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肥満

生活習慣病

肥満

肥満ワクチン

私たちの腸のなかには、1000種類100~1000兆個もの腸内細菌が生息しています。そしてそれらの細菌を私たちが勝手に分別し、自分たちに有利に働くものを善玉菌、不利に働くものを悪玉菌とし、どちらともいえないものを日和見菌としました。 大雑把...
糖尿病

血糖値スパイクとは

健康診断では異常がないのに、知らないうちにからだの血管が痛めつけられ、最悪の場合突然死に至るといわれれば、まったく途方に暮れてしまいます。 つまり、食後1~2時間だけ血糖値が急上昇し、やがてまた正常値に戻る。 糖尿病ではなくても、このような...
高脂血症

コレステロールと中性脂肪のちがい

からだについた贅肉の大部分は中性脂肪と呼ばれる脂肪で、皮膚の下について皮下脂肪、内臓のまわりについて内臓脂肪となります。からだの脂肪の9割が中性脂肪からなるため、ダイエットの対象になるのもこの中性脂肪です。 中性脂肪はからだを動かすエネルギ...
糖尿病

インスリン

膵臓のなかにはパラパラと砂をまいたように小さな細胞のかたまりがみられます。 大海のなかの小島という意で、ランゲルハンス島と呼ばれ、その島のベータ細胞から分泌されるのがインスリンというホルモンです。 糖尿病で血糖が上がると、ベータ細胞はフル稼...
糖尿病

新しい糖尿病治療薬”インクレチン”

インクレチンとはインスリンを分泌(secretion)させるという意からこの名がつけられました。 食事を摂って食物が小腸にたどり着くと、小腸の壁から分泌される消化管ホルモンで、血糖値が高くなると膵臓を刺激してインスリン分泌を促し、グルカゴン...
高血圧

高血圧とは

血液が血管の中を通るとき、血管にかかる圧力のことを血圧といいます。 心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は、血管にいちばん強く圧力がかかる。 これが収縮期血圧(最高血圧)といいます。 また収縮した後に心臓がひろがる(拡張する)ときには、圧力が...
高血圧

高血圧の診断

正常血圧は収縮期血圧が130以下、拡張期血圧が85以下です。 そして収縮期血圧が140以上または拡張期血圧が90以上になった場合を高血圧と呼んでいます。 ここで注意しないといけないのは常に血圧が高い状態が持続しているかどうかということであり...
高血圧

高血圧の分類

本態性高血圧 高血圧は原因が明らかでない本態性高血圧症(高血圧のほとんどを占める)とホルモン異常などによって生じる二次性高血圧に分類されます。 本態性高血圧の原因は単一ではなく、両親からうけついだ遺伝的素因、長い年月にわたる食習慣、長期にわ...
高血圧

高血圧の合併症

脳卒中 脳出血と脳梗塞は高血圧ときわめて関連が深いといえます。 とりわけ脳出血は高血圧の合併症として最も重要ですが、最近は降圧剤による血圧コントロールが良好であるため、発生頻度は減少してきています。 一方脳梗塞の頻度はむしろ増加しており、そ...
高血圧

高血圧の治療の基本

高血圧の治療の基本は降圧剤ではなく、あくまでも食事療法、運動療法にあります。 減塩、運動、減量に心がければ血圧10-30mmHgは下がるといわれています。 とくに肥満の人は減量できれば必ず血圧は下がってきます。 また、喫煙はタバコ1本で10...
高血圧

高血圧の食事療法

高血圧の食事で控えるのは塩分や油分などです。 日本人の塩分摂取量は1日平均12gといわれていますが、高血圧では6g以下が目標です。 塩じゃけ・たらこ・カップラーメンなど塩分の多い食品は控えるようにしてください。 味噌汁は1日1杯だけにしまし...
高血圧

高血圧の薬物療法

高血圧の治療薬は長期間継続して服用することを前提としています。 なぜなら降圧薬は、あくまで血圧を下げる薬であって、高血圧そのものを治すものではないからです。 したがって高血圧が続く限りは、薬を飲み続けるということになります。 血圧の薬は飲み...
高血圧

