NUTRITION

栄養ミニ知識

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日本独自の食品「梅干し」

梅はその昔、遣唐使が薬木として中国から持ち帰ったものといわれています。とくに、平安時代の医学書『医心方』には、すでに梅の効用がとりあげられています。おもに風邪薬、頭痛薬、下痢止めなどに用いられていたようです。 梅は時代とともに改良が試みられ...
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ヨーグルトの効用

牛乳に乳酸菌を加えて発酵させる(乳酸発酵)と、乳酸が発生します。乳酸は酸性ですから、牛乳は酸性に傾き、pH4.6あたりから乳のなかのカゼイン(蛋白質)が固まり、ヨーグルトが出来上がります。出来上がったヨーグルトのなかでも、乳酸菌はしっかり生...
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緑茶

緑茶とは 日本茶は摘んだ若葉が科学変化をしないように、発酵を抑えてつくられており、不発酵茶と呼ばれています。 摘んだばかりの葉を蒸すことで、臭みを取り除き、発酵を妨げて成分が変化するのを阻止します。 発酵しなければ葉は緑色のままですから、通...
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カフェイン

カフェインとは カフェインとは、コーヒー(カフィー)に、化学物質を示す-ineをつけたものです。 カフェインを含む飲食品には、コーヒーのほか、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ココア、コーラやチョコレートなどがあげられます。 そもそも、カフェインがか...
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栄養素の基本情報

エネルギー源となる体脂肪 三大栄養素とは糖質、脂質、タンパク質をさしています。 炭水化物(糖質)は、最も小さな糖である単糖を組み合わせた有機化合物をいいます。 炭水化物は、その分子式が CmH2nOn で表され、一見、炭素(C)に水(H2O...
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“ビタミン”がなくても生きていけるか?

ビタミンは糖・タンパク・脂質のように身体の材料やエネルギー源にはなりませんが、これがなければ健康を維持できず、生きていくことはできません。 つまり、自動車でいえばオイル(潤滑油)に相当します。いくらガソリンを満タンにしても、オイルをさしてお...
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長寿遺伝子を活性化する“レスベラトロール”

ワインと心臓病 レスベラトロールとはポリフェノールの一種で、1939年、北海道大学の高岡道夫氏により、命名されたものです。 レスベラトロールは、サンタベリー(北欧の果物)やブドウ、ピーナッツ、アーモンドなどが、紫外線や外敵から身を守るために...
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甲状腺ホルモンの原料となる“ヨウ素”(ヨード)

新陳代謝を促す甲状腺ホルモン ヨウ素(ヨード)は甲状腺ホルモンを合成するのに不可欠な材料で、体内にあるヨウ素の3分の2は甲状腺に集積され、残りは血液中に存在します。 甲状腺ホルモンは新陳代謝を促し、成長ホルモンとともに成長を促す重要なホルモ...
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強力な抗酸化物質“ベータカロテン”(プロビタミンA)

ベータカロテンとは、カロテノイドのうち、緑黄色野菜や果物に含まれるオレンジ色の色素です。 プロビタミンA(ビタミンAになる前の状態)とも呼ばれ、口から入ったのち、小腸のなかで吸収されてビタミンAに変わります。したがって、肌荒れや乾燥肌を防ぎ...
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ポリフェノールの代表”フラボノイド”

フィトケミカルとは 植物が紫外線を遮り、虫の襲来から身を守るために生成する化学物質をフィトケミカルといい、カロテノイド、ポリフェノール、硫黄化合物に大別されます。 このうち、5000種類ものポリフェノールを代表する苦味、辛味成分をフラボノイ...
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海のミルク “牡蠣(かき)”

牡蠣は「海のミルク」とも呼ばれるほど栄養価が高く、とくにタウリン・グリコーゲン・亜鉛が豊富に含まれています。 タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きを助け、心臓の興奮を抑えて血圧を安定化させ、血栓ができないように予防します。また体内の老廃物...
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コレステロールと中性脂肪の違い

エネルギー源とならなかった中性脂肪の行方 食品に含まれる脂肪の大部分は中性脂肪で、からだを動かすエネルギー源として使われます。 食物として摂った脂肪が小腸で分解・吸収され中性脂肪になる場合と、摂り過ぎた糖質が、肝臓で中性脂肪に作り変えられる...
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地中海式ダイエット

