食養生の心得 酸性食品とアルカリ性食品 酸性食品をとると血液が酸性になり、アルカリ性食品をとるとアルカリ性になると勘違いされがちですが、どちらを食べてもからだの中では中和されてしまうため、実際には思ったほどの影響はないといえます。 また、しばしば、アルカリ性食品のほうが酸性食品よ... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 消化のよいもの・わるいもの 一般にやわらかい食品は消化がよく、かたい食品は消化がわるいといえます。 たとえば、ごぼうやたけのこのように、かたい食品でも、煮たり焼いたりすればやわらかくなって消化はよくなります。 一般には消化のよいものが好まれ、消化のわるいものは嫌われる... 2005.12.19 食養生の心得
胃の病気 ピロリ菌はどのようにして胃を傷つけるのか? ピロリ菌のもつ毒素や免疫細胞の増殖・反応に関するサイトカインという蛋白が胃の粘膜下を流れる血液中の好中球を活性化し、活性酸素やフリーラジカルを発生します。 これが胃の粘膜を傷つけて潰瘍を発生させるのです。 2005.12.18 胃の病気
大腸ガンにならないために 便潜血陰性のとき 毎年、検便が2日連続で陰性であれば、精密検査は受けなくてもいいでしょう。 しかし、厳密にはすべての大腸ガンを除外できたわけではないので、年1回は必ず検便をしておいてください。 なお便通異常やおなかに不安のあるかたは積極的に大腸検査を受けてお... 2005.12.18 大腸ガンにならないために
クローン病の最新治療 クローン病の薬物療法 クローン病の原因のひとつとされる自己免疫の暴走を抑え、炎症を抑え込む薬剤が使われます。 (1)ペンタサ・サラゾピリン クローン病の最も基本となるくすりで、炎症をつよく抑えます。 サラゾピリンは小腸でしか働かず、大腸病変には効きませんが、ペン... 2005.12.18 クローン病の最新治療
胃潰瘍:ピロリ菌特集 ピロリ菌はすべての胃潰瘍の原因か? 胃潰瘍の70%、十二指腸潰瘍の95%がピロリ菌によって引き起こされるといわれています。 胃潰瘍の原因にピロリ菌の関与する割合が低いのは、非ステロイド性消炎鎮痛薬による胃潰瘍が増えているためです。とくに、アスピリンは代表的な鎮痛剤で、風邪の治... 2005.12.18 胃潰瘍:ピロリ菌特集
長生きのためのヒント 3. 長寿は遺伝するか? 明らかに長寿家系が存在し、遺伝することが分かっています。 我が国随一の長寿県である沖縄の 100歳以上の人たちに共通する遺伝子を研究した結果、免疫細胞の働きを強める“ DR1”という長寿遺伝子をもつ人が多いことが分かってきました。 これは6... 2005.12.17 長生きのためのヒント
大腸ガンにならないために 大腸検査とはどのようなことをするのか? 大腸検査は、前日、あらかじめ下剤を飲んでいただき、腸のなかを空にしたうえで、肛門から内視鏡(カメラ)を挿入し、直腸から盲腸まで大腸全体(約160cm)を観察するか、肛門から造影剤を注入して大腸のX線写真をとるか2つの方法があります。 基本的... 2005.12.17 大腸ガンにならないために
クローン病の最新治療 クローン病 抗サイトカイン(抗TNF-α抗体)療法とは 私たちの免疫システムは、本来異物が侵入してきたときに防御スイッチが入るようにできています。ところがクローン病では、本来自分の体の一部を異物と誤認して、防御スイッチが入った結果、多量のサイトカイン(TNF-α)を産生して、自分の腸に傷をつけて... 2005.12.17 クローン病の最新治療
胃潰瘍:ピロリ菌特集 ピロリ菌を殺せば胃潰瘍や胃ガンはなくなるか? ピロリ菌を除菌できなかった時代には、胃潰瘍で65%、十二指腸潰瘍では80%以上が1年以内に再発していました。 しかしピロリ菌除菌を行えるようになってから、再発率は年間2~3%に激減しました。 また、除菌により胃ガンの発生も3分の1に減ってき... 2005.12.17 胃潰瘍:ピロリ菌特集
胃の病気 食道や胃の表面が裂ける病気とは? 過度の飲酒や食あたり・つわりなどで激しい嘔吐をしたとき、急激に腹圧が上がり食道と胃の境を中心に亀裂が発生し、大量の出血をおこし吐血することがあります。 食道静脈瘤や胃潰瘍からの出血と鑑別するため直ちに緊急内視鏡検査をおこなわなければなりませ... 2005.12.16 胃の病気
長生きのためのヒント 4. 遺伝子が傷つくと老化が進む? 紫外線や放射線などの有害物質、あるいはミトコンドリアで酸素からエネルギーを作る際発生する活性酸素により、細胞の核にある核酸(とくにグアニン)が破壊され、遺伝子に傷がつくことが分かっています。 若いときは免疫力が旺盛で防御機構が働き、活性酸素... 2005.12.16 長生きのためのヒント
増加する逆流性食道炎 ピロリ菌の除菌で逆流性食道炎は増えるか? ピロリ菌により傷つき、萎縮した胃の粘膜が、ピロリ菌を除菌することによって回復し、胃酸の分泌が盛んになります。このため、逆流性食道炎が増加するという説明がしばしばされています。 たしかに除菌によって胃体部の胃炎が回復する結果、逆流性食道炎が多... 2005.12.16 増加する逆流性食道炎
