腸の病気 感染性腸炎 :特殊な腸炎 腸アメーバ症海外渡航者や男性同性愛者にみられることが多く、性感染症(STD)の1つとも考えられています。成熟嚢子の経口摂取により感染し、主に直腸・S状結腸と盲腸などの深部大腸が冒されます。下痢、粘血便、しぶり腹、排便時の下腹部痛があり、イチ... 2007.06.11 腸の病気
胆嚢の病気 胆嚢のはたらき 胆嚢は肝臓から分泌された胆汁を蓄え、濃縮する臓器です。胆汁は1日、500~800mlも分泌されます。胆汁の成分としては、胆汁酸、リン脂質、コレステロール、胆汁色素などがあります。胆嚢は食事をするたび収縮し、胆管を通って胆汁を小腸へ送り出しま... 2007.06.01 胆嚢の病気
胆嚢の病気 胆石症とは 胆石は胆汁の成分が固まって石になったもので、胆嚢、総胆管、肝臓内の各存在部位によって胆嚢結石、総胆管結石、肝内結石と呼びます。胆嚢結石はコレステロールを主成分とし、60歳以下に多く、過食・肥満や妊娠、過激なダイエット、薬剤の常用などが発生の... 2007.06.01 胆嚢の病気
胆嚢の病気 胆石症の診断はどうするか 健診で腹部超音波検査をうけたときに、偶然胆石を発見されることが多いため、腹部超音波検査が第1選択となることがほとんどです。ただし胆嚢が萎縮して小さくなっていたり、石が胆嚢の出口付近にあって、見えないことがあります。また総胆管結石では胆管拡張... 2007.06.01 胆嚢の病気
胆嚢の病気 胆石症の治療はどうするか 胆嚢結石の場合1.胆石溶解剤無症状か症状が軽い場合に適応になります。ただし、胆石がコレステロール結石であること、直径1cm以下であること、胆嚢の働きが良好であることという条件があります。こうして1年以上、溶解剤を飲み続けた場合、約30%が消... 2007.06.01 胆嚢の病気
食道の病気 食道静脈瘤はなぜ危険か 食道静脈瘤とは食道の血管が腫れてコブのようになったものをいいます。たとえば肝硬変になると肝臓に血液が流れにくくなるため、その手前の門脈とよばれる血管に血液が溜まるようになります。こうしてバイパスである食道静脈へ血液が逆流するため、静脈は膨れ... 2007.05.22 食道の病気
食道の病気 食道静脈瘤ができたとき 食道静脈瘤のすべてが危険というわけではありません。赤味を帯びてコブのように腫れ、さらにそのうえに、みみず腫れや血まめのような赤い血管のふくらみが出てくると危険です。これに対し、食道内視鏡を使って静脈瘤内にエタノールアミンを注入し、静脈瘤のそ... 2007.05.22 食道の病気
肝臓ガンにならないために 肝臓ガンは増えているか 肝臓ガンの罹患数は、年間41,000人で、大腸ガン(158,500人)、胃ガン(135,100人)、肺ガン(130,000人)、前立腺ガン(95,600人)、乳ガン(92,900人)、膵臓ガン(42,700人)についで7番目となります。また... 2007.05.22 肝臓ガンにならないために
肝臓ガンにならないために どのようにして肝臓ガンが発生するか 肝臓ガンの発生はほとんど肝炎ウイルスによるといっても過言ではありません。肝臓ガンの実に80%がC型肝炎、10%がB型肝炎から発生しており、アルコールが原因とみられる者は3%程度と言われています。つまりC型肝炎ウイルスに感染している人は、健康... 2007.05.22 肝臓ガンにならないために
肝臓ガンにならないために 肝臓ガンの症状とは 肝臓ガンはガンとしての症状が出にくいため、肝炎や肝硬変の症状とほとんど変わりありません。すなわち、全身倦怠感、食欲不振、 微熱、体重減少、貧血、手の平の紅班、下痢、腹部膨満感、前胸部のクモ状血管腫などがあげられます。 2007.05.22 肝臓ガンにならないために
肝臓ガンにならないために 肝臓ガンはどのようにして診断するか C型慢性肝炎とB型慢性肝炎のかたを対象に、1年に数回(病状によって変わる)、腫瘍マーカー(血液検査)と腹部超音波検査あるいはCT検査を定期的におこなっていきます。腫瘍マーカーAFP(αフェトプロテイン)胎生期にできるタンパクで、肝臓ガンが産... 2007.05.22 肝臓ガンにならないために
肝臓ガンにならないために 肝臓ガン治療の考え方 肝臓ガンの治療は手術による切除が基本となっています。予備能力が十分ある場合には、肝臓全体の80%まで切除することができます。しかし、実際には、肝細胞ガンでは肝硬変や慢性肝炎をもっている患者が大多数を占めているので、現実に手術治療可能なケース... 2007.05.22 肝臓ガンにならないために
肝臓ガンにならないために 肝臓ガンの治療はどうするか 外科的切除術がもっとも望ましいのですが、肝硬変などで手術できない場合が少なくありません。この場合、次のような治療法が有効となります。1.肝動脈塞栓術肝臓に栄養を送っている肝動脈を金属コイルやゼラチンで栓をして、ガンへの栄養補給を遮断する兵糧... 2007.05.22 肝臓ガンにならないために
