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食道ガンにならないために

食道

食道ガンにならないために

食道ガンを早期発見するには

食道がんは他のがんにくらべ進行の早いのが特徴で早期発見の難しいがんといわれています。初期のがんは僅かな盛り上がりかへこみしか示さないためレントゲン検査で発見するのは容易ではありません。その点、内視鏡検査では、僅かな変化があってもルゴール液を...
食道ガンにならないために

食道ガンにならないためには

毎日アルコールをたしなむひとに食道ガンが多いため、休む日を設けてください。さらに飲酒時、タバコをすわないように気をつけてください。これが一番危険だといわれています。また、トウガラシなど刺激の強い食品を好むひとや、熱いものを飲み込むひとに食道...
ガンの基礎知識

腫瘍マーカー

体内に腫瘍ができると、その腫瘍により大量につくられ、血液中(ときに尿や膣分泌液)に出現してくる物質を腫瘍マーカーといいます。ただし、腫瘍マーカーが陽性だからといって必ずガンがあるわけではなく、反対に陰性だからといって完全にガンが否定できるわ...
ガンの基礎知識

新しい放射線治療

放射線治療とは、X線やガンマ線、電子線などの電磁波をガン細胞へ照射することによって、ガン細胞を死滅させる治療法です。細胞分裂を際限なくおこなうガン細胞は、正常細胞より放射線の影響を受けやすいため、放射線照射によりガン細胞を狙って死滅させるこ...
ガンの基礎知識

ガンと食事

発ガン因子としてもっとも関係あるのは食事でしょう。一説には、発ガン原因の35%を食事が占めているといわれています。次にタバコが30%です。食事とタバコを合わせると、実に65%という数字になります。この他にも放射線や紫外線、ダイオキシンなどさ...
ガンの基礎知識

主なガンの症状

食道ガン最初は食べると胸に沁みる感じがみられ、そのうち食べ物が胸につかえる・胸焼け・胸痛などがでてきます。胃ガン食欲がなく、吐き気・胃が重い・膨満感・食べ物の好みがかわるなどの症状がみられます。そのうち食べると吐くようになり、みぞおちに痛み...
増加する逆流性食道炎

逆流性食道炎とは?

通常、食道と胃は下部食道括約筋(LES)で境され、胃液が逆流しないようになっています。ところが、なにかの理由で下部食道括約筋(LES)が緩み、胃液(塩酸とペプシン)が食道に逆流し、それが長時間留まると、食道は赤くただれて、びらんや潰瘍をおこ...
胃の病気

食道や胃の表面が裂ける病気とは?

過度の飲酒や食あたり・つわりなどで激しい嘔吐をしたとき、急激に腹圧が上がり食道と胃の境を中心に亀裂が発生し、大量の出血をおこし吐血することがあります。食道静脈瘤や胃潰瘍からの出血と鑑別するため直ちに緊急内視鏡検査をおこなわなければなりません...
増加する逆流性食道炎

ピロリ菌の除菌で逆流性食道炎は増えるか?

ピロリ菌により傷つき、萎縮した胃の粘膜が、ピロリ菌を除菌することによって回復し、胃酸の分泌が盛んになります。このため、逆流性食道炎が増加するという説明がしばしばされています。たしかに除菌によって胃体部の胃炎が回復する結果、逆流性食道炎が多発...
増加する逆流性食道炎

逆流性食道炎のくすりとは?

治療の第1は、胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬(PPI)という薬を、8週間続けて服用することです。約80%のかたにはよく効きます。もし効果がなければ、薬を飲む時間を変更するとか、薬の量を増やすとか、種類を変えるようにします。それと同時...
増加する逆流性食道炎

胃食道逆流症の登場

胃液が食道に逆流し、赤くただれて炎症を起こすと、胸焼け・げっぷ・胸痛などをおこしてきます。これを逆流性食道炎と呼んで、治療してきました。しかし、胃液(十二指腸液を含む)が食道に逆流しても、必ずしも逆流性食道炎をおこすとはかぎりません。つまり...
増加する逆流性食道炎

胃食道逆流症の症状

一番よくみられるのは、みぞおちの上あたりの焼けるような感じです。それに加えて、げっぷ・吐き気など消化器の症状のほか、狭心症に似た胸痛、喘息に似た咳などの症状、のどの違和感や耳鳴りなど耳鼻科の症状などもみられます。
増加する逆流性食道炎

なぜ胃食道逆流症が発生するか?

