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糖尿病

浦岡 正義

糖尿病

糖尿病の運動療法

運動療法は、食事療法、薬物療法と並んで、糖尿病治療のもっとも有力な手段です。しかし糖尿病の状態によっては運動療法を控えたほうがよい場合もあります。2型糖尿病で、合併症がなく血糖コントロールが安定している人や、合併症があっても程度が軽ければ、...
糖尿病

糖尿病の薬物療法

食事療法と運動療法だけではコントロールできない場合に薬物療法を用いることになります。主な薬物療法は、血糖を下げるための血糖降下薬という飲み薬とインスリン注射です。糖尿病の薬物療法には大きく分けて、経口剤とインスリン注射があります。経口剤は大...
健康ミニ知識

熱中症 

熱中症は高温のもと(炎天下、閉め切った部屋、温泉など)でおこる病気の総称をいいます。症状の程度に応じ、①熱痙攣、②熱疲労、③熱射病に分けられます。熱痙攣は筋肉の痙攣、熱疲労は脱水症状、そして熱射病は体温の調節が出来ず意識障害を来たす状態をい...
遺伝子のはなし

遺伝子のはたらき

わたしたちのからだは60兆もの細胞からなりたっています。その一個一個には核があって、そのなかには糸くずのような46本の染色体があります。つなぎあわせると2メートルほどになります。この糸くずを形成しているのがDNA(デオキシリボ核酸)と呼ばれ...
腸の病気

小腸の病気とは

小腸は十二指腸、空腸、回腸からなります。十二指腸には数リットルの膵液や胆汁が分泌されており、胃から送られた食物はここで消化されたのち栄養分の大半が吸収され、そのあと大腸へ送られます。急性小腸炎細菌、ウイルス、アレルギーなどによって腸にただれ...
腸の病気

小腸の検査とは

小腸は胃と大腸の間の部分にあたり、長さは6~7メートルに及びます。また、腹膜に固定されていないため内視鏡を小腸に挿入しようとすると、腸管が一緒に伸びて奥まで検査することができませんでした。このため、長年、小腸Ⅹ線検査のみに頼らざるを得なかっ...
腸の病気

虫垂炎はどうすればよいか

盲腸の先端にある長さ6~8cmのみみずのような管が虫垂です。この内腔に、固まった便(糞石)や異物が詰まって炎症を起こすと虫垂炎になりますが、原因のわからないものも多数みられます。虫垂炎の場合、最初から吐き気、右下腹部の痛みを訴える人は半数も...
腸の病気

腸閉塞(イレウス)はなぜおこるか

約90%はガンなどの腫瘍や潰瘍による狭窄、術後の癒着などで腸が詰るためにおこります。この詰まりかたがひどくなると、腸の血液循環が悪くなり、腸管の壊死を来たす危険な状態(絞扼性イレウス)になります。症状は腹部膨満感と嘔吐で、ひどくなると吐物に...
腸の病気

大腸の病気とは

大腸の病気は大きくふたつに分けられます。ひとつは潰瘍やガンなど腸のなかに病変がある場合と、もうひとつは腸の機能に異常がみられるものの病変はないという場合(過敏性腸症候群)です。腸の病変は腫瘍と炎症に大別されます。腫瘍は通常ポリープといわれる...
腸の病気

大腸の検査とは

便潜血検査現在おこなわれている便潜血検査は、免疫学的便潜血反応といい、ヒトの血液なら微量でも反応し、しかも大腸からの出血のみを拾い上げるという検査法です。大腸ガンは大量出血するということはなく、ガンと食物の摩擦によりガン表面から僅かに出血す...
腸の病気

感染性腸炎

細菌やウイルス・原虫が口から侵入し、腸内で繁殖するか、毒素を産生して腸炎を引き起こし、腹痛・下痢・血便・発熱を生じるものです。成人では細菌性腸炎が、小児ではウイルス性胃腸炎が多くみられます。細菌ではキャンピロバクター、サルモネラ菌、腸炎ビブ...
腸の病気

感染性腸炎:ウイルス性腸炎

ノロウィルス(小型球型ウイルス、SRSV)腸炎成人では冬季を中心に流行し、多くは生カキや二枚貝(ウィルスで汚染された海水を取り込み、濃縮している)やサラダが感染源になっています。また学童、老人施設にしばしば集団発生しますが、学童の場合は学校...
腸の病気

