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潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎の最新治療

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潰瘍性大腸炎とは?

特別な誘因がなく、大腸の粘膜に無数のびらんや潰瘍が連続性に発生し、何年にもわたって、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。 最初は直腸に潰瘍が発生しますが、徐々に奥の方へ向かって病変が広がり、放置すると大腸全域にびらんや潰瘍...
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なぜ潰瘍性大腸炎になるか?

潰瘍性大腸炎の原因として最も可能性が高いといわれているのが、自己免疫の異常です。 からだを外敵から守ろうとする自己防衛システムが故障し、自分のからだの一部(大腸)を外敵だと勘違いして攻撃してしまうため、大腸に潰瘍をつくってしまうと...
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潰瘍性大腸炎の症状とは

最初は原因不明の腹痛と、排便時にドロッとした粘液が出現し、下痢傾向となります。 さらに病気が進行すると、便に赤い血が混じるようになり、ほっておくと出血がひどくなり、下痢の回数も10回~20回と頻繁になります。 この状態が...
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潰瘍性大腸炎 発見のきっかけは?

食べ物にあたったわけでもないのに、腹痛を覚えるようになり、排便時粘液に血が混じるのに気付いて病院を訪れることが多いようです。 そのほか原因不明の微熱や貧血、体重の減少などが発見のきっかけになることがあります。
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潰瘍性大腸炎の患者数について

20歳代の若い男女がかかりやすい病気で、男性は20~24歳、女性は25~29歳がピークとなっています。 もともと北欧系の白人に多いといわれていましたが、近年、我が国でも食事の欧米化により、患者数が急増するようになったといわれていま...
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潰瘍性大腸炎の診断

まずは血性の下痢や腹痛などの症状を参考に白血球・CRP・蛋白分画などの血液検査をおこないます。 ついで大腸内視鏡検査をおこない、生検組織を採取して確定診断します。 注腸X線検査は徐々に行われなくなってきていますが、病変の分布...
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潰瘍性大腸炎の治療目標

第1目標は「寛解導入療法」 潰瘍性大腸炎の治療にあたっては、以前は症状の消失するのが目標でしたが、これでは再発しやすいため、現在は内視鏡検査で病変の消失(粘膜治癒)するのを治療目標にしています。 しかし潰瘍性大腸炎は治りきるとい...
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潰瘍性大腸炎の治療方針

潰瘍性大腸炎の治療は、主に炎症を抑える薬剤と免疫を抑える薬剤、また原因となっている活性型白血球を取り除く治療に大別できます。 1.炎症を抑える 5ASA製剤(ペンタサ、アサコール、サラゾピリン) ステロイド剤(プレドニン)...
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潰瘍性大腸炎 第1の治療薬 “5ASA製剤”

5ASA製剤とは 5ASA(アミノサルチル酸)は炎症性細胞から放出される活性酸素を消去し、ロイコトリエンの生合成をおさえて、大腸粘膜の炎症を抑える潰瘍性大腸炎の切り札ともいえる薬剤です。 メサラジンとは 現在、サラゾピリンとメサラ...
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潰瘍性大腸炎 ペンタサとアサコールの違い

ペンタサ 「ペンタサ」も「アサコール」も、ともに中身はメサラジンですが、ペンタサは時間とともにメサラジンを放出するため、小腸で55%、大腸で45%が吸収され、小腸・大腸の両方に効くようにつくられています(クローン病のような広範囲の病変...
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潰瘍性大腸炎の治療薬 ステロイド(副腎皮質ホルモン)

ステロイドの魅力 ステロイド薬は、非常に強力な抗炎症作用、免疫抑制作用、抗アレルギー作用を持っています。 このため、ペンタサ、アサコールだけでは効果不十分な炎症でも、これを抑えこむことができるのです。 しかしながら、ステロイド剤...
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潰瘍性大腸炎 第2の治療薬 ステロイドホルモン

最初はプレドニソロン(プレドニン)20~40mg/日で内服を開始します。 副作用を防ぐため、ステロイドの長期投与はなるべく避け、極力、10mg/日までに抑えるようにします。 ステロイドを減量や中止した後は、短期間で繰り返し投...
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潰瘍性大腸炎 直腸炎型の治療

