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大腸ガンにならないために

ガン

大腸ガンにならないために

大腸早期ガンと進行ガンはどこが違うか?

大腸の早期ガンは、ガンが粘膜の表面に留まっている場合をいい、進行ガンはガンが深く浸潤していった場合をいいます。粘膜表面にはリンパ管や血管がないため、早期ガンでは転移しにくいのですが、進行ガンになるとリンパ管や血管にガン細胞が入っていくため、...
大腸ガンにならないために

大腸ガン治療の考え方

おおざっぱにいって、初期の大腸ガン(早期癌)には開腹しないで内視鏡による手術をおこない、進行したガンには、腹腔鏡などを含む開腹手術がおこなわれます。つまり初期の癌ではガンのすべてを内視鏡で切り取ることができますが、進行したガンではまわりのリ...
大腸ガンにならないために

大腸内視鏡下手術とは?

きわめて初期の粘膜ガンに対しては、大腸ポリープ切除術や大腸粘膜切除術(EMR)がおこなわれます。しかし、それよりやや進んだ粘膜下層のガンに対しては、粘膜下層剥離術(ESD)がおこなわれます。ここまでは、内科医が処置できる範囲です。これ以上ガ...
大腸ガンにならないために

大腸ポリペクトミーとは

大腸のポリープは大きくなるとガン化が始まります。したがって5mm以上のポリープは切除しなければなりません。内視鏡で観察しながらポリープの茎の部分にワイヤーをかけ、電流を通して焼き切ります。ポリープに発生したガンはこれで切り取ることができるの...
大腸ガンにならないために

内視鏡的粘膜切除術・粘膜下層剥離術とは?

大腸の粘膜に直接ガンが発生した場合、はじめのうちは盛り上がりもへこみも僅かであるため、そのままでは内視鏡では切り取れません。そこでガンの下へ薬を注入してポリープ様に盛り上げ、これにワイヤーをかけ電流を通して焼き切るのです。ガンが粘膜にとどま...
大腸ガンにならないために

腹腔鏡下手術とは?

早期のガンでもやや進行すると僅かに リンパ腺へガンが広がります。この時期にはおなかに小さな穴をあけ、腹腔鏡という望遠鏡のようなものでおなかの中を覗きながら、ガンを含め大腸の一部を切り取ります。開腹手術にくらべ、からだへの負担はかなり少ないと...
長生きのためのヒント

21. 長寿のためのキーワード(5) 動脈硬化の予防

わたしたちは長い生活習慣によって発病してくる肥満・糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症・脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・ガンなどの生活習慣病で寿命を縮めています。そして最期は、多くの人が血管の老化(動脈硬化)による閉塞(梗塞)で死亡するか、癌にな...
長生きのためのヒント

22. 長寿のためのキーワード(6) ガンの予防

発がんに関わる遺伝子に異常が発生し、同時にこれを修理しようとする遺伝子が働かず、さらに発がんを抑えようとするがん抑制遺伝子が故障したとき、がんが発生するといわれています。がん遺伝子はもともと細胞の分裂を促してからだの傷を治すはたらきをしてい...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

除菌療法によっておこると考えられる弊害

除菌による弊害の第1は、約10%の頻度で逆流性食道炎、胃食道逆流症がみられることです。皮肉なことですが、除菌に成功すると胃が元気を取り戻し、胃酸の分泌が回復するため、逆流した胃液が食道粘膜を傷つけるようになるのです。また弊害の第2は、除菌に...
大腸ガンにならないために

進んだ大腸ガンはどうするのか?

開腹して見える限りのガンは切除しても、肉眼では見えない癌細胞が残っている可能性があります。したがって進行したガンの手術後には、抗がん剤をしばらく飲んでいただくことがあります。さらにガンが完全にとりきれなかった場合は抗がん剤の追加や放射線治療...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

ピロリ菌がいるのに胃潰瘍のないひとはどうすばよいか?

ピロリ菌をもっているひとは全国に6000万人もいるといわれますが、実際胃潰瘍になるのは、2~3%といわれています。つまり、ほとんどのひとはピロリ菌をもっているだけの無症状者です。このように胃潰瘍がなくてもピロリ菌がいる場合は、将来胃ガンの発...
大腸ガンにならないために

人工肛門が必要になるとき

直腸ガンが肛門の近くに発生した場合、進行すると肛門近くの血管やリンパ腺にあるガンを取り除くことができなくなります。このため直腸は肛門部まで切りとって肛門を閉じ、お腹に穴をあけて便の出口を造ってあげなければなりません。人工肛門による合併症は、...
長生きのためのヒント

24. 長寿のためのキーワード(8)喫煙

タバコを吸うと確実に寿命は短くなります。日本の成人男子の喫煙率は54%と世界で最も高いといわれています。欧米諸国では25%前後と低く、タバコの街頭販売もなく、生命保険加入や医療分野ではかなりのペナルティが課せられています。喫煙は血管の老化を...
大腸ガンにならないために

大腸ガンの血液検査とは?

