼け跡のようになる)状態を萎縮性胃炎と呼びます。 胃の粘膜に棲みついたピロリ菌が発生するアンモニアや毒素、あるいはピロリ菌自身の免疫反応により萎縮性胃炎が発生するといわれ...
胃の病気

なぜゲップがでるのか?

会話をしながらの食事、早食い、アルコール、炭酸、喫煙、食べ過ぎにより、胃のなかに空気やガスが溜まって内圧が高くなり、お腹が張るためそれを吐き出そうとしてゲップがでます。 とくに肥満が進行したり、前屈みの姿勢によって胃が圧迫されるため、胃内圧...