血圧を下げる代表的な薬

アンジオテンシン変換酵素阻害薬 体内でつくられているアンジオテンシンIIという血圧を上げる物質をつくらせないようにするため、血圧が下がります。 副作用として、のどのイガイガ感や空咳があげられます。 高カリウム血症や腎不全では使えません。 (...
肥満

肥満は増えているか

からだの脂肪組織に正常以上に脂肪が蓄積した状態が肥満です。 成人のエネルギー摂取量はさほど増えていませんが、生活が便利になり消費エネルギーが減ったため、ややもすると気付かないうちに肥満になってしまいます。 男性の場合、年々、肥満者の割合が増...
肥満

BMI(体格指数)とは

BMIの算出方法は、 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) で求めます。 日本肥満学会基準によれば、BMIが18未満は痩せ気味。 18以上25未満は正常。 25以上は肥満です。 そしてBMIが22のとき最も有疾患率が低いという根拠から、これ...
肥満

体脂肪率とは

からだ全体に占める脂肪の割合を示すもので、BMIよりさらにすぐれた肥満の診断法です。 体脂肪率は男女差があり、成人男子で15~19%、成人女子は20~25%でこれを越えると肥満と判定されます。 最近は簡単に体脂肪率を測れる体脂肪計ができてい...
肥満

なぜ肥満になるか

肥満の原因は、使うエネルギーよりも入るエネルギーのほうが多いため、残った分が体脂肪になって溜まることにつきます。 肥満遺伝子の影響もありますが、多くは過食と運動不足が肥満の原因であることは明白です。 つまり、車社会になって歩かなくなったこと...
肥満

太る食べかたとは

最近はファーストフード店が増え、高カロリー・高脂肪・高塩分の食事をとる機会が多くなったこと、コンビニエンスストアの普及による24時間型食生活が日常化していること、自動販売機の普及で食事時間が不規則になったことが社会現象化しています。 さらに...
肥満

なぜ食べても太る人と太らない人がいるのか

同じ体格でもよく動く人のほうが消費エネルギーが多いため、太りにくいといえます。 それ以外に、よく食べるのに太らないという場合、二つの理由が考えられます。 一つは食べたものが胃腸で消化吸収できない病的体質である場合です。 これは健康を害するた...
肥満

肥満体質は遺伝するか

両親が太っている場合、その子供の約80%が太るとされています。 また、母親だけが肥満の場合、子供の太る確率は60%、逆に父親だけが肥満の場合は40%と言われています。 また、一卵双生児と二卵双生児、各々2000組の調査したところ、肥満の一致...
肥満

リンゴ型肥満と洋ナシ型肥満

同じ太っているといっても、 男性は、シャツのボタンが飛びそうになっているタイプが多く、このようにウエストより上に体脂肪が多くつく肥満をリンゴ型肥満とよびます。 一般に内臓脂肪型肥満が多くみられます。 糖分の代謝が不良のため、ご飯やパンを食べ...
肥満

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

からだに溜まる脂肪のうち、腸間膜に脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満は糖尿病、高脂血症、高血圧を合併しやすく、高率に脳卒中(脳梗塞など)や虚血性心臓病(心筋梗塞など)を起こすため、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と呼んで注意を喚起してい...
肥満

かくれ肥満

見かけ上は太っておらず、BMIも25未満なのに、内臓脂肪が多い場合です。 日本人の多くは、欧米人にくらべ皮下脂肪の容量が少ないため、早くから内臓脂肪が増えやすいのです。 つまり、見かけは太っていないのに内臓肥満になりやすいといえます。 いわ...
肥満

第3の体脂肪 ”異所性脂肪”

私たちは過食、過飲すると、余分のエネルギーは皮下脂肪として蓄えられます。 しかし、もともと日本人は皮下の脂肪細胞が少なく、皮下脂肪を溜める能力が低いため、食べ過ぎると皮下脂肪はすぐ一杯になり、内臓脂肪として蓄えられるようになります。 その内...
肥満

肥満の食事療法

食事療法だけで減量しようとすると、体脂肪はあまり減らず、筋肉や骨の方が減ってしまいますから痩せより、やつれが目立ってしまいます。 運動療法を同時におこなうことを必須条件にしてください。 まず摂取エネルギーをどれくらいにするのか決めるために、...