感染症 小児が罹る“ロタウイルス胃腸炎” 乳幼児の嘔吐下痢症の原因としてもっともよく知られているのが、ロタウイルス胃腸炎です。 3月から5月にかけて流行し、潜伏期は1~3日、嘔吐と下痢に加え発熱、腹痛をおこしてきます。下痢は数日つづいて治りますが、まれに重症化して脳症,脳炎をおこす... 2014.05.06 感染症
環境問題 プルトニウムの危うさ プルトニウムは自然界には存在しない元素ですが、原子炉内でウラン238の原子核に中性子を当てると、中性子が原子核に吸収されて「プルトニウム239」が生まれます。プルトニウム239はきわめて強い放射能と毒性をもった物質で、「人類が創り出した最悪... 2014.04.30 環境問題
健康ミニ知識 乳酸は疲労物質か? 再エネルギー源、乳酸 乳酸が疲労物質と言われるようになったのは、疲労すると血中に乳酸が増えるという事実に基づいています。 つまり激しい運動をすると、一時的に乳酸が筋肉に溜まります。乳酸は消費するのに時間がかかるため、しばらく筋肉内に残るので... 2014.04.29 健康ミニ知識
健康ミニ知識 疲労回復物質“イミダゾールジペプチド” 渡り鳥のオオソリハシシギのメスは、アラスカからニュージーランドまで、11,680キロを不眠不休で羽ばたき続けた大記録を持っています。同様に、マグロや鯨が何時間も休みなく遊泳できるのも驚異の現象でした。 最近そのパワーの源がイミダゾールジペプ... 2014.04.29 健康ミニ知識
健康ミニ知識 リンパ浮腫 リンパ浮腫は乳癌や子宮癌、卵巣癌、前立腺癌、皮膚癌の手術で、リンパ節を取り除いたり放射線治療をうけたあとに発生します。 リンパ液の蛋白質がリンパ管からもれ、腕の内側や太ももの付け根に蓄ってむくみとなり、徐々に手の先、足の先へと広がっていきま... 2014.04.27 健康ミニ知識
健康ミニ知識 ブルーベリーの魅力 第二次世界大戦中、英国空軍爆撃機のパイロットがブルーベリージャムが塗られたパンを毎日食べていたところ、夜間の空中戦でも敵がよく見えるようになったというエピソードがあります. 研究の結果、ブルーベリー(とくにその一種ビルベリー)に含まれるアン... 2014.04.21 健康ミニ知識
医の倫理 無過失補償制度 出産時の分娩で発生する脳性麻痺については、原因がはっきりせず医療側の過失かどうか判断困難なケースが多く、訴訟が長期にわたるため、補償されるにしても随分時間がかかるという弊害が目立っていました。 そこで、医療事故で障害を負った場合、医療側に過... 2014.04.20 医の倫理
ガンの基礎知識 発ガン物質とは 世界保健機関(WHO)は95種の発癌物質と発癌が疑われる300種の物質を取り上げています。 その代表がアフラトキシンB1で、カビの1種・アスペルギルス・フラブスと、トキシン(毒)の合成語で、カビの毒を意味します。ダイオキシンの10倍という猛... 2014.04.15 ガンの基礎知識
栄養ミニ知識 コレステロールと中性脂肪の違い エネルギー源とならなかった中性脂肪の行方 食品に含まれる脂肪の大部分は中性脂肪で、からだを動かすエネルギー源として使われます。 食物として摂った脂肪が小腸で分解・吸収され中性脂肪になる場合と、摂り過ぎた糖質が、肝臓で中性脂肪に作り変えられる... 2014.03.31 栄養ミニ知識
栄養ミニ知識 地中海式ダイエット 地中海式ダイエットとは、地中海沿岸地域に伝わるオリ-ブオイルを中心としたヘルシ-な食生活のことをいいます。 1960年代、ミネソタ大学キーズ博士により、地中海沿岸地域では心臓病の発生や死亡率の少ないことが指摘されました。そしてその地域の食生... 2014.03.23 栄養ミニ知識
遺伝子のはなし DTC遺伝学的検査は受けるべきか? 動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病になるかどうかを調べるというDTC遺伝学的検査が注目を浴びています。 DTCとはDirect-to-consumerの略で、消費者がインターネットや通販で申し込み、医療機関を介さずに直接結果を知ることができる... 2014.03.15 遺伝子のはなし
核医学のはなし 放射線治療 放射線治療とは、X線やガンマ線,電子線などの電磁波をガン細胞へ照射することによって、ガン細胞を死滅させる治療法です。 細胞分裂を際限なくおこなうガン細胞は、正常細胞より放射線の影響を受けやすいため、放射線照射によりガン細胞を狙って死滅させる... 2014.03.07 核医学のはなし
