COVID 19

新型コロナウイルス

知っておきたい医学ミニ情報

新型コロナウイルス

(26)WHO 緊急事態宣言を解除

3月13日からマスク着用が個人の判断にゆだねられるようになりました。連休、公園に行ってみると、マスクをつけている人と外している人は相半ばしているようです。 両者は目が合うと、「人の迷惑も考えず、なんという不見識」、「いい加減ではずしたらどう...
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(25)新型コロナ”第8波”の冬

新たなオミクロン株 BQ.1とBQ.1.1 今夏の第7波ではBA.5系統のコロナウイルスが主流(90%以上)を占めていましたが、10月頃から減少に転じ、12月10日現在54%となり、BQ.1系統(BQ.1及びBQ.1.1)が36%と急増して...
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(24)新型コロナ“第7波”  いよいよ収束の気配

第7波はこのまま収束するか? 今春の第6波のあと、オミクロン株の亜型BA.2がBA.5に置き換わり、7月に入って第7波が爆発的に拡大してしまいました。この9月に入ってやっと、第7波も収束の気配がみられるようになりました。 当然ですが、コロナ...
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(23)新型コロナ“第6波”  下がりきらない理由

なぜ新型コロナ“第6波” は下がりきらないのか? ゴールデンウイーク明け、東京の新型コロナ感染者数は1万人超と予想されましたが、危惧されたほどには増えませんでした。1か月たった今日の感染者数は1600人と、緩やかな減少傾向にありますが、目を...
再生医療

脊髄損傷に光明

10万人を超す脊髄損傷患者 昨年(2021年)末に、医学界にきわめて明るいニュースが届きました。 長年、安全性を追求して来たiPS細胞の脊髄移植手術が、ついに慶応大学岡野栄之教授の手によって、現実のものとなったのです。 幸い術後の経過は良好...
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(22) ステルスオミクロンの脅威

なぜ感染は高止まりしたままなのか? 新型コロナウイルス(以下新型コロナ)はオミクロン株の感染爆発により、2月5日には、全国で1日10万人の感染者を出す事態となりました。(第6波) 当初、死亡の危険性はデルタ株の2分の1以下といわれましたが、...
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(21)オミクロンショックはいつまで

オミクロン株はすでに市中に? 2021年春、デルタ株が出現してから、新型コロナウイルスは8回のマイナーチェンジを繰り返してきましたが、いずれも比較的おとなしく、世界的中に広がることはありませんでした。 ところが2021年11月、南アフリカに...
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(20) ピークアウトの様相 そして第6波は?

ウイルスの自壊 各地の新型コロナウイルス(以下新型コロナと省略)がまるで申し合わせたように、一斉に減り始めたのはどういうことかと、国民の多くは首をかしげているところです。 ワクチンが行き渡ったからだといわれても、いまだ半数を超えたくらいで、...
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(19) ついにトリアージ(命の選別)の気配

緩かった検疫のツケ 今や新型コロナウイルスのほとんどが、猛烈な感染力をもつデルタ株(インド型)に置き換わり、関東圏を中心に感染爆発を起こしているのはご承知のとおりです。 今更言うまでもないことですがコロナ感染症対策の基本は、①ウイルスを持ち...
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(18)いよいよオリンピックは目の前に

若者へワクチン接種のお願い オリンピックの開催までいよいよ1週間となりました。 驚くべきことに、政府の目の色がかわった途端、あれほど鈍かったワクチン接種が急進展し 、昨年末まで「ゴーツートラベル」などと、うそぶいていたのが信じられない変わり...
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(17)コロナ治療の決め手 中和抗体の開発

某国首相の本音? かりに瞬間移動して首相官邸に入り込んだら、こんな話が聞こえないだろうか? 「オリンピックを止めますと言えば、世間の喝采を浴びることは分かっている。だが、それを言うには遅すぎる。こうなったら非常事態宣言下だろうが、とにかくオ...
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(16)さてオリンピックは開催できるか? 

東京オリンピックまで100日を切ったというのに、まだ開催か中止か決断できぬ現状に国民は不安を募らせているところです。 それは、イギリス型より強力といわれるインド型の変異ウイルスが、今後どれほど暴れるのか見当がつかないためで、決断できないのは...
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(15) なぜ山梨県はコロナが少ないか?

