NUTRITION

栄養ミニ知識

健康であるために

栄養ミニ知識

セサミン

ゴマは古くから食用油として、また健康食品として摂られてきました。 健康によいといわれる所以は、ゴマにわずか1%しか含まれていないゴマリグナンの抗酸化作用です。 ゴマリグナンは、セサミン・セサミノール・セサモリン・セサモールなどの成分から構成...
栄養ミニ知識

スルフォラファン

スルフォラファンとは、ブロッコリーやかいわれ大根・キャベツ・カリフラワーなどに含まれるフィトケミカルの一種で、ピリっとする辛味の元となっている成分です。 ブロッコリーに含まれる抗ガン物質として発見されました。 とくに発芽3日目の新芽(スプラ...
健康ミニ知識

人工赤血球

献血できる年齢層の減少 近年高齢化が進み、輸血用血液の需要は高まる一方ですが、逆に献血できる年齢層の人口が減少しており、深刻な不足状況が続いています。 とくに病気や事故で大量出血したときには緊急輸血が必要となり、なかでも赤血球は、原則、血液...
感染症

ヒトパピローマウイルス

子宮頸がんとウイルス 近年、子宮頸ガンの原因がヒトパピローマウイルスであることがわかってきました。 すべてのヒトパピローマウイルスが子宮頸がんの原因ではありませんが、16型、18型などのウイルスが最も可能性が高いといわれています。 ヒトパピ...
環境問題

バイオハザード(生物災害)

2001年、炭疽菌の入った手紙を米国の報道機関や議員宛てに送らるというテロが発生し、22名が感染、うち5名が死亡しました。 その20年前には、ソ連の生物兵器研究所から炭疽菌が漏れ出して市民66名が死亡、またイギリスではバーミンガム大学で、天...
環境問題

人工光合成

あらゆる植物が光合成をおこなって二酸化炭素を削減し、酸素と炭水化物を産み出しているのに、なぜ今更、人工的に光合成をしようとするのかという疑問があるでしょう。 ひとつには、地上の植物だけでは追いつかない二酸化炭素の削減を図り、地球温暖化防止の...
健康ミニ知識

ホメオスタシス

負のフィードバック作用 まわりの環境がどんなに変化しても、自分のからだの調節機能である体温や血液の浸透圧、血圧、血糖、電解質などが影響をうけず、常に安定した状態を保つことをいいます。 具体的には、暑くなると交感神経が作動し、皮下の血管をひら...
健康ミニ知識

シックハウス症候群

1990年頃から、新築やリフォームした家に入居してほどなく、めまいや頭痛・吐き気・目やのどの痛みを訴えるケースが目立つようになりました。 加えて、全身がだるい・集中力が低下する・食欲がない・手足がしびれるなどのほか、蕁麻疹や喘息などアレルギ...
感染症

多剤耐性菌

様々な抗生物質に攻撃された細菌が、生き残りを図って、自らの遺伝子を変異させた結果、ほとんどの抗生物質に耐えうる能力を身につけた細菌のことです。 ほとんどの抗生物質が効かない細菌というと、いかにも強力な細菌というイメージが湧きますが、じつは菌...
感染症

院内感染

病院は病気を治療する場ですが、見方を変えれば、さまざまな病原菌をもった人たちの集まりであり、ウイルスや細菌が蔓延した場所ともいえます。 病院内では抗生物質や消毒薬を大量に使うことが多いため、これらの薬に抵抗力をもった新たな細菌(耐性菌という...
栄養ミニ知識

タウリン

タウリンは含硫アミノ酸の一種で、からだのなかでは胆汁酸(胆汁の主成分)と結合し、タウロコール酸という形で存在します。 主な作用としては、心筋の収縮力を高めてうっ血性心不全を防ぎ、交感神経を抑制して高血圧を予防します。 また、肝臓の解毒作用を...
健康ミニ知識

サイトカイン

サイトカイン(細胞の作動物質)とは、免疫の反応により細胞から分泌されるタンパク質で、自分のそばにいる細胞にからだに必要な情報を伝達し、さまざまな生理現象をおこします。 しかも、一つのサイトカインが何種類もの情報を提供することができます。 こ...
健康ミニ知識