肝臓ガンにならないために 肝臓ガンを早期発見するには 定期健診を欠かさず、肝炎ウイルスのチェックをうけるようにしましょう。もし、肝炎ウイルスのキャリアーであると判明した場合は、年1~2回の肝機能検査ならびに腹部超音波検査を受けてください。C型慢性肝炎とB型慢性肝炎に罹った場合には、病状によって... 2007.05.22 肝臓ガンにならないために
肝臓ガンにならないために 肝臓ガンにならないために まずはC型肝炎やB型肝炎に感染しないことです。そのため、歯ブラシ、髭剃り、ピアスなど他人の血液がからだに入らないように注意してください。また、脂肪肝の予防のため、アルコールや甘いものの取り過ぎに注意し、運動不足にならないように気をつけてくだ... 2007.05.22 肝臓ガンにならないために
胆嚢の病気 胆嚢炎の診断はどうするか? 右季肋部の痛みが強くなったり、弱くなったりを繰り返し、発熱がみられる場合、急性胆嚢炎を疑い、超音波検査やCT検査をおこないます。そしてカントンした胆石の状態や腫れた胆嚢を確認して診断します。またしばしば胆管にも石があるため総胆管の拡張がない... 2007.05.22 胆嚢の病気
胆嚢の病気 急性胆嚢炎の治療 急性胆嚢炎の大半は胆石発作によるため、両者の治療はほぼ同一と考えていいでしょう。まずは炎症が胆嚢だけの軽症なのか、胆嚢周囲にまで広がった中等症か、ショックなど全身症状を伴う重症なのかを判定します。腹痛発作時には入院して絶食とし、水分と電解質... 2007.05.22 胆嚢の病気
肺ガンにならないために 肺ガン どのくらい患者さんがいるか? いま我が国でガンによる死者は年間380,000人といわれ、そのうち最も多いガンは肺ガンです。現在、ガンによる死者は年間肺ガン75,000人、大腸ガン54,000人、胃ガン43,500人、膵臓ガン36,700人となっており、肺ガンは全ガン死の... 2007.05.21 肺ガンにならないために
すい臓の病気 膵臓はどのような働きをしているか? 膵臓は消化酵素と内分泌ホルモンの分泌という、2つの大きな仕事をしています。消化酵素を分泌するひとつは、膵臓の外(十二指腸側)に向かって1日2リットルもの膵液(トリプシン、アミラーゼ、リパーゼなど)を分泌しています。膵液のなかのトリプシンは蛋... 2007.05.21 すい臓の病気
肝臓の病気 肝臓はどんな働きをしているのか 肝臓は「沈黙の臓器」とよくいわれるように、とても我慢強い臓器です。多少無理をしても文句ひとついわずに黙々とその仕事をこなします。このため、肝臓が悲鳴を上げたときには、すでに手遅れになっているという危険があります。肝臓は、栄養分(たんぱく質、... 2007.05.15 肝臓の病気
肝臓の病気 なぜ肝臓がわるくなるか? 以前は肝臓が悪くなるのは過労やアルコールが原因と考えられていましたが、研究が進むにつれ、肝臓病の80%は肝炎ウイルスが原因であり、残りがアルコールや薬物などによる肝障害であることが明らかになりました。アルコールや薬物で肝臓を悪くする人は意外... 2007.05.15 肝臓の病気
肝臓の病気 ウィルス性肝炎はどういう経過をたどるか? ウイルスに感染してから数週間から数ヵ月後、または、薬剤を初めて投与されてから数週間後に発症するものを急性肝炎と呼びます。主な症状は倦怠感、吐き気、食欲不振、黄疸などで、血液検査によって診断します。急性肝炎の治療法は入院して安静にし、点滴を行... 2007.05.15 肝臓の病気
肝臓の病気 肝臓の検査とは 肝臓病の検査には肝障害の程度を調べるための血液検査と生検組織検査、もうひとつは肝ガンの有無を調べる超音波、CT、MRIなどの画像検査があります。血液検査(肝機能検査)GOT、GPT、LDHGOT、GPTは「トランスアミナーゼ」とよばれるもの... 2007.05.15 肝臓の病気
肝臓の病気 B型肝炎の予後 おとなが医療従事者の針事故などによる感染、刺青やピアスでの感染、セックスによる感染などでB型肝炎ウイルスに感染すると1~6カ月の潜伏期間をおいて発症しますが、最終的には、ほとんどの人が完全に治ります。このように、成人のB型肝炎の場合、急性肝... 2007.05.15 肝臓の病気
肝臓の病気 B型慢性肝炎の治療 B型慢性肝炎の治療法は、抗ウイルス療法(インターフェロン、核酸アナログ)が中心です。インターフェロン療法はHBe 抗原陽性で、GPT 値が上昇(100以上)した活動性慢性肝炎が適応になりますが、ウイルスの増殖を抑える力はさほど強くありません... 2007.05.15 肝臓の病気