食養生の心得 食物繊維とは 食物繊維とは、消化液に含まれる消化酵素では消化できない食物の成分をいいます。 食物繊維は、消化管全体で様々な働きをしますが、海草や芋に含まれる寒天やコンニャクマンナン、ペクチンなどぬるぬるして水に溶けるもの(水溶性)と、野菜、きのこ、穀物に... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 カルシウムはどのくらいとればよいか カルシウムは骨や歯の主成分で、血液の凝固、筋肉の運動、神経と筋肉の伝導に必要です。 1日の必要量は600㎎ですが、妊産婦や成長期の子供、あるいは骨粗籟症のかたには、800~1000㎎くらいのカルシウムが必要です。 牛乳や乳製品(バター・チー... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 なぜミネラルが必要か ミネラルはいくらとってもエネルギー源にはなりません。 しかしカルシウムやマグネシウムは骨や歯の主成分となり、鉄や銅は血を造るのに是非とも必要です。 このようにミネラルは筋肉や神経・血液の成分となり、消化や代謝などからだの健康を保つのに必要な... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 ビタミンだけで健康が維持できるか せっせとビタミン剤を飲んで、健康が維持できていると信じているかたをよく見かけます。 ビタミン剤で十分栄養をとっているつもりのかたもおられます。 これは全く間違った考え方で、ビタミンにはエネルギーはほとんど含まれていませんし、ビタミンだけでは... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 なぜビタミンが必要か 私達が生きていくためには、糖質、蛋白質、脂質の3つの栄養素が不可欠ですが、これだけでは健康を維持することはできません。 これに加え非常に微量ですが、2つの栄養素が必要です。 一つは有機化合物のビタミン、もう一つは無機質のミネラルです。 ビタ... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 果物の選びかた 果物はビタミンCやカリウムの補給には欠かせない食品といえます。 減食・減量中、ごはんのかわりに果物をとる人がよくみられますがこれは誤りです。 果物には蛋白質や脂質が少ないかわりに、糖分は予想外に多く含まれているのです。 とくに果物に含まれる... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 果物は野菜のかわりになるか 果物にはビタミンCやカリウムが豊富に含まれていますが、その他のビタミンやミネラルは野菜にくらべるとずっと少なくなっています。 ちなみに緑黄色野菜にはビタミンAを始めビタミンB2・C・カルシウム・鉄などのミネラルが豊富ですが、淡色野菜ではこれ... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 豆乳は牛乳のかわりになるか 豆乳は大豆から作られており、非常に健康的な食品といえます。 しかし、牛乳にくらべるとカルシウムやビタミンB2が不足しています。 牛乳のかわりというよりは、とうふのかわりと考えて下さい。 なお、市場に出廻っている豆乳は、飲みやすくするため、果... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 どんな豆を選べばよいか 豆は植物性蛋白質の代表的な食品です。 とくに大豆は“畑の肉”と呼ばれ、蛋白質のほか、脂質・カルシウム・リン・カリウムなどのミネラルやビタミンCを除くB1、B2など多くのビタミンを含んでいます。 加工品であるとうふ・ゆば・納豆・きのこなどを毎... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 菜食主義で健康が維持できるか 菜食主義とは肉食をしないという考え方で、2,000年前、インドに生まれた“一切の殺生をせず”という思想に基づいています。 宗教的理由から厳しい菜食主義をとるところでは、動物性食品はもとより、果物まで禁止され、穀類と野菜だけが許されていますが... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 だいこんの効用 だいこんの中には、ジアスターゼ(アミラーゼ)という酵素が含まれています。 これはデンプンやグリコーゲンを消化して、デキストランや麦芽糖に分解する働きをしています。 したがって、だいこんは食物中のデンプンやグリコーゲンの消化を助ける食品といえ... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 ホウレンソウをとればポパイのようになれるか ホウレンソウはビタミンAやCのほか、鉄などのミネラルに富み、貧血はもとより健康維持には欠かせない食品です。 しかし、エネルギー源としてはさほど多くなく、ポパイのようなパワーは期待できません。 また、ホウレンソウはシュウ酸を多く含むため、沢山... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 野菜はいくらとってもよいか 野菜にもエネルギーがあるので、いくら食べてもよいというわけにはいきません。 