GAN

ガンの基礎知識

ガン特集

ガンの基礎知識

がんの発生

ガンは2つの段階を経て発生します。 第1段階(引き金段階)では発ガン性のあるタバコ・紫外線・排気ガス・アスベスト・アフラトキシン・放射線等が細胞のDNAに直接働きかけ、遺伝子の突然変異をおこします。 第2段階(後押し段階)ではプロモーター(...
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ガン遺伝子

ガン遺伝子という名がついていますが、いつもからだによくないことをしているのではありません。 それどころか意外にも、普段は細胞が分裂するのに重要な働きをしているのです。 すなわち、ガン遺伝子というのは本来、細胞を増殖させる働きを持つ遺伝子なの...
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ガン抑制遺伝子

ガンを自動車にたとえると、ブレーキがはずれて猛発進してしまうようなものですが、このブレーキの働きをしているものがガン抑制遺伝子です。 ガン抑制遺伝子は現在、P53、RB、APC遺伝子など約30種類がみつかっていますが、ガンの半数以上(すい臓...
ガンの基礎知識

ガンは遺伝するか?

多くのガンは遺伝とは関係なく、生まれた後で、化学物質や放射線・ウイルスなどにより遺伝子が変化を起こしてガン化すると考えられています。 ガンは遺伝子の病気であって遺伝する病気ではありません。 確かに遺伝するガンもありますが、それはごく一部のガ...
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ガンと免疫のはなし

ガン細胞の発生は私たちの一生で10億回もあるとされています。 つまり、体の中では常にガン細胞が発生していると考えられています。 それにもかかわらず人が簡単にガンにならないのは、からだに発生したガン細胞を押さえ込もうとする力が自然に備わってい...
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腫瘍マーカー

体内に腫瘍ができると、その腫瘍により大量につくられ、血液中(ときに尿や膣分泌液)に出現してくる物質を腫瘍マーカーといいます。 ただし、腫瘍マーカーが陽性だからといって必ずガンがあるわけではなく、反対に陰性だからといって完全にガンが否定できる...
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遺伝子診断

ひとの遺伝子を調べ、その結果と症状を合わせて診断するのを遺伝子診断と言います。 遺伝子の診断が出来るようになれば、すぐにでも遺伝子の治療が出来そうですが、なかなかそうはいかないのです。 そのへだたりは思ったより大きいのが現実です。 2003...
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唾液によるガン診断

唾液の成分を分析するだけで、膵臓ガン、口腔ガン、乳ガンを診断するという画期的な方法を開発したという報告です。 慶応大学先端生命科学研究所が米カリフォルニア大ロサンゼルス校との共同研究で明らかにしたもので、2010年6月28日、オランダのアム...
新しいガン情報

ガン治療の現況

現在行われている癌治療には5つの方法があります。 1番目は、手術によって癌を切り取る方法です。 癌が発生したところに留まって、ほかの臓器に転移していないうちは、手術によって癌の部分だけを切り取ればいいのです。 さらに癌が初期で、血管やリンパ...
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新しい放射線治療

放射線治療とは、X線やガンマ線、電子線などの電磁波をガン細胞へ照射することによって、ガン細胞を死滅させる治療法です。 細胞分裂を際限なくおこなうガン細胞は、正常細胞より放射線の影響を受けやすいため、放射線照射によりガン細胞を狙って死滅させる...
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ガン免疫療法

癌の治療にあたり、手術療法、放射線療法、化学療法では体への負担が大きく、治療を継続できない場合が少なくありません。 そこで、からだの免疫力を高めて癌を抑え込もうという免疫療法が、第4の治療法として登場してきました。 癌免疫療法は、初期(第1...
新しいガン情報

ガンワクチン療法

ワクチンといえば、発病していないヒトに弱毒ワクチンを注射し、それに対する抵抗力をつけて、細菌やウイルスがからだに侵入しても、発病させないようにするものです。 癌ワクチンも同じように、弱毒ワクチンで発癌しないようにするのが理想ですが、現段階で...
新しいガン情報

分子標的治療

近年、新しい抗ガン剤として注目されているものに「分子標的治療薬」があります。 ガン細胞を殺傷する目的でつくられた従来の抗がん剤は、ガン細胞以外の健康な細胞をも攻撃してしまう欠点をもっています。 このため、白血球や血小板が減ったり、嘔吐や脱毛...
新しいガン情報