大腸ガンを発見できる血液検査があると便利です。CEA(癌胎児性抗原)は大腸ガンがあるていど大きくなると異常を示してくる便利な血液検査です。しかし初期の癌では異常を示さないため、今のところ早期発見には使えません。
胃潰瘍:ピロリ菌特集

ピロリ菌は胃ガンの原因って本当?

1994年にWHO(世界保健機構)がピロリ菌の発ガン性を認定しました。すなわち、ピロリ菌によって胃の粘膜の萎縮がひきおこされ、ピロリ菌により発生するモノクロラミンがDNAを障害し、ガンを発生させる危険があるというものでした。その後の研究で、...
大腸ガンにならないために

どういうときに大腸内視鏡検査をうければよいか?

ガン年齢といわれる40歳以上になれば、毎年1回便潜血検査を受け、陽性の場合は大腸内視鏡検査をうければよいとおもいます。しかし、家族に大腸ガンが多いとか、大腸ポリープができやすいかた、便や便通に異常をおこしやすいかた、下腹部の症状がおこりやす...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

ピロリ菌が胃ガンの原因とおもわれる証拠

ピロリ菌に感染したことのある人は、ピロリ菌に感染していない人の6倍も胃ガンになっています。(ハワイ大野村博士)スナネズミの動物実験で、ニトロソアミン(発ガン物質)を投与しても、18匹中1匹も発ガンしませんでした。ところが、ニトロソアミンとピ...
大腸ガンにならないために

大腸ガンの危険がある食品とは?

大腸ガンを引き起こしやすい食品として、第一に動物性脂肪があげられます。ちなみに毎日牛肉・豚肉を摂る人は月1回以下の人の2.5倍、大腸ガンになりやすいといわれています。つぎにアルコールの飲み過ぎがあげられます。これはアルコールが酸化してできる...
増加する逆流性食道炎

バレット食道がんの早期発見法

バレット食道のかたは、年1~2回の定期的な内視鏡検査がおすすめです。レントゲン検査ではなかなか発見するのは難しいとされています。バレット食道癌の初期には、色調の変化しか捉えられず、しかもバレットのために粘膜が赤くただれているので、内視鏡でも...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

ピロリ菌による胃ガンの発生を促す因子

ピロリ菌に感染しているひとが塩分をとりすぎると、胃がんの発生は3倍も多くなるといわれています。また、血糖値が高い場合は胃がんの発生は4倍になるといわれています。さらに、喫煙する場合には、胃がんの発生は11倍にも達するといわれています。
大腸ガンにならないために

大腸ガンを予防する食品とは?

大腸ガンを予防する食品としては、第一に海藻、野菜、キノコ、大豆などの食物繊維があげられます。1日27g以上摂る人は大腸ガンの発生を半分以下に抑えることができます。第2に緑黄色野菜があげられます。これらに含まれるβカロチン、ビタミンC・Eなど...
乳ガンにならないために

ピンクリボン運動

ピンクリボンとは、アメリカで1980年代に、乳ガンの正しい知識を広め、乳ガン検診の早期受診を世界の女性たちに伝えようとしてできた、市民運動のシンボルマークです。胸元にピンク色のリボンをつけることでセルフチェックや定期検診をうながし、乳ガンに...
腸の病気

腹膜炎はなぜおこるか

胃腸に穴があいて食物の一部がおなかの中へ漏れると、腹膜炎を起こしてきます。しかし穴があかなくても、おなかの臓器の炎症がひどくなると、腹膜にまで炎症が波及し、腹膜炎をおこすことになります。この場合には激しい腹痛や嘔吐をきたし、ひどくなると意識...
腸の病気

腸重積とは

腸重積は腸の一部が腸の中にめくれこんで望遠鏡の筒のように二重構造になる病気です。腸は詰まって働かなくなり、腸閉塞の状態になります。生後4カ月くらいの乳児から2、3歳にかけてよく発病します。原因はまだはっきりと分かっていませんが、アデノウイル...