地中海式ダイエットとは、地中海沿岸地域に伝わるオリ-ブオイルを中心としたヘルシ-な食生活のことをいいます。 1960年代、ミネソタ大学キーズ博士により、地中海沿岸地域では心臓病の発生や死亡率の少ないことが指摘されました。そしてその地域の食生...
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ポリデキストロース

ポリデキストロースは、トウモロコシから人工的に作られた食物繊維で、その働きは天然の食物繊維とまったく変わらず、極めて安全な食材です。 ブドウ糖、ソルビトールにクエン酸を加えて作るため、ほとんど無味・無臭で甘味はありません。エネルギーも1gで...
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発酵と腐敗の違い

発酵とは、微生物が繁殖して有機物が分解し、もとの成分が変化することをいいます。 その点で、腐敗と何ら変わりませんが、われわれ人間にとって有用である場合に発酵と呼び、有害である場合を腐敗と呼びます。 かつて冷蔵庫などのない時代、人々は食物をい...
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老化物質 “AGE(終末糖化産物)” 

血液中のブドウ糖が過剰になると、からだの組織を作っているコラーゲンなどのタンパク質と糖が結びつき(糖化という)、体温で熱せられると、終末糖化産物(advanced glycation end products )(略してAGE)が発生します...
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700種類の色素“カロテノイド”

カロテノイドとは、植物や動物、微生物が持つ黄、赤、紫など700種類もの色素の総称です。 これらの色素は見て美しいためにではなく、強い光から自分のからだを保護し、植物にとってはクロロフィルとともに光合成に不可欠の材料になっているのです。 植物...
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糠(ぬか)

糠(ぬか)とは、穀物を精白した際に出る果皮や種皮、胚芽などの部分をいいます。我が国では米から出るものがよく知られるため、米糠のことを単に糠と呼ぶのが一般的です。 油の成分が多いため、油を搾ったり(米ぬか油)、栄養価が高いので、乳酸発酵させて...
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希少糖

自然界には単糖(糖の最小単位)といえばブドウ糖が99.9%と、ほとんどを占めており、残りの糖は僅かしかないため、希少糖と呼んでいます。 古来、生物界で消滅していく物質とは、自然界が必要としないものともいえます。 つまり、ブドウ糖は互いにくっ...
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プロバイオティクス

プロバイオティクスは、抗生物質(アンチバイオティクス)に対比する言葉で、生物同士の共生を意味しています。 抗生物質が病気になってから細菌を退治するという治療法であるのに対し、プロバイオティクスは、あらかじめ体に良い菌を増やして健康を保つとい...
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DHA(ドコサヘキサエン酸)

DHAは脳や精液 、網膜などに含まれている多価不飽和脂肪酸の主な成分です。 DHAはEPA(エイコサペンタエン酸)と共にn-3系の脂肪酸の一つで、ともに血液をサラサラにし、動脈硬化を予防する働きをしています。 しかしEPA が脳の入り口(脳...
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食育

食育とは「食」に関する知識を得て、健康的な食生活を送るためにどういう食品を選択すべきかを学ぶことをいいます。 もともと日本の伝統的食生活は、米飯に豆腐・納豆・みそ汁などの大豆・野菜・魚などで構成されていました。 したがって昭和50年頃、蛋白...
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セサミン

ゴマは古くから食用油として、また健康食品として摂られてきました。 健康によいといわれる所以は、ゴマにわずか1%しか含まれていないゴマリグナンの抗酸化作用です。 ゴマリグナンは、セサミン・セサミノール・セサモリン・セサモールなどの成分から構成...
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スルフォラファン

スルフォラファンとは、ブロッコリーやかいわれ大根・キャベツ・カリフラワーなどに含まれるフィトケミカルの一種で、ピリっとする辛味の元となっている成分です。 ブロッコリーに含まれる抗ガン物質として発見されました。 とくに発芽3日目の新芽(スプラ...
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タウリン

タウリンは含硫アミノ酸の一種で、からだのなかでは胆汁酸(胆汁の主成分)と結合し、タウロコール酸という形で存在します。 主な作用としては、心筋の収縮力を高めてうっ血性心不全を防ぎ、交感神経を抑制して高血圧を予防します。 また、肝臓の解毒作用を...