感染性腸炎:細菌性胃腸炎

食品に付着し繁殖した原因菌、またはその産生する毒素を食品とともに摂取したために発病します。キャンピロバクター・サルモネラ菌、腸炎ビブリオが全体の60%以上を占めています。その他には病原大腸菌、ブドウ球菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌、セレウス...
腸の病気

感染性腸炎 :特殊な腸炎

腸アメーバ症海外渡航者や男性同性愛者にみられることが多く、性感染症(STD)の1つとも考えられています。成熟嚢子の経口摂取により感染し、主に直腸・S状結腸と盲腸などの深部大腸が冒されます。下痢、粘血便、しぶり腹、排便時の下腹部痛があり、イチ...
腸の病気

虚血性大腸炎とは

虚血性大腸炎は、前触れなく突然下腹部の激痛がおこり、それに続いて鮮紅色の血液が混じった下痢が出現します。しばしば気を失うほどの激痛ですが、通常は数日間で治まってきます。大腸に栄養を送る血管が一時的に詰まることによって、その部位から出血し、び...
便秘対策

慢性の便秘にどう対処するか

便秘の原因は腸の働きが悪くなる場合と、腸のケイレンによる場合が考えられますが、ときには、両者の混在した形で便秘をきたすこともあります。したがって便秘を治したいとおもうかたは、是非つぎの点を守るよう心がけてください。1.朝寝坊をしないようにし...
便秘対策

ストレスが溜まって便秘になった場合

職場や家庭内でのストレスが原因で腸の緊張が強くなり、便の通過が悪くなった場合です。したがって、治療はいかにストレスをとるかにかかっているといえます。食生活では、朝食を必ず摂ること、一日3回決まった時間に食事する習慣をつけてください。便の量が...
便秘対策

排便を我慢したため便秘になった場合

授業中や仕事中のため排便を我慢することが度重なった結果、便意をもよおさなくなってしまった場合です。もともと、便意をもよおす反射は朝食を摂ったあとに最も強くおこるものなのです。朝起きるのが遅く、朝食抜きで仕事にでかけることはないでしょうか?こ...
便秘対策

ダイエットのしすぎで便秘になった場合

最近、急増している便秘のタイプです。若い女性に多く、ダイエットをしすぎると、1~2週間、ときには1ヶ月も排便のないことがあります。当然の話ですが、食べなければ便は出ません。極端なダイエットは便秘だけにとどまらず、皮膚の荒れ、脱毛、内臓の障害...
便秘対策

歳をとってから便秘になった場合

歳とともに腸の働きは衰え、排便反射も鈍くなってきますから、どうしても便秘がちとなります。さらに歯が弱るため、消化のよいものばかり摂る結果、食物繊維が不足して便秘に拍車をかけることになります。老化はいたしかたありませんが、少しでも腸を刺激して...
腸の病気

薬剤性大腸炎とは

薬剤を多量に使用したために、腸内に普段棲んでいる細菌が死滅し、この薬剤に抵抗性を示す別の細菌が増殖して大腸粘膜に炎症を起こし、下痢や血便をおこす病気です。抗生物質、抗がん剤、経口避妊薬、非ステロイド性抗炎症剤などが原因となりますが、とくに抗...
腸の病気

大腸憩室症とは

加齢により腸の壁がもろくなり、腸の内圧が上がったときにポケット様に外へ飛び出す袋状のものをいいます。食物繊維の多い旧来の日本食では、あまりみられなかったのですが、欧米の低繊維食が主流となったため、出現頻度が高くなりました。すなわち、食生活の...
腸の病気

粘液の多い便がでたとき

粘液とは排便時にみられる寒天を溶かしたような、ねばねばした透明の液をいいます。粘液は腸のケイレンやただれにより、腸の粘膜が刺激されて出る場合と、ポリープやガンから直接出る場合があります。粘液に血が混じるとか、痛みや熱があるかどうかが診断に役...
胆嚢の病気

胆嚢のはたらき

胆嚢は肝臓から分泌された胆汁を蓄え、濃縮する臓器です。胆汁は1日、500~800mlも分泌されます。胆汁の成分としては、胆汁酸、リン脂質、コレステロール、胆汁色素などがあります。胆嚢は食事をするたび収縮し、胆管を通って胆汁を小腸へ送り出しま...
胆嚢の病気

胆石症とは

胆石は胆汁の成分が固まって石になったもので、胆嚢、総胆管、肝臓内の各存在部位によって胆嚢結石、総胆管結石、肝内結石と呼びます。胆嚢結石はコレステロールを主成分とし、60歳以下に多く、過食・肥満や妊娠、過激なダイエット、薬剤の常用などが発生の...