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大腸ガンにならないために

ガン

大腸ガンにならないために

大腸ガン 発見のきっかけは?

大腸ガンの発見のきっかけは、便通の異常や腹部の不快感、排便時の僅かな出血であることが多いのですが、これは必ずしもガンの初期症状という意味ではありません。 早期の大腸ガンは、ほとんど症状はなく、検診などの便潜血検査の異常でみつかるケースが一番...
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なぜ大腸ガンになるのか?

大腸ガンに関係する食品としては、ベーコンやハムなどの加工肉の摂りすぎ、野菜、海藻、キノコなど食物繊維の摂取不足が挙げられます。 また、大量の飲酒や食べ過ぎによる肥満も危険因子です。 さらに、喫煙も危険因子です。つまり、タバコに含まれるベンツ...
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大腸ガンは遺伝するか?

大腸ガンは遺伝しやすいガンといわれていますが、実際遺伝することが明らかな大腸ガンは2種類ありますが、両方あわせても5%程度です。 ひとつは家族性大腸ガン(遺伝性非ポリポージス大腸ガン)といわれ、複数の修復遺伝子(hMSH-2, hMLH-1...
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どのようにして大腸ガンが発生するか

大腸ガンの多くは大腸ポリープから発生するという点が特徴的です。 これは他のガンにはみられない特徴で、複数の遺伝子の異常からガンの発生していく過程がすでに解明されています。 また一方では、ポリープを介さず、直接ガンの発生する場合もありますが、...
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大腸ポリープはガンになるか?

大腸ポリープには腺腫・炎症性ポリープ・過誤腫性ポリープ・過形成性(化生性)ポリープの4種類があります。 このうちガンになるのは腺腫だけです。 ただこの腺腫が大腸ポリープの大半を占めているので、大腸ポリープとほぼ同義語のようにいわれているので...
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大腸ポリープの大きさとガン化の関係

ポリープ(腺腫)が大きくなると、ガン化が始まりやすくなります。 ちなみにポリープの直径が1cm以下ではガン化率は5%以下ですが、2cm以上になると60%、3cm以上になると95%がガン化してしまいます。
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どのようなポリープをとればよいか

大腸ポリープの大半は腺腫という組織からできています。 腺腫はおおきくなるとガンになる性質をもっていますが、ポリープが直径5mm以下であるうちはガン化する心配はありません。 したがって直径5mm以上の腺腫は早めに切り取っておいたほうがいいでし...
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ポリープとガンは見分けられるか?

大きさ、形、色などを参考にすれば、ポリープとガンは肉眼でも大体見分けることができます。 実際には、ポリープの表面に色素を撒布して、拡大内視鏡で粘膜表面の模様(ピットパターン)を観察し、ガンか否かを鑑別する手法がとられてきました。 しかし最近...
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大腸ガンと痔の出血は見分けられるか?

痔では排便のあと、ポタポタ出血したり、硬い便が出た後にティシュに血がつくことが多く、ガンやポリープからの出血では便のまわりに血がつくか、便に血が混じることが多いようです。 もちろんそれだけでは、区別はつきません。やはり、一度内視鏡検査を受け...
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排便時の出血について

排便時の出血は痔・ポリープ・ガンのほか、細菌・虚血・薬剤の副作用による大腸炎が考えられます。 これらの場合は、発熱・腹痛を伴うかどうかが鑑別になると思われます。いずれにしても、いちど内視鏡検査を受けておかねばならないでしょう。
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大腸ガンで便秘するとき

肛門に近い大腸(直腸・S状結腸)にガンが発生したときは、便の通過が妨げられ、便秘を起こしてきます。 しかしガンが進行し、かなり大きくならなければ、便秘にはならないともいえましょう。
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大腸ガンで下痢をするとき

大腸ガンが進行すると便の通過が悪くなり、便秘をおこしますが、この状態が続くと停滞した便が細菌により分解され、下痢傾向となります。
ガンの基礎知識

主なガンの症状

食道ガン 最初は食べると胸に沁みる感じがみられ、そのうち食べ物が胸につかえる・胸焼け・胸痛などがでてきます。 胃ガン 食欲がなく、吐き気・胃が重い・膨満感・食べ物の好みがかわるなどの症状がみられます。 そのうち食べると吐くようになり、みぞお...
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大腸ガンになると腹痛がおこるか?

