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潰瘍性大腸炎の最新治療

おなかの病気

潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎 第3の治療薬 免疫を抑える薬

免疫を抑える薬 にはつぎの3種類があり、症状によって、使い分けをします。1.免疫調節剤(チオプリン製剤)アザチオプリン(イムラン)メルカプトプリン(6MP)保険適応なし2.免疫抑制剤タクロリムス(プログラフ)シクロスポリン(ネオーラル)保険...
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潰瘍性大腸炎の治療薬 免疫調節薬とは

免疫調節薬の長所免疫抑制薬がすべての免疫能を押さえ込むのに対し免疫調節薬は 異常な免疫能だけを正常化し、正常の免疫能には影響しない特徴があります。したがって、より安全性が高い薬剤といえます。現在、アザチオプリン(イムラン)とメルカプトプリン...
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潰瘍性大腸炎の治療薬 免疫抑制薬とは

タクロリムス(プログラフ)(経口)とシクロスポリン(ネオーラル)(静注)の2種類がありますが、現在、保険適応があるのはタクロリムスのみです。ともに、カルシニューリン(細胞内の情報伝達)の作用を抑え、インターロイキン2(炎症をおこすサイトカイ...
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TNF-αとは

TNF-α(腫瘍壊死因子)は腫瘍細胞を壊死させたり、感染を防御する、本来は、からだを守っているサイトカインです。通常は外敵がからだに侵入すると免疫システムにスイッチが入りますが、時として、外敵がいないのに間違ってスイッチが入り、際限なくTN...
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免疫を抑える 生物学的製剤 抗TNF-α抗体とは

抗TNF-α抗体の作用抗TNF-α抗体は、免疫をつかさどるマクロファージを破壊して、TNF-αの産生をストップさせるほか、TNF-αと結合してTNF-αが身動きできないようにしてしまいます。このため、TNF-αによって発生した大腸の潰瘍が消...
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潰瘍性大腸炎 白血球除去療法とは

潰瘍性大腸炎の原因になっている活性化した白血球を取り除けば、炎症そのものが消失するという考えに基づく治療法で、きわめて安全性が高いのが特徴です。フィルターは、活性化した白血球のみを取り除き、正常な白血球や水分、栄養成分は通過するように出来て...
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血液成分除去療法 の実際

血液成分除去療法は、現在以下の2つの方法が主に行われており、寛解導入率は60~80%と好成績を示しています。 顆粒球除去療法(GCAP・GMA)アダカラム(3,500個のセルロースビーズ)を用いて約50%の顆粒球・単球を吸着除去します。膜の...
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潰瘍性大腸炎(劇症型)の治療

劇症の場合、まずは絶食とし、経静脈的栄養補給をおこないます。そして衝撃を与える治療法として、ステロイド動注療法、強力静注療法を試みます。ステロイド動注療法は、上下腸間膜動脈から水溶性プレドニソロン10~20mgを一挙に注入する方法です。通常...
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小児の潰瘍性大腸炎

小児の潰瘍性大腸炎は、発症後短期間で、直腸炎型から全大腸炎型へ進行しやすい傾向があります。また、成人にくらべ重症になりやすい傾向があります。ステロイド゙は成長障害をおこしやすいので、なるべく使わないようにします。また、思春期には難治性の病気...
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高齢者の潰瘍性大腸炎

若年者に多い疾患といわれていますが、10~15%は高齢者にも発症します。軽症が多く進行が遅いといわれますが、一旦悪化しはじめると合併症を引き起こし、重篤化しやすい特徴があります。高齢者では栄養状態が悪化しやすいため、栄養管理に十分な配慮が必...
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潰瘍性大腸炎はガンになりやすい?

病変が大腸全体に広がっているかた、発病後10年以上経過しているかたには、ガンが発生しやすいといわれています。たとえ症状がなくても、寛解維持のため、5ASA製剤(ペンタサ、アサコール、サラゾピリン)は飲み続けてください。5ASA製剤には、ガン...
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潰瘍性大腸炎 手術が必要なとき

内科的な治療を施しても改善が見られない場合には、外科医と相談のうえ、手術を考えなければなりません。特に次のような事態には、早急に外科医と相談する必要があります。 薬がまったく効かない 副作用のため薬が使用できない場合 大量出血や穿孔(腸に穴...
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潰瘍性大腸炎の食事療法

症状が落ち着いている時期は、普通食でかまいません。下痢や血便がひどいときは、お粥やうどんを主食にし、消化のよい煮魚・さしみ・軟らかい肉・卵・豆腐など、高タンパクで栄養価の高い食品をとるようにします。野菜・芋類はよく煮て摂り、炒め物・揚げ物・...
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潰瘍性大腸炎 仕事・運動はどのくらい可能か?