健康ミニ知識 原因不明の“慢性疲労症候群” とくに動きすぎたわけでもないのに、激しい疲労感や倦怠感が半年以上続き、休息や睡眠によっても回復しにくい原因不明の疾患群です。 容易に疲労が回復せず、そのまま寝たきりになったり、寝返りすらできない状態に陥る場合もあります。つまり、単なる疲労の... 2014.03.02 健康ミニ知識
再生医療 脂肪幹細胞移植で乳房をもとに戻せるか? 脂肪幹細胞は皮下脂肪のなかにあって容易に取り出すことができ、傷ついた組織を修復する機能をもつ幹細胞です。内臓脂肪にはありません。 ただ脂肪幹細胞は、幹細胞ではあるものの万能性はなく、脂肪のほかには骨・軟骨・筋肉・肝臓・血管への分化が確認され... 2014.02.24 再生医療
栄養ミニ知識 ポリデキストロース ポリデキストロースは、トウモロコシから人工的に作られた食物繊維で、その働きは天然の食物繊維とまったく変わらず、極めて安全な食材です。 ブドウ糖、ソルビトールにクエン酸を加えて作るため、ほとんど無味・無臭で甘味はありません。エネルギーも1gで... 2014.02.22 栄養ミニ知識
健康ミニ知識 プロスタグランディン プロスタグランディン(PG)とは、からだのあらゆる組織でアラキドン酸から産生される不飽和脂肪酸の総称で、ホルモンに似た働きをします。 つまり、プロスタグランディンにはいくつもの種類があるため、血圧の上昇や降下・血管の拡張・血小板の凝固阻害・... 2014.02.16 健康ミニ知識
環境問題 ロハス LOHAS(ロハス)とは、LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability の頭文字をとったもので、地球の環境保護を最優先に考える人々の健全なライフスタイル、つまり「人類と地球がいつまでも共存共栄... 2014.02.09 環境問題
再生医療 細胞外マトリックス たとえば蜂の巣を想像してみてください。その仕切られた多くの小部屋には、それぞれ1個ずつブドウの房のような細胞が入り込んでおり、この仕切った壁の部分は「細胞外マトリックス」と呼ばれます。 つまり、細胞だけではばらばらで形になりませんから、細胞... 2014.01.26 再生医療
再生医療 再生医療の現況(2014) 再生医療とは、手足など体の一部が事故などで切断した場合、欠損した組織の回復をめざす医療分野です。 従来の工学技術による人工臓器では限界があり、他人からの臓器移植は移植適合性などの困難を抱えていることから、自分のからだの組織を用いた再生医療に... 2014.01.26 再生医療
環境問題 核のゴミはどこへ行くのか? 原発の稼働により発生する使用済み核燃料は大部分が燃えないウラン238ですが、その他に半減期の長いプルトニウムやマイナーアクチノイド (MA)が混じっているため、環境への影響は数万年にも及ぶといわれています。 しかし、そのままガラスで固め地中... 2014.01.21 環境問題
環境問題 核燃料サイクル 核燃料サイクルの論理 原子力発電所(軽水炉)で使われた使用済み核燃料(核燃料の燃えかす)から、プルトニウムやウランを取り出し(再処理という)、これを高速増殖炉で再び燃料として使う仕組みを「核燃料サイクル」と呼びます。 燃えるウランとは核分裂... 2014.01.21 環境問題
感染症 ノロウイルス感染症 おもに11月から3月にかけ、嘔吐と下痢、腹痛を起こすウイルスです。カキなどの二枚貝(ウィルスで汚染された海水を取り込み、濃縮している)やサラダを、生あるいは十分に加熱調理しないで食べると、ヒトの小腸で繁殖し1~2日して急性胃腸炎をおこしてき... 2014.01.20 感染症
新しいガン情報 ガンをひきおこすウイルスや細菌 ガン発生の原因のひとつにウイルスがあげられます。 最もよく知られたウイルスが、EBウイルス(エプスタイン・バーウイルス)で、ヘルペスウイルスの一種です。決して稀なウイルスではなく、成人に達するまでに、ほとんどの人が感染します。 ところが一部... 2013.12.29 新しいガン情報
ガンの基礎知識 放射線障害 放射線とはウランやプルトニウムなどの放射性物質から放出された波長の短い電磁波(X線、ガンマ線)や高速の粒子線(アルファ線、ベータ線、重粒子線、中性子線など)をいいます。 からだが放射線照射をうけると、まず最初に細胞の増殖が活発な胃腸や骨髄、... 2013.12.29 ガンの基礎知識
健康ミニ知識 筋肉の老化 “サルコペニア症(筋肉減少症)” サルコペニアは造語で、サルコは筋肉、ペニアは減少の意で、筋肉の減少によって、からだが動きにくくなる状態をいいます。 歳とともに、頻繁につまずくようになったり、手をつかないと立ち上がりにくいような症状が出始めると、サルコペニアを疑わないといけ... 2013.12.24 健康ミニ知識