INFECTION

感染症

免疫

感染症

日和見(ひよりみ)感染

日和見とは、通常まわりの状況に応じて自分の態度を変えるという、あまり好ましくない意味に用いられています。 日和見感染とは高齢や病気により免疫力が低下した場合、そのひとのからだに常住している平素は無害な菌が、突然暴れはじめるものをいいます。 ...
感染症

レジオネラ感染症

近年、温泉ブームにより各地に温泉施設が設立させるようになりました。 多くは衛生管理が行き届いていますが、人手不足や経営悪化などにより、時には衛生管理が不十分になることが考えられます。 レジオネラ感染症の多くはこのように不衛生な循環式浴槽設備...
脳のはなし

睡眠の不思議

脳は筋肉に比べ、約10倍という大変な量のエネルギーを使います。 このため、全身に必要な酸素の5分の1を必要とし、酸欠が数分続けば脳死に到ります。 また肉体の疲れは、からだを休ませれば元にもどりますが、脳は睡眠が足りないとたちどころに思考が鈍...
糖尿病

糖尿病の分類

1型糖尿病 15歳以下の子供、特に思春期の時期に多くみられます。 膵臓でインスリンを作っている細胞が破壊され、インスリンが出なくなってしまうタイプです。 自己免疫疾患(からだに侵入しようとする病原菌などを無力化するための免疫力が、自分のから...
腸の病気

大腸の検査とは

便潜血検査 現在おこなわれている便潜血検査は、免疫学的便潜血反応といい、ヒトの血液なら微量でも反応し、しかも大腸からの出血のみを拾い上げるという検査法です。 大腸ガンは大量出血するということはなく、ガンと食物の摩擦によりガン表面から僅かに出...
腸の病気

感染性腸炎

細菌やウイルス・原虫が口から侵入し、腸内で繁殖するか、毒素を産生して腸炎を引き起こし、腹痛・下痢・血便・発熱を生じるものです。 成人では細菌性腸炎が、小児ではウイルス性胃腸炎が多くみられます。 細菌ではキャンピロバクター、サルモネラ菌、腸炎...
腸の病気

感染性腸炎:ウイルス性腸炎

ノロウィルス(小型球型ウイルス、SRSV)腸炎 成人では冬季を中心に流行し、多くは生カキや二枚貝(ウィルスで汚染された海水を取り込み、濃縮している)やサラダが感染源になっています。 また学童、老人施設にしばしば集団発生しますが、学童の場合は...
腸の病気

感染性腸炎 :特殊な腸炎

腸アメーバ症 海外渡航者や男性同性愛者にみられることが多く、性感染症(STD)の1つとも考えられています。 成熟嚢子の経口摂取により感染し、主に直腸・S状結腸と盲腸などの深部大腸が冒されます。 下痢、粘血便、しぶり腹、排便時の下腹部痛があり...
腸の病気

薬剤性大腸炎とは

薬剤を多量に使用したために、腸内に普段棲んでいる細菌が死滅し、この薬剤に抵抗性を示す別の細菌が増殖して大腸粘膜に炎症を起こし、下痢や血便をおこす病気です。 抗生物質、抗がん剤、経口避妊薬、非ステロイド性抗炎症剤などが原因となりますが、とくに...
下痢対策

下痢が止まらない原因

下痢が止まらない原因は、ほとんどが胃腸にあり、つぎの4つに大別できます。 1)細菌やウィルスがくっついた食物(魚の刺身、貝、肉類、野菜サラダなど)を摂ると、菌が腸のなかで繁殖します。 するとこれを追い出そうとして大腸の粘膜から腸の中へ多量の...
肝臓の病気

なぜ肝臓がわるくなるか?

以前は肝臓が悪くなるのは過労やアルコールが原因と考えられていましたが、研究が進むにつれ、肝臓病の80%は肝炎ウイルスが原因であり、残りがアルコールや薬物などによる肝障害であることが明らかになりました。 アルコールや薬物で肝臓を悪くする人は意...
肝臓の病気

肝炎ウイルスのキャリアとは

出産時や病院での針刺し事故、ボディーピアス、入れ墨、鍼灸などで肝炎ウイルスが体に入ると、20~30%の人は自然に排除されてしまいますが、70~80%の人は体に残ってしまいます。この状態を肝炎ウイルスのキャリアといいます。 ただ、ほとんどの場...
肝臓の病気

