DIET

食養生の心得

浦岡 正義

食養生の心得

なぜニンニクはからだによいか

ニンニクは体内に吸収されにくいビタミンB1の吸収を良くし、疲労回復や体力増強に効果を示します。 ビタミンB1が不足すると、糖質が十分に燃えないため、からだがだるくなるのです。 さらにニンニクは、血液の凝固や血栓ができるのを防ぎ、強い殺菌力も...
食養生の心得

なぜ酢はからだによいか

酢は、お米などの穀物から作られた「穀物酢」と、ブドウなどの果実から作られた「果実酢」の2つに分けられます。 また、酢は食酢(しょくす)とも呼ばれます。 一般的には、原料になる穀物または果実を発酵させて酒を醸造し、そこへ酢酸菌を加え、酢酸発酵...
食養生の心得

なぜ海草はからだによいか

昔から長寿の人の食生活にはしばしば海草が多くとられています。 海草がなぜからだによいかというと、食物繊維が豊富に含まれていることや、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄など豊富なミネラルのほか、甲状腺ホルモンの成分である...
大腸ガンにならないために

便潜血陽性のとき

通常2日連続で検便をしますが、潜血反応が1度でも陽性になれば大腸ガンやポリープの可能性があるため、必ず精密検査を受けてください。 ただし、肛門のただれや痔が原因であることも多く、あまり神経質になりすぎてもいけません。
クローン病の最新治療

クローン病 食事療法のポイント

成分栄養剤(ED)は徐々に減らし、低脂肪・低残渣食に移行していきますが、十分なエネルギーを保つことが大切です。 主食はお粥・軟食・うどんとし、脂身のつよい肉・乳製品は避け、魚とくに青魚をとるほうがいいでしょう。 野菜は繊維の多いものを避け、...
食養生の心得

食物繊維はいくらとってもよいか

間違いです。 食べすぎると糖や脂肪が吸収されず排泄され、栄養不足になってしまいすし、善玉コレステロールも減らしてしまいます。 また日本人に不足がちのカルシウムや鉄はとくに欠乏を起こしやすくなります。 胃腸の弱っている人や貧血・骨粗鬆症のかた...
食養生の心得

食物繊維の多い食品

食物繊維の必要量は、1日20~25gといわれていますが、我が国では平均17g程度しかとれていません。 なるべく多種類の食品からとるように心がけて下さい。 次に食物繊維の多い食品を挙げてみましょう。
食養生の心得

なぜ食物繊維が必要か

従来“食物のかす”にすぎなかった食物繊維が、最近“第6の栄養素”として注目されてきたのは、次のような多くの利点をもっていることが分かったからです。 便秘を防ぎます。 繊維が腸の運動を活発にし、便秘を予防します。 大腸癌を予防します。 腸内細...
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食物繊維とは

食物繊維とは、消化液に含まれる消化酵素では消化できない食物の成分をいいます。 食物繊維は、消化管全体で様々な働きをしますが、海草や芋に含まれる寒天やコンニャクマンナン、ペクチンなどぬるぬるして水に溶けるもの(水溶性)と、野菜、きのこ、穀物に...
食養生の心得

カルシウムはどのくらいとればよいか

カルシウムは骨や歯の主成分で、血液の凝固、筋肉の運動、神経と筋肉の伝導に必要です。 1日の必要量は600㎎ですが、妊産婦や成長期の子供、あるいは骨粗籟症のかたには、800~1000㎎くらいのカルシウムが必要です。 牛乳や乳製品(バター・チー...
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なぜミネラルが必要か

ミネラルはいくらとってもエネルギー源にはなりません。 しかしカルシウムやマグネシウムは骨や歯の主成分となり、鉄や銅は血を造るのに是非とも必要です。 このようにミネラルは筋肉や神経・血液の成分となり、消化や代謝などからだの健康を保つのに必要な...
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ビタミンだけで健康が維持できるか

せっせとビタミン剤を飲んで、健康が維持できていると信じているかたをよく見かけます。 ビタミン剤で十分栄養をとっているつもりのかたもおられます。 これは全く間違った考え方で、ビタミンにはエネルギーはほとんど含まれていませんし、ビタミンだけでは...
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なぜビタミンが必要か

