GENE

遺伝子のはなし

糖尿病

遺伝子のはなし

体内時計

私たちの体には、いたるところに体内時計があって、それにしたがって体温や血圧・脈拍などを一定に整えています。 つまり、からだの臓器にはそれぞれ時計細胞(末梢時計)があって、それぞれが別個に時計を刻みながら臓器を動かしていることが分かっています...
栄養ミニ知識

カテキン

緑茶の渋みの成分がカテキンです。カテキンは強い抗酸化作用を持つポリフェノールのひとつです。その抗酸化力はビタミンEの10倍、ビタミンCの80倍といわれています。 ただしカテキンの含有量は茶葉を発酵させないほうが多いので、全く発酵させていない...
健康ミニ知識

ステロイド

腎臓の上部にある副腎という臓器の皮質(外側の部分)で、コレステロールから作られるホルモンを副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と呼びます。 このホルモンには鉱質コルチコイド(アルドステロン)と糖質コルチコイドがありますが、この糖質コルチコ...
健康ミニ知識

抗酸化作用

鉄がさびるのと同様、からだがさびるのを酸化といい、吸い込んだ酸素から発生する活性酸素が原因です。 もともと活性酸素は体内の細菌や毒物を分解するのに必要なものですが、その量が多くなると健康な細胞までも攻撃してしまいます。 すなわち、白髪・しみ...
健康ミニ知識

インターフェロン

ウイルスやガン細胞などの侵入に対しこれを阻止しようと自分の細胞がつくりだす蛋白質(サイトカインの一種)で、ウイルスの増殖を抑えたり、ナチュラルキラー細胞を活性化してガン細胞を攻撃します。 このウイルスの増殖を抑制する因子、つまりウイルス干渉...
糖尿病

新しい糖尿病治療薬”インクレチン”

インクレチンとはインスリンを分泌(secretion)させるという意からこの名がつけられました。 食事を摂って食物が小腸にたどり着くと、小腸の壁から分泌される消化管ホルモンで、血糖値が高くなると膵臓を刺激してインスリン分泌を促し、グルカゴン...
栄養ミニ知識

活性酸素の掃除屋 ”ポリフェノール”

ポリフェノールとは、植物に含まれる色素や苦味や渋みの成分となる化合物で、色が濃く渋味が強い植物に多く、自然界には5000種類を超えるといわれています。 複数の水酸基をもっているのが特徴で、この水酸基こそ、あの忌み嫌われている活性酸素を捕えて...
感染症

歯周病 

歯周病とは、細菌が口の中で繁殖して歯ぐきが炎症を起こす病気です。 中高年者が歯を失うのは虫歯ではなく、この歯周病が最大の原因だといわれています。 口の中には300~400種類の細菌が棲息していますが、このうち歯周病をひきおこしているのは、ポ...
健康ミニ知識

グルコサミン

グルコサミンは、自然界ではカニやエビなどのキチン質に多量に存在しています。 糖とアミノ酸が結合した物質で、ひとのからだには軟骨・爪・靱帯などに存在します。 グルコサミンは、軟骨を形成していくうえで最も基本となる成分で、軟骨組織や関節液にある...
新型インフルエンザ

新型インフルエンザの現況(2011.2)

今年のインフルエンザは関東、北九州ですでに大流行していますが、この1週間松山市でも患者数が大流行の基準を超え、県内は本格的な流行期に入ったとして警報が発表されました。 今回は新型インフルエンザを中心にA型インフルエンザも流行っていますが、症...
免疫のはなし

免疫の不思議

目印 私たちのからだには、そとから異物が入り込もうとすると、ただちにこれを排除しようとする拒絶反応がおこります。 このように、からだに細菌やウイルスなどの異物が入ろうとするのを拒否する働きを、病(疫)から免れるという意味で、「免疫」と呼ぶよ...
結核のはなし

結核に感染しても発病する人としない人がいるわけ

結核に感染しても必ず発病するわけではありません。結核菌が体内に入ると通常は免疫機能が活発化して菌の増殖を抑えます。 つまり結核菌に対する抵抗力(免疫)が作られ、菌を封じ込んでしまうのです。 こうして結核菌は完全に死滅しないまま、肺の中で冬眠...
健康ミニ知識

善玉物質“アディポネクチン” 

メタボリックシンドローム 平成16年、厚生労働省の調査によると、40~74歳の男性2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)かその予備群だそうです。 そのメタボリックシンドロームに重要な関わりをもつタンパク質が...
すい臓の病気

膵臓の病気とは?