症状のない寛解期には、仕事、運動とも特に制限はありません。しかし、下痢・出血・腹痛がつよい時期は、運動はしないようにしてください。仕事は軽作業からはじめ、症状が悪化しなければ徐々に増やしていくようにしてください。
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潰瘍性大腸炎 検査はいつ受けたらよいか?

血液検査・大腸内視鏡検査とも1年に1回、定期的にうけてください。症状に変化がなくても病変の進行していることがあり、内視鏡検査を受け、いま飲んでいるくすりを増減する必要がないか、調べなくてはなりません。また血液検査を受け、肝機能・白血球・血小...
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潰瘍性大腸炎 妊娠・出産は可能か?

できれば症状の落ち着いた寛解期に,妊娠するのが理想ですが、よほど病状が悪化しない限り、妊娠・出産は可能です。ペンタサ・アサコール・リアルダ・サラゾピリン・ステロイド(10mg以下)を服用中でも、流産・先天奇形が出易くなることはなく、妊娠は可...
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潰瘍性大腸炎 薬を飲みながら授乳してよいか?

ペンタサ・アサコール・リアルダ・サラゾピリン・ステロイドホルモンとも、服用後は微量ながら母乳に出てきますが、このくらいの量では乳児への影響はないといわれて います。したがって、病状をみながら主治医と薬の使用量を決めてください。なお、免疫抑制...
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潰瘍性大腸炎 ほかの病気にかかったとき

ほかの病気にかかったのをきっかけに、潰瘍性大腸炎の悪化することがあります。一般に市販の薬を飲んでも潰瘍性大腸炎は悪化しませんが、抗生物質や鎮痛剤はなるべく避けたほうがよいといわれています。どうしても飲む必要がある場合は、必ず主治医に相談して...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

胃潰瘍、胃ガンの原因・ピロリ菌

近年、ピロリ菌が注目されるようになってきた理由は、ピロリ菌が胃潰瘍や胃ガンの原因であることがはっきりしてきたからだと思われます。ピロリ菌がきわめて特異な細菌である理由は、強酸の胃液のなかで生き残った唯一の菌であることと、自然界に40万種類も...
胃の病気

胃の粘膜下腫瘍とは 

胃粘膜下腫瘍とは胃の表面(粘膜)よりも下に病変があり、これが粘膜を押し上げるために乳房のような形に盛り上がったものをいいます。腫瘍そのものは表面に出ていませんから、診断は容易でありません。しかし小さいものはほとんど良性であるため、経過観察で...
胃の病気

胃のポリープとは

胃のポリープとは胃のなかにできる良性のイボのことです。そのほとんどは、過形成性ポリープや腺腫、胃底腺ポリープと呼ばれるものです。過形成性ポリープポリープの大多数を占める。大きくなると茎ができたり、房状になったりする。しばしばいちごのように赤...
胃の病気

胃のポリープはとらなければならないか?

胃のポリープのほとんどは過形成性ポリープと呼ばれ、ガン化することはめったにありません(ガン化率2%)。また胃の入り口付近にできる胃底腺ポリープといわれる小さなポリープもガン化の心配はありません。 しかし頻度は少ないのですが、腺腫と呼ばれる白...
肝臓の病気

肝臓の病気とは

肝臓病の主役はウイルス性肝炎であり、肝炎から肝硬変さらには肝臓ガンへと連続して進行するやっかいな病気です。
肛門の病気

肛門周囲がかゆいとき

肛門周囲がかゆくなる原因には、糞便による汚れが一番関係しています。つまり便のなかには皮膚炎をおこす成分が含まれているのです。ですから脱肛はもちろんのこと、痔核などのために便が十分ふきとれていない場合には、皮膚炎をおこしやすくなります。また、...
突然腹痛がおこったとき

突然腹痛がおこったとき

突然腹痛がおこったとき、ただちに病院へ行かなければならないのは次の場合です。激痛が全くひかない。顔色が蒼白になり冷や汗をかく。呼びかけても反応が鈍くなる。これらはいずれも危険信号で、緊急処置が必要だというサインです。おもに次のような病気が考...