経口剤としては5ASA(アミノサルチル酸)が基本となります。 ペンタサなら1.5~4.0g/日、アサコールなら 2.4~3.6g/日、リアルダなら2.4~3.6g/日、サラゾピリンなら 3~4g/日を使い分けます。 直腸病変...
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潰瘍性大腸炎 左側大腸~全大腸炎型(軽症)の治療

軽症の場合、ステロイドの経口投与は極力控えめにします。 経口剤は症状に応じて、5ASA(アミノサルチル酸)製剤であるペンタサ1.5~4.0g/日か、アサコール2.4~3.6g/日か、リアルダ2.4~3.6g/日か、サラゾピリン3~...
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潰瘍性大腸炎 左側大腸~全大腸炎型(中等症)の治療

まずは5ASAを十分に投与 5ASA(ペンタサ、アサコール、リアルダ)を十分量使うことを基本とします。ペンタサなら4g/日、アサコールなら3.6g/日、リアルダなら3.6g/日まで投与できます。 ステロイドを追加投与 経過を見なが...
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潰瘍性大腸炎 いつまで薬を飲めばよいか

ペンタサ・アサコール・リアルダ・サラゾピリンは 副作用が出ない限り、飲み続ける必要があります。 寛解維持療法として、ペンタサ1.5g/日か、アサコール2.4g/日か、リアルダ2.4g/日か、サラゾピリン2g/日が推奨されます。 ...
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潰瘍性大腸炎 左側大腸~全大腸炎型(重症)の治療

まず、ペンタサ4g/日(アサコール、リアルダ3.6g/日)と、プレドニン40~80mg/日の点滴を開始します。 以後、効果あれば1~2週後、ステロイドを少しずつ減らす漸減療法を開始します。 ステロイドの漸減療法が奏功し寛解状...
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潰瘍性大腸炎(難治例)の治療

ステロイド療法が不成功に終わる難治例には、次の2つのケースが考えられます。 1.ステロイドが効かない(ステロイド抵抗性)とき 比較的軽度なら、血球成分除去療法を選択します。 重症度高度なら、タクロリムス、抗TN...
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潰瘍性大腸炎 第3の治療薬 免疫を抑える薬

免疫を抑える薬 にはつぎの3種類があり、症状によって、使い分けをします。 1.免疫調節剤(チオプリン製剤) アザチオプリン(イムラン) メルカプトプリン(6MP)保険適応なし 2.免疫抑制剤 タクロリムス(プログラフ) ...
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潰瘍性大腸炎の治療薬 免疫調節薬とは

免疫調節薬の長所 免疫抑制薬がすべての免疫能を押さえ込むのに対し免疫調節薬は 異常な免疫能だけを正常化し、正常の免疫能には影響しない特徴があります。したがって、より安全性が高い薬剤といえます。 現在、アザチオプリン(イムラン)と...
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潰瘍性大腸炎の治療薬 免疫抑制薬とは

タクロリムス(プログラフ)(経口)とシクロスポリン(ネオーラル)(静注)の2種類がありますが、現在、保険適応があるのはタクロリムスのみです。 ともに、カルシニューリン(細胞内の情報伝達)の作用を抑え、インターロイキン2(炎...
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TNF-αとは

TNF-α(腫瘍壊死因子)は腫瘍細胞を壊死させたり、感染を防御する、本来は、からだを守っているサイトカインです。 通常は外敵がからだに侵入すると免疫システムにスイッチが入りますが、時として、外敵がいないのに間違ってスイッチ...
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免疫を抑える 生物学的製剤 抗TNF-α抗体とは

抗TNF-α抗体の作用 抗TNF-α抗体は、免疫をつかさどるマクロファージを破壊して、TNF-αの産生をストップさせるほか、TNF-αと結合してTNF-αが身動きできないようにしてしまいます。 このため、TNF-αによって発生し...
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潰瘍性大腸炎 白血球除去療法とは

潰瘍性大腸炎の原因になっている活性化した白血球を取り除けば、炎症そのものが消失するという考えに基づく治療法で、きわめて安全性が高いのが特徴です。 フィルターは、活性化した白血球のみを取り除き、正常な白血球や水分、栄養成分は...
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血液成分除去療法 の実際

血液成分除去療法は、現在以下の2つの方法が主に行われており、寛解導入率は60~80%と好成績を示しています。 顆粒球除去療法(GCAP・GMA) アダカラム(3,500個のセルロースビ...
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