年が明けて、東京中心に神奈川、千葉、埼玉など関東各県では、100名を超えるコロナ感染者が頻出している状況です。その中で独り山梨だけは一貫してほぼ10名以下と極端に少ないことが、世間の衆目を集めていました。 首都圏に直結した山梨県になぜ感染者...
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(14)緊急事態を解除するという意味

このたび政府は、専門家会議の意見に耳を傾け、緊急事態宣言を2週間延長するとしました。しかし、なぜ2週間なのか、いったい政府がその間に何か予防策を講じるかというと、3密を避ける以外に腹案はなく、ただ手をこまねいているだけといった様子です。 変...
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(13)変異型ウイルスの恐怖

緊急事態宣言下で市中感染が下火になっている現在、制限を解けば再度感染爆発するのは経験ずみだから、同じ轍を踏む愚行はしないとおもいますが、ウイルス専門家の意見をなおざりにしてきた政府首脳が、今度はどういう作戦で臨むか、国民は固唾を飲んで眺めて...
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(12)捨て身の封じ込め作戦

すでに医療崩壊している現実 年が明けて、医療従事者の悲鳴が届いたものか、政府はやっと重い腰をあげ、2度目の緊急事態宣言を発しました。 しかし、一方でイベントをやりながら緊急事態宣言を発しても、国民の心にどれほど響くでしょうか、大いに疑問です...
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(11)一開業医のつぶやき

見通しが甘かった医療対策 数か月前から高齢者の新型コロナウイルス(新型コロナと省略)感染が目立つようになり、それに比例して重症者も着実に増加してきました。 これを見て、国も自治体も慌てて重症用ベッドの確保に躍起となり、その結果、なんとか目途...
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(10)第3波を乗り切れるか

新型コロナウイルス(新型コロナと省略)は2020年11月以降、東京、大阪だけでなく、北海道でも感染拡大し、“第3波”と言わざるを得ない状況になっています。 すでに感染者数は第2波のピークを上回り、第2波にくらべ中高年感染者の割合が増え、夜の...
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(9)新型コロナを抑え込めるか

我が国の新型コロナウイルス(新型コロナと省略)感染は、2020年10月現在、1日400~600人の感染者が出ているのですから、すでに新型コロナを抑え込んだと信じているかたは少ないでしょう。 世界に目を向けると、台湾やニュージーランド、感染源...
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(8)ワクチンは いつうけられるか

1.ワクチン争奪戦の現況 世界保健機関(WHO)によると、2020年8月現在、新型コロナウイルス(新型コロナと省略)のワクチン候補は29種類に絞られているそうです。 しかし、新型コロナはウイルス量が少ないため体内で抗体ができにくい弱点があり...
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(7)第2波に どう立ち向かうか

東京の新宿区では PCR検査が増え続け、7月に入ってからは1日 120件以上に達しているそうです。その結果、問題の新型コロナ陽性率は、 4月から 5月にかけては 5%前後だったのが、 6月は 18%、 7月には 30%を超えているそうです。...
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(6)PCRと抗体検査は受けるべきか

新型コロナウイルス(以下新型コロナと略す)感染症の 80%は、なにもしなくても自然に治ってしまいます。これが、あわてて病院に行かなくても、自宅で休んでおればいいという論拠になっています。 ところが、熱が下がらない、咳が止まらないなどの症状が...
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(5)新型コロナへの新たなアプローチ

1.新たな検査法へのアプローチ     PCR検査の進化 新型コロナウイルス(以下新型コロナと略す)の封じ込めに取り組むうえで、診断の基本となるのがPCR検査です。 ところが、現行の検査法では、なかなか検査数が増えず、国民の最大関心事にまで...
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(4)新型コロナの独白

非常事態宣言が出て自宅待機を余儀なくされていたところ、まどろむうちに「胡蝶の夢」のごとく、新型コロナの気分になっていた。 私(新型コロナウイルス)はもともと密林のようなところで、コウモリなどと一緒に棲んでいたのか、噂の武漢ウイルス研究所で生...
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(3)どう向き合えばよいか

先日、新型コロナウイルス(以下新型コロナと略す)で、咳や高熱が続くのに、保健所ではPCR検査の順番待ちといわれ、自宅待機中に死亡する悲惨な事例が出てしまいました。 さっさとPCR検査してコロナの治療を受けておれば助かったのに、という怒りの声...