臍帯血(さいたいけつ)移植

今までは、子供が生まれたとき、へその緒や胎盤に残っている血液(臍帯血)は捨ててしまっていましたが、これを捨てずに利用しようとするのが臍帯血移植です。じつは臍帯血には、赤血球や白血球、血小板などの血液細胞をつくりだす造血幹細胞が豊富に含まれて...
栄養ミニ知識

キチン・キトサン

カニやエビの殻に含まれる動物性の食物繊維がキチン。水にも酸にも溶けませんが、キチンをアルカリで処理して酢や胃酸に溶けるようにしたものがキトサンです。 キトサンは食物繊維ですから便秘を改善し、脂肪がからだに吸収されるのを抑え、コレステロールの...
栄養ミニ知識

ニンニク (ガーリック)

我が国では餃子の具や焼肉のタレとして多用されています。食欲をそそる香味のほか、肉の臭みを消す目的にも用いられます。 ニンニクにはビタミンB1、B2が豊富に含まれ、摂取するとアリシンがビタミンB1にくっついてアリチアミン(市販品アリナミン)に...
栄養ミニ知識

カテキン

緑茶の渋みの成分がカテキンです。カテキンは強い抗酸化作用を持つポリフェノールのひとつです。その抗酸化力はビタミンEの10倍、ビタミンCの80倍といわれています。 ただしカテキンの含有量は茶葉を発酵させないほうが多いので、全く発酵させていない...
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ホルモン

ホルモンとは、脳(視床下部)や甲状腺、副腎、卵巣などで生産されて血液で運ばれ、離れた別の器官を刺激、興奮させる微量の化学物質で、70種類以上あるといわれています。 このホルモンが体内(血液中)に分泌されることを内分泌と呼び、体外(胃腸の中を...
健康ミニ知識

ステロイド

腎臓の上部にある副腎という臓器の皮質(外側の部分)で、コレステロールから作られるホルモンを副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と呼びます。 このホルモンには鉱質コルチコイド(アルドステロン)と糖質コルチコイドがありますが、この糖質コルチコ...
健康ミニ知識

酸化ストレス

酸化ストレスとはからだが酸化され、サビつくことをいいます。もちろん、からだにとっては有害です。 わたしたちは食事によって糖質・脂質・タンパク質などの栄養素を摂り込んでいますが、そこからエネルギーを作り出すためには、酸素を使って栄養素を燃やさ...
健康ミニ知識

抗酸化作用

鉄がさびるのと同様、からだがさびるのを酸化といい、吸い込んだ酸素から発生する活性酸素が原因です。 もともと活性酸素は体内の細菌や毒物を分解するのに必要なものですが、その量が多くなると健康な細胞までも攻撃してしまいます。 すなわち、白髪・しみ...
栄養ミニ知識

高麗人参

戦前は朝鮮人参と呼ばれましたが、戦後は薬用人参、さらに高麗人参と呼び名を変えました。 中国では紀元前、漢の時代から薬として用いられ、漢方薬なかではもっとも有名な薬草のひとつです。日本では江戸時代以降、珍重されてきましたが、極めて高価なため庶...
感染症

食中毒

食中毒とは細菌やウイルスが付着した食品や,有害な物質が含まれた食品を食べることによって,腹痛・下痢・発熱などが発生した場合をいいます。 通常,人から人に直接うつることはありませんが,腸管出血性大腸菌O157,赤痢菌,ノロウイルスなどは感染力...
環境問題

環境ホルモン

ある種の農薬やダイオキシンなどがからだの中に入ると、女性ホルモンに似た化学物質が出て、それあたかもホルモンであるかのように振る舞い、本来のホルモン働きを妨害して成長のプログラムを狂わせることがあります。 このような化学物質を環境ホルモンある...
環境問題

オーランチオキトリウム

バイオ燃料 光合成によって重油を作る藻類(ボトリオコッカスなど)は以前から知られていましたが、生産効率が悪いため実用化にはほど遠い状態でした。 2010年、筑波大学渡邉信教授らが、太陽光を必要とせず光合成なしに有機物を餌として重油を産生する...
健康ミニ知識

インターフェロン

ウイルスやガン細胞などの侵入に対しこれを阻止しようと自分の細胞がつくりだす蛋白質(サイトカインの一種)で、ウイルスの増殖を抑えたり、ナチュラルキラー細胞を活性化してガン細胞を攻撃します。 このウイルスの増殖を抑制する因子、つまりウイルス干渉...