大腸ガンにならないために 大腸内視鏡検査はどこがすぐれているか? X線検査が大腸の影を観察するのにくらべ、内視鏡検査は直接大腸のなかを観察する方法です。 したがって内視鏡検査のほうが正確に診断でき、しかも病変が見つかった場合、組織検査がおこなえる点や、ポリープや早期癌の内視鏡治療が同時に行える点で、すぐれ... 2005.12.16 大腸ガンにならないために
大腸ガンにならないために 免疫学的便潜血反応とは? 検便による便潜血検査は以前からあったのですが、感度が低く、微量の出血を捕らえることができなかったこと、魚や肉の血液でも反応してしまう、胃からの出血と区別できなかったなどの理由で、診断的な価値が低かったのです。 ところが、現在おこなわれている... 2005.12.16 大腸ガンにならないために
クローン病の最新治療 クローン病 手術が必要となるとき クローン病では極力手術を避けねばなりませんが、次の場合はやむなく手術が必要となります。 ただし、術後の接合部に再発する可能性が極めて高いため、手術は狭窄をとるだけの最小限の切除に留めるようにしています。 (1)狭窄で腸がつまったとき(2)ろ... 2005.12.16 クローン病の最新治療
胃潰瘍:ピロリ菌特集 いままでの胃薬はピロリ菌には効かないか? ピロリ菌の除菌薬を飲まない限り、ピロリ菌の除去はできません。つまり、今までの胃薬では、胃酸を抑え潰瘍を治すことはできますが、ピロリ菌を殺すことはできないのです。 漢方薬、ヨーグルトなども同様で、ピロリ菌の活動を抑えることはあっても、殺菌する... 2005.12.16 胃潰瘍:ピロリ菌特集
増加する逆流性食道炎 逆流性食道炎のくすりとは? 治療の第1は、胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬(PPI)という薬を、8週間続けて服用することです。約80%のかたにはよく効きます。 もし効果がなければ、薬を飲む時間を変更するとか、薬の量を増やすとか、種類を変えるようにします。それと同... 2005.12.15 増加する逆流性食道炎
大腸ガンにならないために 大腸内視鏡検査の前処置とは? 大腸内視鏡検査では、検査4時間前に、軽い塩味の腸管洗浄液(ニフレックなど)2リットルを飲み、5~10回トイレにいって腸のなかを空にしていただきます。 この検査液は腸の中では全く吸収されないため、腎臓や心臓などへの影響がほとんどなく、安全な検... 2005.12.15 大腸ガンにならないために
胃潰瘍:ピロリ菌特集 ピロリ菌を殺す“除菌療法”とは? 現在、ピロリ菌の除菌薬として認められているのは次の2種類です。最初に試みる除菌薬を1次除菌薬と呼んでいます。 その内容は、プロトンポンプ阻害剤・クラリスロマイシン・アモキシシリンの3種類を朝夕2回、1週間だけ飲むという簡単なものです。 この... 2005.12.15 胃潰瘍:ピロリ菌特集
増加する逆流性食道炎 胃食道逆流症の登場 胃液が食道に逆流し、赤くただれて炎症を起こすと、胸焼け・げっぷ・胸痛などをおこしてきます。 これを逆流性食道炎と呼んで、治療してきました。 しかし、胃液(十二指腸液を含む)が食道に逆流しても、必ずしも逆流性食道炎をおこすとはかぎりません。 ... 2005.12.14 増加する逆流性食道炎
胃潰瘍:ピロリ菌特集 除菌療法の最大のメリットとは? いままでの胃潰瘍の治療では、60~80%のひとが再発を繰り返していましたが、除菌療法に成功すると、潰瘍を再発するひとは20%以下に減少しました。 またピロリ菌をもっているひとは、もっていないひとの20~30倍も胃ガンが発生するといわれます。... 2005.12.14 胃潰瘍:ピロリ菌特集
大腸ガンにならないために 大腸早期ガンと進行ガンはどこが違うか? 大腸の早期ガンは、ガンが粘膜の表面に留まっている場合をいい、進行ガンはガンが深く浸潤していった場合をいいます。 粘膜表面にはリンパ管や血管がないため、早期ガンでは転移しにくいのですが、進行ガンになるとリンパ管や血管にガン細胞が入っていくため... 2005.12.13 大腸ガンにならないために
大腸ガンにならないために 大腸内視鏡検査は苦しいって本当? カメラが腸の曲がり角を通るときに多少痛みますが、一時的なものです。 ただ、婦人科の手術などで下腹部に癒着がある場合は、痛みを伴うことがあり、X線検査に変更することがあります。 2005.12.13 大腸ガンにならないために
増加する逆流性食道炎 胃食道逆流症の症状 一番よくみられるのは、みぞおちの上あたりの焼けるような感じです。 それに加えて、げっぷ・吐き気など消化器の症状のほか、狭心症に似た胸痛、喘息に似た咳などの症状、のどの違和感や耳鳴りなど耳鼻科の症状などもみられます。 2005.12.12 増加する逆流性食道炎