食道下部に傷をつける逆流性食道炎では、胃液の逆流を防ぐ下部食道括約筋(LES)が一時的にゆるむため、逆流現象をおこしています。さらに重症になると、食道のただれや潰瘍がひどくなりますが、このような例では下部食道括約筋(LES)は緩みっぱなしで...
増加する逆流性食道炎

わが国の胃食道逆流症の特徴

かつてわが国では 背中が曲がり前かがみとなった高齢者に食道裂口ヘルニアが多くみられ、このため逆流を防止する機能が弱くなり、胃酸が逆流する主原因となっていました。しかし最近では、食事の欧米化により、高脂肪食が増え、アルコールの過飲や大食する人...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

ピロリ菌が死んだら胃薬はいらないか?

ピロリ菌が原因で胃潰瘍をつくっていた人たちは、ほとんど再発することがなく、胃薬を飲む必要がなくなります。しかし、除菌をしたあとは胃の粘膜が正常にもどり、胃酸の分泌が旺盛になるため、かえって胃の痛みや胃液の逆流による逆流性食道炎をおこしてくる...
増加する逆流性食道炎

胃食道逆流症はどのように診断するか?

細い管を飲んでいただき、食道の中のpHを測定するのが最も正確な診断になります。本来、食道の中はほぼ中性(pH7)ですが、この病気になると酸性(pH4以下)となるので診断できるのです。しかし、この検査は苦痛を伴うため、簡略な方法として、本症の...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

除菌療法によっておこると考えられる弊害

除菌による弊害の第1は、約10%の頻度で逆流性食道炎、胃食道逆流症がみられることです。皮肉なことですが、除菌に成功すると胃が元気を取り戻し、胃酸の分泌が回復するため、逆流した胃液が食道粘膜を傷つけるようになるのです。また弊害の第2は、除菌に...
増加する逆流性食道炎

胃食道逆流症は治療すべきか?

まず大食や夜食をしないように注意し、アルコール、脂っこい食品や甘いもの、炭酸、コーヒー、香辛料を避けるようにします。昼間でも食事のあとはすぐ横にならないようにし、夕食を早めにとり、寝る前3時間は食事を控えてください。夜間胸やけする場合は、上...
増加する逆流性食道炎

バレット食道とは?

胃と食道の境界部から、本来胃の上皮である円柱上皮が食道をさかのぼるように広がっていくものをバレット食道といいます。つまり逆流性食道炎を繰り返すと、食道の粘膜が剥げ落ちて、あらたに胃液を分泌する円柱上皮という胃の粘膜が発生します。この病変の大...
増加する逆流性食道炎

バレット食道はなぜ発生するか?

長期間、逆流性食道炎がつづくと、本来丈夫にできている食道の粘膜(重層扁平上皮)は、ただれを繰り返す結果、薄くてもろい円柱上皮に変化していきます。これをバレット食道と呼んでいます。つまり、バレット食道は逆流性食道炎の終末像といえましょう。
増加する逆流性食道炎

わが国のバレット食道

我が国ではロングバレット食道(円柱上皮3センチ以上)の人が少なく、円柱上皮3センチ以内のショートバレット食道のかたが大半です。つまり、欧米人ではロングバレット食道が10~20%と高頻度に見られるのに対し、わが国では0.3~0.6%ときわめて...
増加する逆流性食道炎

バレット食道がんの早期発見法

バレット食道のかたは、年1~2回の定期的な内視鏡検査がおすすめです。レントゲン検査ではなかなか発見するのは難しいとされています。バレット食道癌の初期には、色調の変化しか捉えられず、しかもバレットのために粘膜が赤くただれているので、内視鏡でも...
増加する逆流性食道炎

バレット食道がんの予防法

プロトンポンプ阻害剤を長期服用していくと、食道のもろくなった円柱上皮のなかに、本来の食道粘膜である重層扁平上皮が出現してくることがわかっています。これは、バレット食道がんの素地を取り払う意味で、予防法の第一とおもわれます。また欧米ではバレッ...