私達が生きていくためには、糖質、蛋白質、脂質の3つの栄養素が不可欠ですが、これだけでは健康を維持することはできません。 これに加え非常に微量ですが、2つの栄養素が必要です。 一つは有機化合物のビタミン、もう一つは無機質のミネラルです。 ビタ...
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果物の選びかた

果物はビタミンCやカリウムの補給には欠かせない食品といえます。 減食・減量中、ごはんのかわりに果物をとる人がよくみられますがこれは誤りです。 果物には蛋白質や脂質が少ないかわりに、糖分は予想外に多く含まれているのです。 とくに果物に含まれる...
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果物は野菜のかわりになるか

果物にはビタミンCやカリウムが豊富に含まれていますが、その他のビタミンやミネラルは野菜にくらべるとずっと少なくなっています。 ちなみに緑黄色野菜にはビタミンAを始めビタミンB2・C・カルシウム・鉄などのミネラルが豊富ですが、淡色野菜ではこれ...
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豆乳は牛乳のかわりになるか

豆乳は大豆から作られており、非常に健康的な食品といえます。 しかし、牛乳にくらべるとカルシウムやビタミンB2が不足しています。 牛乳のかわりというよりは、とうふのかわりと考えて下さい。 なお、市場に出廻っている豆乳は、飲みやすくするため、果...
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どんな豆を選べばよいか

豆は植物性蛋白質の代表的な食品です。 とくに大豆は“畑の肉”と呼ばれ、蛋白質のほか、脂質・カルシウム・リン・カリウムなどのミネラルやビタミンCを除くB1、B2など多くのビタミンを含んでいます。 加工品であるとうふ・ゆば・納豆・きのこなどを毎...
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菜食主義で健康が維持できるか

菜食主義とは肉食をしないという考え方で、2,000年前、インドに生まれた“一切の殺生をせず”という思想に基づいています。 宗教的理由から厳しい菜食主義をとるところでは、動物性食品はもとより、果物まで禁止され、穀類と野菜だけが許されていますが...
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だいこんの効用

だいこんの中には、ジアスターゼ(アミラーゼ)という酵素が含まれています。 これはデンプンやグリコーゲンを消化して、デキストランや麦芽糖に分解する働きをしています。 したがって、だいこんは食物中のデンプンやグリコーゲンの消化を助ける食品といえ...
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ホウレンソウをとればポパイのようになれるか

ホウレンソウはビタミンAやCのほか、鉄などのミネラルに富み、貧血はもとより健康維持には欠かせない食品です。 しかし、エネルギー源としてはさほど多くなく、ポパイのようなパワーは期待できません。 また、ホウレンソウはシュウ酸を多く含むため、沢山...
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野菜はいくらとってもよいか

野菜にもエネルギーがあるので、いくら食べてもよいというわけにはいきません。 とくに、カボチャやレンコンなどには糖分が多いので、とりすぎないよう注意して下さい。
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野菜はなまでなければならないか

必ずしもなまである必要はありません。 野菜が苦手なかたは少量の生野菜をがまんして食べるよりも、むしろ炒めたり、おひたしにして沢山とった方がよいといえます。 とくにビタミンAはなまよりも、炒めたほうが、よく吸収されますし、ビタミンCはゆでると...
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どんな野菜をとるべきか

野菜は、緑黄色野菜と淡色野菜に分けられますが、淡色野菜がビタミンC以外のビタミンやミネラルを余り含まないのに対し、緑黄色野菜はカロチンのほかビタミンB1・B2・Cを含み、さらにミネラルとして、鉄・カルシウム・ナトリウム・リンなどを含んでいま...
食養生の心得

なぜ野菜が必要か

野菜の長所は、(1)ビタミン・ミネラルが豊富であることと、(2)食物繊維を多く含む点にあります。 ビタミンのなかでは、ビタミンCが最も多く含まれていますが、緑黄色野菜には、ビタミンB1、B2のほか、カロチン(ビタミンAの前駆物質)が含まれて...
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中性脂肪がふえるとなぜよくないか

中性脂肪はエネルギーの倉庫のような役目をしています。 通常、食べすぎ、特に甘いもののとりすぎやアルコールの飲みすぎで増えてきます。 つまり余分にとった糖分は、肝臓で中性脂肪の形に変えられるのです。 糖のなかでも、果糖ついでショ糖が最も中性脂...