とくに、カボチャやレンコンなどには糖分が多いので、とりすぎないよう注意して下さい。 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 野菜はなまでなければならないか 必ずしもなまである必要はありません。 野菜が苦手なかたは少量の生野菜をがまんして食べるよりも、むしろ炒めたり、おひたしにして沢山とった方がよいといえます。 とくにビタミンAはなまよりも、炒めたほうが、よく吸収されますし、ビタミンCはゆでると... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 どんな野菜をとるべきか 野菜は、緑黄色野菜と淡色野菜に分けられますが、淡色野菜がビタミンC以外のビタミンやミネラルを余り含まないのに対し、緑黄色野菜はカロチンのほかビタミンB1・B2・Cを含み、さらにミネラルとして、鉄・カルシウム・ナトリウム・リンなどを含んでいま... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 なぜ野菜が必要か 野菜の長所は、(1)ビタミン・ミネラルが豊富であることと、(2)食物繊維を多く含む点にあります。 ビタミンのなかでは、ビタミンCが最も多く含まれていますが、緑黄色野菜には、ビタミンB1、B2のほか、カロチン(ビタミンAの前駆物質)が含まれて... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 中性脂肪がふえるとなぜよくないか 中性脂肪はエネルギーの倉庫のような役目をしています。 通常、食べすぎ、特に甘いもののとりすぎやアルコールの飲みすぎで増えてきます。 つまり余分にとった糖分は、肝臓で中性脂肪の形に変えられるのです。 糖のなかでも、果糖ついでショ糖が最も中性脂... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 コレステロールが低すぎるときはどうすればよいか コレステロールが低すぎるとき、単に食事による摂取量が不足しているのならば、これを補えばいいわけです。 しかし、実際にはいろいろな脂質代謝異常が原因になっていることが少なくありません。 肝硬変などの肝障害により、肝臓でのコレステロールの合成が... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 卵は1日何個までとってよいか 卵は全食品中、最もすぐれた蛋白質食品ですが、そのほか脂肪・ミネラルおよびほとんどすべてのビタミン(ビタミンCを除く)を含む、極めて栄養価の高い食品です。 しかし、いくらとってもよいというわけにはいきません。 私達のからだはコレステロールを沢... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 チーズの選びかた 家畜の乳は古くから栄養価の高い食品として利用されてきましたが、保存性が悪く液体のため運搬にも不便でした。 このため、水分を抜いて保存性と運搬性を高めたのがチーズの始まりです。 家畜の乳に凝乳酵素や食酢などを加えると、白く柔らかな塊と上澄み液... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 バターとマーガリンはどちらがよいか バターは牛乳中の脂肪分を凝固させてつくられた乳製品です。 ビタミンAをはじめ各種ビタミンや栄養素を豊富に含み、消化吸収にすぐれています。 しかし、バターに含まれる脂肪は動物性で、コレステロールを増加させるため、多量に摂取しないよう注意してく... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 コレステロールをへらすには コレステロールは220mg/dl以上を異常とすることが一般的ですが、高令になると240mg/dl程度までは正常と考えていいでしょう。 コレステロールはからだに必要な物質ですから、いくら下げてもいいというわけにはいきません。 結局180~20... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 コレステロールがふえるとなぜよくないか コレステロールは脳・神経・筋肉などに含まれ、からだにとってなくてはならない物質です。 しかし必要以上にコレステロールが多くなると、血管の壁にくっついて、脳梗塞などの原因となる動脈硬化がおこってきます。 この血管の壁ヘコレステロールを運ぶもの... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 油を上手に使うためには 揚げものをしたあとの油は、早めに漉して冷暗所におき、酸化して過酸化脂質にならないように注意して下さい。 油に泡立ちや粘りが出てきたら捨てましょう。 炒めものをするときは、鍋をよくあたためてから油を入れるようにしましよう。 天ぷら・フライはだ... 2005.12.19 食養生の心得
食養生の心得 揚げもののとりかた 揚げものは材料に油がしみこんでいますから、エネルギーが高く、やせたいかたにはお勧めできません。 ちなみにテンプラでは20%、フライ15%、から揚げでは7%の油が含まれています。 油をなるべく少なくするため、調理にあたっては以下のような点に注... 2005.12.19 食養生の心得