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腸の病気

腹痛

腸の病気

感染性腸炎 :特殊な腸炎

腸アメーバ症 海外渡航者や男性同性愛者にみられることが多く、性感染症(STD)の1つとも考えられています。 成熟嚢子の経口摂取により感染し、主に直腸・S状結腸と盲腸などの深部大腸が冒されます。 下痢、粘血便、しぶり腹、排便時の下腹部痛があり...
腸の病気

薬剤性大腸炎とは

薬剤を多量に使用したために、腸内に普段棲んでいる細菌が死滅し、この薬剤に抵抗性を示す別の細菌が増殖して大腸粘膜に炎症を起こし、下痢や血便をおこす病気です。 抗生物質、抗がん剤、経口避妊薬、非ステロイド性抗炎症剤などが原因となりますが、とくに...
腸の病気

大腸憩室症とは

加齢により腸の壁がもろくなり、腸の内圧が上がったときにポケット様に外へ飛び出す袋状のものをいいます。 食物繊維の多い旧来の日本食では、あまりみられなかったのですが、欧米の低繊維食が主流となったため、出現頻度が高くなりました。 すなわち、食生...
胆嚢の病気

胆石症とは

胆石は胆汁の成分が固まって石になったもので、胆嚢、総胆管、肝臓内の各存在部位によって胆嚢結石、総胆管結石、肝内結石と呼びます。 胆嚢結石はコレステロールを主成分とし、60歳以下に多く、過食・肥満や妊娠、過激なダイエット、薬剤の常用などが発生...
胆嚢の病気

胆石症の診断はどうするか

健診で腹部超音波検査をうけたときに、偶然胆石を発見されることが多いため、腹部超音波検査が第1選択となることがほとんどです。 ただし胆嚢が萎縮して小さくなっていたり、石が胆嚢の出口付近にあって、見えないことがあります。 また総胆管結石では胆管...
下痢対策

急性腸炎(急性下痢)の食事療法

下痢が激しいとき 下痢が頻回で腹痛が強い1~2日間は、番茶やスポーツドリンク、重湯程度とし、少しよくなれば、野菜スープ、薄い味噌汁、酸っぱくない果汁などを摂るようにしてください。 下痢が回復してきたとき 3~4日をかけ主食を3分粥から5分粥...
腸の病気

過敏性腸症候群とは

腸の運動を調節しているのは自律神経です。 したがって手や足は自分の意志で動かせますが、腸を動かすことはできません。 過敏性腸症候群とは、自律神経による腸の運動の調節が狂ったため、便秘や下痢などの便通異常がおこるものをいいます。 原因は精神的...
腸の病気

下痢と便秘を繰り返すとき

大腸の検査をしても異常がないのに下痢と便秘を繰り返したり、腹痛が治らないという訴えをよく聞きます。 これは腸が痙攣をおこしたり、逆に弛緩して動きが悪くなってしまうのが原因です。 腸に傷はなくても蠕動運動が円滑におこなわれなくなると、このよう...
腸の病気

小児の腹痛について

小児に特有の腹痛としては、学校ぎらいや家族の関心を得られない子に、臍疝痛(さいせんつう)という病気があります。 治療はしなくても、精神的に満足が得られれば治ります。 また、1歳以下の乳児に嘔吐・血便がみられる場合には、腸重積という腸のつまる...
胆嚢の病気

胆嚢炎とはどのような病気か

胆嚢炎は胆石が胆嚢の出口をふさぐために発生することがほとんど(95%)です。 したがって胆石発作とほぼ同じ病気と考えてよいでしょう。 胆嚢が収縮し胆汁を排泄しようとしても胆石が出口をふさいでいるため、痛痛発作がおこります。 この状況がつづく...
胆嚢の病気

急性胆嚢炎の治療 

急性胆嚢炎の大半は胆石発作によるため、両者の治療はほぼ同一と考えていいでしょう。 まずは炎症が胆嚢だけの軽症なのか、胆嚢周囲にまで広がった中等症か、ショックなど全身症状を伴う重症なのかを判定します。 腹痛発作時には入院して絶食とし、水分と電...
すい臓の病気

急性膵炎の診断

飲酒後などに急激な上腹部の腹痛発作があり、血液や尿中にリパーゼやアミラーゼなど膵酵素の上昇があると、急性膵炎が疑われます(ただし、腹痛のない急性膵炎が約10%あります)。 また、超音波検査を直ちに行い、膵臓の腫大や膵臓周囲の炎症性変化を確認...
すい臓の病気

なぜ慢性膵炎になるか?

