長生きのためのヒント 13. 長寿のためのキーワード(3) AGEs を溜めないためには 糖化を防ぎ、からだの老化を遅らせるには、以下の5点について食生活を見直してみてください。 ①AGEsの多い「こんがりキツネ色」の食品を摂らないようにします 唐揚げ、ステーキ、ホットケーキ、フランクフルト、ベーコン、 焼き魚、マヨネーズ、ドー... 2018.03.31 長生きのためのヒント
長生きのためのヒント 12. 最終糖化産物(AGEs)はなぜからだによくないか? 綿あめを手で握りつぶした場面を想像してください。手の平には溶けた飴がべとべとにくっついて、剥がれなくなってしまいます。AGEsはこの剥がれなくなった糊に相当します。 AGEsはからだ中の血管の壁にこびりつき、容易に剥がすことができません。し... 2018.03.31 長生きのためのヒント
長生きのためのヒント 11. どうしてからだの糖化がおこるか? からだが必要としている以上に糖分を摂り過ぎた場合、余分に摂った糖がからだのタンパク質にくっついて体温で温められ、タンパク質の変性、劣化が始まります。その結果からだのそこかしこに、AGEs(糖化最終生成物)という名の老化物質が発生します。 こ... 2018.03.31 長生きのためのヒント
長生きのためのヒント 10. 長寿のためのキーワード(2) 活性酸素を取り除く方法(食事療法) 活性酸素を取り除く抗酸化物質は、①フィトケミカル、②抗酸化ビタミン、③抗酸化ミネラルに大別されます。 ①フィトケミカルとは植物などに含まれる天然の化学物質で、ポリフェノールやカロテノイドに分けられます。 ポリフェノール ポリフェノールは光合... 2018.03.30 長生きのためのヒント
長生きのためのヒント 9. 長寿のためのキーワード(2) 活性酸素を取り除く方法(運動療法) わたしたちのからだには、酸化防止システムが備わっており、日常は酵素、たんぱく質、ビタミンなどがサビ止めの働きをし、活性酸素を消してしまう働きをしているのです。 しかし一度に大量の活性酸素が発生した時にはこの防御システムが破綻してしまいます。... 2018.03.30 長生きのためのヒント
長生きのためのヒント 8. 長寿のためのキーワード(2) 活性酸素を取り除く方法(生活習慣) 私たちのからだには抗酸化酵素があって、日頃、活性酸素から身を守る防御システムが備わっています。ところが歳をとるにつれ防御力が低下すると、活性酸素の活性に歯止めがかからず、からだが酸化される危険がでてきます。 そこで、日頃からからだにストレス... 2018.03.30 長生きのためのヒント
長生きのためのヒント 7. 活性酸素はどうして発生するか? 活性酸素は私たちのからだを強力に酸化する(サビつかせる)厄介な酸素です。 私たちのからだの細胞の中心部には“核”があり、そのまわりに小さなミトコンドリアという顆粒が集まっています。この顆粒のなかで活性酸素はつくられます。 細胞はブドウの房の... 2018.03.29 長生きのためのヒント
長生きのためのヒント 6. 老化の2大原因 “酸化”と“糖化” 老化の原因はいくつもありますが、とくに大きな原因とされているのが「酸化」と「糖化」です。 人が息を吸って体内に取り込んだ酸素の一部(2%)は、活性酸素となってからだの蛋白質や脂質を酸化し、老化を促進します。さらに活性酸素はDNA(遺伝子本体... 2018.03.29 長生きのためのヒント
長生きのためのヒント 5. 長寿のためのキーワード(1) 長寿遺伝子を活性化させよう “DR1”のような長寿遺伝子をもつ遺伝子エリートでなくても百歳を迎える人は沢山おられます。 また長寿遺伝子といわれるものは実はほとんどの人が持っていて、そのスイッチをオンにすることができるかどうかのほうが問題なのです。 サーチュイン遺伝子 ... 2018.03.29 長生きのためのヒント
新しいガン情報 期待される光免疫療法(近赤外光線免疫療法) ここに癌細胞だけにくっつく物質(抗体)があります。これに起爆剤(IR700)を載せてからだに注入(静脈注射)します。すると、癌細胞は爆薬を載せた物質(抗体)で取り囲まれることになります。 この起爆装置に近赤外線(テレビのリモコンなど)を当て... 2018.02.05 新しいガン情報
便秘対策 どの便秘薬を選ぶべきか? 第1選択 酸化マグネシウム 便が柔かくなり、便通がよくなるうえに、腹痛など副作用が少ないという点で、「酸化マグネシウム」を用いることが多いようです。 マグネシウムは腸管内の水分が体内に吸収されるのを抑制しますから、腸管の水分が増加し、便を柔... 2017.10.26 便秘対策
すい臓の病気 膵臓癌をひきおこす膵嚢胞 “IPMN”とは? 膵嚢胞とは 膵嚢胞は、膵臓にできる水疱のようなもので症状はなく、超音波やCTなどで偶然発見されます。 このうち膵炎や膵外傷後に生じた嚢胞を仮性嚢胞といい、自然消失するものもありますが、膵管とつながっている嚢胞では、膵液が流れ込むためさらに大... 2017.10.19 すい臓の病気