正常膵臓 膵臓の中には膵管が木の枝のようにはりめぐらされており、消化酵素を含む膵液は、ここを通って十二指腸へ運ばれます。 また一方で、膵臓内ではインスリン、グルカゴンなどのホルモンがつくられています。 急性膵炎 アルコールの多飲や胆石などに...
再生医療

ES細胞からIPS細胞(人工多能性幹細胞)へ

このたび、ヒトの皮膚の細胞から、神経・心筋・軟骨・脂肪細胞など、さまざまな細胞へと分化することができる万能細胞(iPS細胞)を作り出すことに、日米二つの研究チーム(京大の山中教授らのグループと米ウィスコンシン大のグループ)がほぼ同時に成功し...
栄養ミニ知識

GABA(ギャバ)

発芽玄米は健康食品のなかでも近年特に注目を集めていますが、その理由は発芽玄米に含まれるギャバが脳を癒してくれる物質として評価されていることによります。 ギャバとは、私たちの脳や脊髄に存在するアミノ酸の一種で、正式な名称はガンマ-アミノ酪酸と...
肥満

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

からだに溜まる脂肪のうち、腸間膜に脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満は糖尿病、高脂血症、高血圧を合併しやすく、高率に脳卒中(脳梗塞など)や虚血性心臓病(心筋梗塞など)を起こすため、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と呼んで注意を喚起してい...
肥満

第3の体脂肪 ”異所性脂肪”

私たちは過食、過飲すると、余分のエネルギーは皮下脂肪として蓄えられます。 しかし、もともと日本人は皮下の脂肪細胞が少なく、皮下脂肪を溜める能力が低いため、食べ過ぎると皮下脂肪はすぐ一杯になり、内臓脂肪として蓄えられるようになります。 その内...
肥満

肥満の食事療法

食事療法だけで減量しようとすると、体脂肪はあまり減らず、筋肉や骨の方が減ってしまいますから痩せより、やつれが目立ってしまいます。 運動療法を同時におこなうことを必須条件にしてください。 まず摂取エネルギーをどれくらいにするのか決めるために、...
高脂血症

高脂血症はなぜこわいか

なぜなら、動脈硬化の主犯であるからです。 動脈硬化によるとされる心疾患(心筋梗塞・狭心症)の年間死亡者は約15万人で死因の2位、動脈硬化による脳血管疾患(脳梗塞など)の死亡者は約14万人で死因の3位、両者をあわせると29万人で、わが国の死因...
高脂血症

高脂血症の種類

高脂血症は原因別に大きく二つに分類することができます。 一つは原発性高脂血症と呼ばれる家族性、遺伝性の高脂血症です。 食習慣が病状に大きく関与するので、ライフスタイルの改善が必要です。 なかなか改善しない場合は薬物療法が必要となります。 も...
高脂血症

中性脂肪とは

中性脂肪(トリグリセライド)は食べ過ぎ、とくに甘いものの摂りすぎやアルコールの飲みすぎで増えてきます。 つまり余分に摂った糖分は肝臓で中性脂肪に合成されるのです。 そのほか動物性脂肪に多い飽和脂肪酸も中性脂肪を増加させることが分かっています...
糖尿病

糖尿病とは

糖尿病とは膵臓からインスリンが出なくなったか、あるいはインスリンに対する細胞の感受性が悪くなって、血糖値を下げることができなくなった病気です。 日本人の糖尿病は予備軍を含めると、1,800万人に達するといわれています。 その特徴は、欧米人と...
糖尿病

糖尿病が恐ろしいわけ

糖尿病で一番恐いのは合併症です。 自覚症状がないからと糖尿病を放置していると、高血糖は全身のさなざまな臓器に障害をもたらします。 とくに冒されやすいのは、神経と血管を中心とした臓器で、神経障害、眼球の網膜に出血する網膜症、腎臓の機能が低下す...
糖尿病

糖尿病の診断はどうするか

正常人の空腹時の血糖値は110㎎/dl未満です。 空腹時血糖値が126㎎/dl以上 あるいは随時血糖値が200㎎/dl以上 あるいはブドウ糖負荷試験で2時間血糖が200㎎/dl以上の場合 糖尿病型と診断できます。 そして別の日に再検査しても...