なぜ慢性膵炎になるか? 慢性膵炎で病院を受診する患者さんは年間7万人と、急増している状況にあります。性別では男性が女性の5倍近くを占めています。 原因としては、アルコールが男性の8割、女性の3割を占めています。アルコールに加え喫煙すると、さ...
すい臓の病気

慢性膵炎の診断

慢性膵炎を疑う症状 アルコールを多飲する男性でみぞおちの痛みを繰り返す場合、また脂っこい食事やアルコールを飲んだ後、左の上腹部痛や背中の痛みを来たす場合、慢性膵炎の可能性が考えられます。 女性では飲酒歴のない場合が多いことに注意が必要です。...
すい臓の病気

慢性膵炎の治療

慢性膵炎では膵臓の働きが比較的保たれている時期と、ほとんど働かなくなった時期にわけて考える必要があります。 1.膵臓の働きが保たれている時期 この時期には腹痛を繰り返すのが常ですが、消化吸収はなんとか保たれています。 痛みの強い時期には鎮痙...
クローン病の最新治療

クローン病の合併症

腸におこる合併症としては、狭窄のため食物の通過が悪くなります。 また、腸と腸同士がくっついてトンネルができたり、腸が膀胱や膣にもくっついて、トンネルをつくったりするため、膿が溜まったり、高熱がでる、腹痛がひどくなる、出血がひどくなるなどの症...
クローン病の最新治療

クローン病 発見のきっかけ

通常、原因不明の腹痛と下痢が始まり、ときに血便がみられたり、肛門周囲の痛みや痔核の腫れがみられます。 また、微熱や全身の倦怠感・体重減少のほか、関節の痛み、皮膚、目にも異常を感じることがあります。
大腸ガンにならないために

排便時の出血について

排便時の出血は痔・ポリープ・ガンのほか、細菌・虚血・薬剤の副作用による大腸炎が考えられます。 これらの場合は、発熱・腹痛を伴うかどうかが鑑別になると思われます。いずれにしても、いちど内視鏡検査を受けておかねばならないでしょう。
クローン病の最新治療

クローン病の栄養療法

栄養療法には経腸栄養と中心静脈栄養があります。 食べるとすぐに下痢をして腹痛のため食事がとれないというかたの栄養療法として開発されたのが、経腸栄養剤です。 通常の食事をいったんやめ、代わりに経腸栄養剤を飲んで栄養をとる方法で、これにより腹痛...
ガンの基礎知識

主なガンの症状

食道ガン 最初は食べると胸に沁みる感じがみられ、そのうち食べ物が胸につかえる・胸焼け・胸痛などがでてきます。 胃ガン 食欲がなく、吐き気・胃が重い・膨満感・食べ物の好みがかわるなどの症状がみられます。 そのうち食べると吐くようになり、みぞお...
大腸ガンにならないために

大腸ガンになると腹痛がおこるか?

大腸ガンでは、通常考えられているような腹痛はおこらないのが特徴です。 つまり、ガンが大腸の中に留まっている間は、ほとんど痛みはおこりません。 しかし、ガンが発育し大腸を閉塞するようになると、腸閉塞をおこし激しい腹痛がおこります。 また、ガン...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

ピロリ菌の除菌に成功してもまたピロリ菌に感染するか

僅かではありますが、ピロリ菌が再度陽性になるケースが、除菌後一年以内に2%ぐらいみられています。わずかにピロリ菌の残っていた可能性があります。 1年以上経って陽性になった場合は、完全に除菌できていなかったか、再度感染したと考えるべきでしょう...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

ピロリ菌の薬でおこる副作用は?

もっとも多く見られるのが下痢で、約10%にみられます。 ただし、7日間の服用後は、自然に消失します。 そのほか、吐き気や湿疹・味覚障害・微熱・肝臓障害などがみられますが、いずれも頻度が少なく一時的なものです。 いずれにしても、症状が強ければ...
腸の病気

腹膜炎はなぜおこるか

胃腸に穴があいて食物の一部がおなかの中へ漏れると、腹膜炎を起こしてきます。 しかし穴があかなくても、おなかの臓器の炎症がひどくなると、腹膜にまで炎症が波及し、腹膜炎をおこすことになります。 この場合には激しい腹痛や嘔吐をきたし、ひどくなると...
腸の病気

腸重積とは

腸重積は腸の一部が腸の中にめくれこんで望遠鏡の筒のように二重構造になる病気です。 腸は詰まって働かなくなり、腸閉塞の状態になります。 生後4カ月くらいの乳児から2、3歳にかけてよく発病します。 原因はまだはっきりと分かっていませんが、アデノ...