ヘルペスウイルス療法

遺伝子操作したヘルペスウイルスをガン組織に注入して、ガン細胞を死滅させる治療法です。 ヘルペスウイルスは80以上の遺伝子をもっていますが、このうちいくつかの遺伝子を改変して、正常細胞には働かず、ガン細胞だけを破壊しようとする試みがなされてい...
新しいガン情報

ガンの遺伝子治療

近年、ガンを攻撃する遺伝子を体内に注入し、その遺伝子の働きでガンを抑制しようという、いわゆる「ガン遺伝子治療」が注目を集めています。 病気の本態に迫る画期的な治療法であり、今までの手術、放射線療法、化学療法、免疫療法に次ぐ、第五の治療法とい...
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ガンと食事

発ガン因子としてもっとも関係あるのは食事でしょう。 一説には、発ガン原因の35%を食事が占めているといわれています。 次にタバコが30%です。 食事とタバコを合わせると、実に65%という数字になります。 この他にも放射線や紫外線、ダイオキシ...
ガンの基礎知識

ガンとこころの問題

1985年、イギリスのランセットという有名な医学雑誌に、乳ガン患者さんの意識状態を4つのグループに分け、術後13年間の調査報告が発表されました。 それによると、 自分は絶対に治ると希望を持ち、ガンに勝つためによいと思われることは積極的に実践...
大腸ガンにならないために

大腸ガンは増えているか?

現在わが国で最も多いガンは大腸ガン(年間15万8千人が罹患)です。 ただしその半数以上は軽快しているため、実際のガン死亡者数は、肺ガンが1位(75600人)、大腸ガンが2位(54000人)、胃ガンが3位(43500人)となっています。 さら...
大腸ガンにならないために

大腸ガン どのくらい患者さんがいるか

我が国では、年間101万人のかたがガンになり、37万人のかたが亡くなっています。 そのうち最も多いガンは大腸ガンで、年間15万8千人のかたが罹患し、5万4千人のかたが亡くなっています。 ちなみに大腸ガンの死亡者数は50年前には僅か4,000...
大腸ガンにならないために

大腸ガンはどのくらい助かるか

大腸ガンは他のガンにくらべ手術により助かりやすいガンといわれています。 一番の問題はガンの転移の有無で、直腸ガンでは骨盤の中のリンパ腺への転移が、また結腸癌(深部の大腸ガン)では肝臓への転移が問題となります。 最近は、検診などで便潜血検査を...
大腸ガンにならないために

大腸ガン どんな人がかかりやすいか

大腸ガンは、60代から70代の高齢者に発生しやすく、肥満傾向が強いかたに多く見られます。 また、食事内容については、脂身の多い牛肉、豚肉、加工肉(ハム、ベーコン、サラミなど)をよく摂るかた、食物繊維(野菜・海藻・きのこ)が不足気味のかた、毎...
大腸ガンにならないために

大腸ガンの症状

大腸ガンの70~80%は、肛門に近い直腸やS状結腸に発生します。 ここにガンができると、便に赤い出血やどろっとした粘液がでたり、便が細くなる・すっきり便が出ない・便秘がひどくなる・下腹部の鈍痛や腰痛などの症状をおこしてきます。 これに対し、...
大腸ガンにならないために

大腸ガン 発見のきっかけは?

大腸ガンの発見のきっかけは、便通の異常や腹部の不快感、排便時の僅かな出血であることが多いのですが、これは必ずしもガンの初期症状という意味ではありません。 早期の大腸ガンは、ほとんど症状はなく、検診などの便潜血検査の異常でみつかるケースが一番...
大腸ガンにならないために

なぜ大腸ガンになるのか?

大腸ガンに関係する食品としては、ベーコンやハムなどの加工肉の摂りすぎ、野菜、海藻、キノコなど食物繊維の摂取不足が挙げられます。 また、大量の飲酒や食べ過ぎによる肥満も危険因子です。 さらに、喫煙も危険因子です。つまり、タバコに含まれるベンツ...
大腸ガンにならないために

大腸ガンは遺伝するか?

大腸ガンは遺伝しやすいガンといわれていますが、実際遺伝することが明らかな大腸ガンは2種類ありますが、両方あわせても5%程度です。 ひとつは家族性大腸ガン(遺伝性非ポリポージス大腸ガン)といわれ、複数の修復遺伝子(hMSH-2, hMLH-1...