肝炎ウイルス キャリアの感染予防

B型肝炎はC型肝炎にくらべ血液中のウイルス量が1万倍もあり、感染力が強いので、B型肝炎のキャリア(ウイルスを持っている人)は、とくに他人にうつさないために注意が必要です。 1.乳幼児に口移しに食物を与えない。 2.献血をしない、臓器や組織を...
肝臓の病気

B型慢性肝炎の治療

B型慢性肝炎の治療法は、抗ウイルス療法(インターフェロン、核酸アナログ)が中心です。 インターフェロン療法はHBe 抗原陽性で、GPT 値が上昇(100以上)した活動性慢性肝炎が適応になりますが、ウイルスの増殖を抑える力はさほど強くありませ...
肛門の病気

痔ろうの原因

痔ろうは次のような場合に発生しやすくなります。 1.下痢が長く続いたため、肛門腺に便が入りやすくなった。 2.排便時に強くいきむくせがある。 3.先天的に肛門陰窩が深い。 4.疲労やストレスにより肛門内の局所免疫が低下し、わずかな刺激で肛門...
肛門の病気

痔ろうの予防

痔ろうの予防には、次のような点に注意が必要です。 1.長く下痢をすると便中の細菌が増え、排便時に肛門陰窩へ圧力がかかる結果、液状の便が陰窩に入り痔ろうになるため、避けねばなりません。医師に相談して薬を処方してもらってください。 2.日頃、か...
脳のはなし

脳内麻薬・エンドルフィン

エンドルフィンとランナーズハイ ランナーズハイという言葉をよく耳にするでしょう。 マラソンなどで、最初のうちはからだが重く走るのが苦痛だが、しばらく我慢しながら走っていると、足が勝手に動いているような感覚になる。 そのうち、からだが浮くよう...
ガンの基礎知識

ガンと免疫のはなし

ガン細胞の発生は私たちの一生で10億回もあるとされています。 つまり、体の中では常にガン細胞が発生していると考えられています。 それにもかかわらず人が簡単にガンにならないのは、からだに発生したガン細胞を押さえ込もうとする力が自然に備わってい...
新しいガン情報

ガン治療の現況

現在行われている癌治療には5つの方法があります。 1番目は、手術によって癌を切り取る方法です。 癌が発生したところに留まって、ほかの臓器に転移していないうちは、手術によって癌の部分だけを切り取ればいいのです。 さらに癌が初期で、血管やリンパ...
ガンの基礎知識

新しい放射線治療

放射線治療とは、X線やガンマ線、電子線などの電磁波をガン細胞へ照射することによって、ガン細胞を死滅させる治療法です。 細胞分裂を際限なくおこなうガン細胞は、正常細胞より放射線の影響を受けやすいため、放射線照射によりガン細胞を狙って死滅させる...
ガンの基礎知識

ガン免疫療法

癌の治療にあたり、手術療法、放射線療法、化学療法では体への負担が大きく、治療を継続できない場合が少なくありません。 そこで、からだの免疫力を高めて癌を抑え込もうという免疫療法が、第4の治療法として登場してきました。 癌免疫療法は、初期(第1...
新しいガン情報

ガンワクチン療法

ワクチンといえば、発病していないヒトに弱毒ワクチンを注射し、それに対する抵抗力をつけて、細菌やウイルスがからだに侵入しても、発病させないようにするものです。 癌ワクチンも同じように、弱毒ワクチンで発癌しないようにするのが理想ですが、現段階で...
新しいガン情報

ヘルペスウイルス療法

遺伝子操作したヘルペスウイルスをガン組織に注入して、ガン細胞を死滅させる治療法です。 ヘルペスウイルスは80以上の遺伝子をもっていますが、このうちいくつかの遺伝子を改変して、正常細胞には働かず、ガン細胞だけを破壊しようとする試みがなされてい...
新しいガン情報

ガンの遺伝子治療

近年、ガンを攻撃する遺伝子を体内に注入し、その遺伝子の働きでガンを抑制しようという、いわゆる「ガン遺伝子治療」が注目を集めています。 病気の本態に迫る画期的な治療法であり、今までの手術、放射線療法、化学療法、免疫療法に次ぐ、第五の治療法とい...
ガンの基礎知識

ガンとこころの問題

1985年、イギリスのランセットという有名な医学雑誌に、乳ガン患者さんの意識状態を4つのグループに分け、術後13年間の調査報告が発表されました。 それによると、 自分は絶対に治ると希望を持ち、ガンに勝つためによいと思われることは積極的に実践...