再生医療 再生医療の現況(2017) iPS細胞による再生医療の現状 iPS細胞による再生医療の試みは、網膜色素変性(理研)、パーキンソン病(京大)、心不全(大阪大)、脊髄損傷(慶応大)の各分野で、今まさに着手されようとしています。 その先陣をきって、2014年、失明のおそれも... 2017.10.05 再生医療
心理学のはなし アダルトチルドレン アダルトチルドレンとは アダルトチルドレンは病名ではありません。 アダルトチルドレンとは、もともとアルコール依存症の親を持つ子供のなかで、親の愛情不足や虐待により性格がゆがめられ、普通に社会生活を送りにくい人々をさしていました。 その後アル... 2017.09.23 心理学のはなし
医の倫理 臍帯血移植によるガン治療の意味 子供のころ学校の花壇で花の種を蒔き、芽を吹いて花が咲くのを観察したことがあるでしょう。花の種を見ているだけでは、とても咲きほこる花を想像することはできません。 ところで、血液にも種というべきものがあります。「造血幹細胞」というものです。その... 2017.09.04 医の倫理
新しいガン情報 血液による新しいガン検査 ”マイクロRNA” 血液検査でガンを発見しようとする方法は、従来、腫瘍マーカーを測定する方法がとられています。CEA、CA19-9,などがそれにあたります。 これらの腫瘍マーカーは、癌細胞が死んで分解されるときに出るタンパク質で、すでに40種類以上のマーカーが... 2017.08.16 新しいガン情報
新しいガン情報 がんゲノム医療のスタート がんゲノム医療とは ゲノム(遺伝情報)の解析技術が進むと、病気の原因となる遺伝子の変異を調べ、それに最も適した薬や治療法を決定することができます。 癌に対しても同様に、遺伝子解析によってひとりひとりの癌に応じ、それぞれ最も適切な薬剤、治療法... 2017.08.04 新しいガン情報
遺伝子のはなし ゲノム編集とは ゲノム編集とは ゲノムとは、細胞の核にあるDNAに含まれるすべての遺伝情報をいいます。そしてゲノム編集とは、DNA切断酵素である人工ヌクレアーゼを使って、DNAの遺伝子の狙った場所の生物遺伝子を壊したり、切った場所に別の遺伝子を入れて置き換... 2017.07.30 遺伝子のはなし
腸の病気 便失禁(便漏れ)をどうするか 高齢になると肛門内側の筋肉が衰え、知らないうちに便が漏れることが多くなります。とくに認知症、脳梗塞、糖尿病の患者さんには頻繁にみられます。 また、直腸癌や痔核の手術、お産のあと等には、肛門外側の筋肉が衰え、便意が出てもトイレに行くまで我慢で... 2017.06.18 腸の病気
心理学のはなし ピグマリオン効果(教師期待効果) 教師(上司)が生徒(部下)に対して、成績(業績)が上がる期待を示すと、生徒(部下)はその期待に応えようと頑張り、着実に成果を挙げることが多い。 心理学者ロバート・ローゼンタールによれば、「人は期待された通りの成果を出す傾向がある」というので... 2017.06.11 心理学のはなし
栄養ミニ知識 緑茶 緑茶とは 日本茶は摘んだ若葉が科学変化をしないように、発酵を抑えてつくられており、不発酵茶と呼ばれています。 摘んだばかりの葉を蒸すことで、臭みを取り除き、発酵を妨げて成分が変化するのを阻止します。 発酵しなければ葉は緑色のままですから、通... 2017.04.12 栄養ミニ知識
栄養ミニ知識 カフェイン カフェインとは カフェインとは、コーヒー(カフィー)に、化学物質を示す-ineをつけたものです。 カフェインを含む飲食品には、コーヒーのほか、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ココア、コーラやチョコレートなどがあげられます。 そもそも、カフェインがか... 2017.03.31 栄養ミニ知識
心理学のはなし 社会的手抜き(リンゲルマン効果) 社会的手抜きの心理 ある仕事に取り組む場合、ひとりでやる場合は精一杯の努力をするが、大勢で取り組むと、ひとりひとりのパワーは、人数が増えるほど少なくなるという理論です。 つまり、大勢になればなるほど、他の人がなんとかしてくれるだろうという手... 2017.03.04 心理学のはなし
心理学のはなし カタルシス効果 カタルシスとは、ギリシア語で「浄化」を意味します。 わたしたちは、心の中に渦巻く不安、恐怖、苦悩などの感情を、信頼する人の前で吐き出すことによって苦痛が軽減し、安堵感を得ることを経験します。 この「心が浄化された」という気分を、精神科医のフ... 2017.01.29 心理学のはなし
胃潰瘍:ピロリ菌特集 ABC検診がD判定(ピロリ陰性)の場合、除菌すべき? ABC検診はピロリ菌の有無と、萎縮性胃炎の有無を調べ、胃ガンのリスクを判定しようとするものです。 D群は、ペプシノーゲン法が陽性で、血中ピロリ抗体が陰性の場合です。 これは萎縮性胃炎の程度がつよいためピロリ菌が生存しにくい状態で、胃癌のリス... 2017.01.27 胃潰瘍:ピロリ菌特集