大腸ガンでは、通常考えられているような腹痛はおこらないのが特徴です。 つまり、ガンが大腸の中に留まっている間は、ほとんど痛みはおこりません。 しかし、ガンが発育し大腸を閉塞するようになると、腸閉塞をおこし激しい腹痛がおこります。 また、ガン...
食養生の心得

じゃがいもが健康食品といわれる理由

じゃがいもは、大きさの割にエネルギーは少なく、少量で満腹感が得られるため、肥満などの成人病対策にもってこいの食品です。 ちなみにじゃがいも2個分で、ごはん一杯分に相当します。 じゃがいもの蛋白質は良質のアミノ酸を含んでおり、ビタミンB群・C...
大腸ガンにならないために

大腸ガン検診とは?

検診とは、なにも症状のない人を対象に検査するのですから、簡単にできて、痛みを伴わず、廉価でないと普及しません。 ご承知のように、大腸は2m近くもあり、食物が停滞する場所ですから、大腸自身を検査するには、大変な手間がかかり普及することはできま...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

ピロリ菌は胃のなかでなにをしているのか?

ピロリ菌は胃の粘膜に食いついて、自分が発生するアンモニアや細胞毒で胃の壁を傷つけたり、活性酸素と反応してモノクロラミンという毒性のつよい物質をつくります。 またピロリ菌に対する免疫反応により胃の壁を傷つける活性酸素やサイトカインがたくさんつ...
長生きのためのヒント

2. 命の回数券“テロメア”とは?

人の遺伝子が配列されている22対の常染色体と2対の性染色体には、その両端 にテロメアという小さなひも(命の回数券)があって、染色体を保護しています。 このひもは細胞の分裂回数を覚えていて、分裂のたびに回数券を切って短くなり、50~60回の分...
食養生の心得

なぜごまはからだによいか

ごまは皮が固いため、そのままではからだに利用できません。 そこで炒ったり、切ったり、すりつぶして、ごまダレやふりかけなどに用いられます。 ごまにはカルシウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛等のミネラルが多く含まれ、骨粗しょう症や貧血の予防に効...
大腸ガンにならないために

便潜血陽性のとき

通常2日連続で検便をしますが、潜血反応が1度でも陽性になれば大腸ガンやポリープの可能性があるため、必ず精密検査を受けてください。 ただし、肛門のただれや痔が原因であることも多く、あまり神経質になりすぎてもいけません。
食養生の心得

植物油の選びかた

一般的に植物油と言えばサラダ油をさすことが多いようですが、サラダ油はドレッシングやマヨネーズの原料として、大豆・なたね・べにばな・ ごま・とうもろこし・ひまわりなどその種類は極めて多彩です。 大豆油 世界で最も多く生産されている植物油です。...
大腸ガンにならないために

便潜血陰性のとき

毎年、検便が2日連続で陰性であれば、精密検査は受けなくてもいいでしょう。 しかし、厳密にはすべての大腸ガンを除外できたわけではないので、年1回は必ず検便をしておいてください。 なお便通異常やおなかに不安のあるかたは積極的に大腸検査を受けてお...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

ピロリ菌を殺せば胃潰瘍や胃ガンはなくなるか?

ピロリ菌を除菌できなかった時代には、胃潰瘍で65%、十二指腸潰瘍では80%以上が1年以内に再発していました。 しかしピロリ菌除菌を行えるようになってから、再発率は年間2~3%に激減しました。 また、除菌により胃ガンの発生も3分の1に減ってき...
大腸ガンにならないために

免疫学的便潜血反応とは?

検便による便潜血検査は以前からあったのですが、感度が低く、微量の出血を捕らえることができなかったこと、魚や肉の血液でも反応してしまう、胃からの出血と区別できなかったなどの理由で、診断的な価値が低かったのです。 ところが、現在おこなわれている...
胃潰瘍:ピロリ菌特集

除菌療法の最大のメリットとは?

いままでの胃潰瘍の治療では、60~80%のひとが再発を繰り返していましたが、除菌療法に成功すると、潰瘍を再発するひとは20%以下に減少しました。 またピロリ菌をもっているひとは、もっていないひとの20~30倍も胃ガンが発生するといわれます。...